火山の地質学が御専門という早川由紀夫群馬大教授が、協力者と一緒に放射線観測値をプロットして汚染地図を完成させ、ホームページで公開している。(早川由紀夫の火山ブログ

火山灰分布の解析と同じ要領で、火山灰ならぬ”放射灰”が、風に乗り地形に沿って、雨に落ちて、各地に拡がった様子が一目で看て取れる。
風は気まぐれとは言え、意外な形になるものだ。

福島、郡山・・・汚染度が高い地域の人は注意して生活するようになるだろうし、左程汚染が酷くなくとも、場所によっては”吹き溜まり”で線量が意外と高い値となるホット・スポットも出来るから、とくに子供やこれから子供をと考えている若い人は注意することが出来るだろう。

こういった漏出した放射性物質の分布や、ホット・スポットの観測や警告、汚染除去といった事は本来国家がやるべきことで、その能力も機能も持ちながら、政府はさっぱり活用せず、「国民には知らせない」ことに熱心だったのはどうした事か。
個人や地方自治体が自ら動く以外無いというのでは、国家として機能しておらず、国が無いも同然の状態だろうか。

あとは海洋汚染だが、漏出した放射性物質の大部分が海洋上に分布したものと考えられるが、比重は比較的重いようであるから、放射性物質は近海域の海底にあるというところだろうか。
海底の土を喰う人はいないだろうが、海草や魚介類、魚に取り込まれて、これらの生物連鎖の内に濃縮される可能性はあるだろうか。

海洋は広く、とくに海底土の放射線観測というのは民間ベースでは困難だろうし、海底をはじめ海洋や海中生物の放射能汚染の実態把握の、しっかりとした観測体制が必要だろう。

FukushimaMap (463x640)