仙台市内のほうは、電気、水道も供給されているようだ。ただTVが映らないとか。東北放送とかがダウンだろうか。ガスは当分ダメだという。
名取が丘のほうは、水道がやっと供給再開したそうだが、電気は未だ来ていないという。蝋燭頼りの原始生活のようである。
仙台市内では再開した商店もぼちぼちあるというから、もう暫くの辛抱だろうか。
余震がまだ時おりあるという。

今回の被害は津波によるものが大きく、海沿いの「○○は壊滅です」、「○○はもう無くなった」と聞きなれた地名を聞くと、やはり涙が出る。

福島の原発は放射能の漏洩がみられ、非常事態になっているようだ。

今後状況によっては、かなりの放射能の漏洩が有り得るのだろう。
風向きによっては、仙台方面や関東方面にも飛来することになるだろうが、量が左程でなければ、屋内避難で凌げるのだろう。

◇◇◇読売新聞◇◇◇

被ばく、どう予防し、どう対策すれば…

福島第一原発で高濃度の放射能が漏れ出した。健康への影響や予防法をまとめた。

 Q どんな放射性物質が飛び散るのか?

 A 比較的影響が小さいものから大きなものまで様々な放射性物質が存在する。特に人体への影響が大きいのが、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムだ。

 Q 放射性物質はどう広がるのか?

 A 風下に流れていく。一般的に、原子力施設から離れるほど、放射性物質が拡散し薄まり、放射線の量も少なくなる傾向がある。自治体や原子力施設は、空気中の放射線量を測定するモニタリングポストを各地に設置している。その測定値や、放射線物質の種類や量、気象条件などから今後の飛散の予測をたて、政府や自治体が屋内退避や避難の指示を出す。測定値は、気象条件によって変わり、指示も変化するので、今後、テレビやラジオでこまめに情報を収集することが大切だ。

 Q 屋内退避と言われた地域ではどうするか?

 A 不要不急の外出は控え、自宅など屋内で過ごすことが肝要だ。

 屋内では、窓やドアを閉め、換気扇も止めれば、放射性物質が侵入しにくい。

 ただし、屋外の放射性物質から出る放射線を遮る力は、木造の場合、コンクリートや石造りと比べ弱くなる。なるべく放射性物質からの距離をおくことが大切なので、心配なら家の中心部で過ごすと良い。

 洗濯物は外に干すと、通常より多くの放射性物質が付着するおそれがある。問題ない程度のことがほとんどだが、一つ一つ汚染を確かめられないので、室内に干すのが無難だ。

 Q 水は飲んでも大丈夫か?

 A 周辺地域の井戸水は、念のため、地域の保健所などが安全と判断してから飲んだ方が良い。水道水は基本的に問題は少ないと思われるが、心配なら、安全かどうか判断を待って飲む。

 Q どの程度の放射線を浴びたら危険なのか?

 A はっきりしたデータはないが、一般的には、健康に明らかな影響が出る被曝(ひばく)量は、およそ100ミリ・シーベルトと言われている。これより低い場合は妊娠中でも胎児への影響も出ないことがわかっている。

 Q どんな症状が出たら注意が必要か?

 A 症状は、主に2、3週間以内に出る急性の症状と、数か月から1年以上たって出る症状がある。急性の症状は、短時間に大量の放射線を浴びなければ出ない。今回の事態による被曝量は、敷地内に長時間滞在する作業員などを除いては、こうした急性の症状が出るおそれのない程度と考えられている。

 Q 健康被害を防ぐ安定ヨウ素剤はどこで入手できるの?

 A 安定ヨウ素剤は、薬局では売っていないし、医療機関でも健康な人には処方されない。ヨウ素が大量に取り込まれる恐れがあると専門家が判断した地域の住民に限り、甲状腺がん予防のため、避難所などで配布される。副作用もあり、服用できない人もいるので、医師の指示で飲むことが重要だ。

 Q 自分がどのぐらい被曝したか心配だ。

 A 被曝線量は、染色体の分析や症状、血液検査、内部被曝を測定する全身計測装置などで調べて総合的に評価する。

 ただ、染色体の分析ができる専門家や、全身計測装置は非常に少なく、個人の希望で実施はできない。災害時は、現場で作業にあたった従業員や、一定以上の被曝の疑いが高い住民のほか、原発からの距離に応じて、何人かを選んで行う。

(2011年3月15日13時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110315-OYT1T00473.htm?from=main6
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◇◇◇放射線医学総合研究所◇◇◇

東北地方太平洋沖地震に伴い発生した原子力発電所被害に関する放射能分野の基礎知識

1.原子力発電所の事故により、周辺地域の住民が気をつけることは何ですか。

①まずは、ラジオやテレビ、あるいは市町村からの情報(広報車や防災行政無線、有線放送など)から情報を入手します。正しい情報に基づいていないものもありますので、うわさには惑わされないようにします。地方自治体から、屋内待避あるいは避難の指示があった場合は、速やかに対応して下さい。

②屋内待避の場合、窓やドアを全て閉め、換気扇を止めるなどして、外からの空気が入らないようにします。次の指示が出ることもありますので、情報には十分気をつけてください。

③避難する場合は十分時間の余裕があるので落ち着いて行動します。

④避難区域内の作物については、安全が確認されるまでは、摂取を控えてください。


2.住居から避難するときには、何に気を付けたらよいですか。

①放射性物質を体内に吸い込まないために、屋外ではタオルや木綿のハンカチを折って、水でぬらして固くしぼり、口や鼻を保護してくだい。ほとんどの放射性物質の吸い込みを防護することができます。

②帽子をかぶるなど、できるだけ肌を出さないようにしてください。

以下詳細は、
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i3
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