民主党のルーピールーキーで、党の最高顧問(外交担当)であるという、鳩山由紀夫元首相がイランに渡航し、イランの大統領らと会談して来たという。

「お願いだから、いらん事だけはせんでくれ!」と言う、政権や民主党、野党はじめマスコミ、有識者の一致した意見だったようだが、民主党の「最高顧問」であり、それも外交問題が担当というのだから、寧ろ党員に諭す立場であろうし、ここは”外交は斯くあるべし”と最高顧問自ら率先躬行してみせたのであろう。

鳩山氏の外交能力というのは、先の普天間問題の迷走ぶりで定評のあるところであり、この人が出てきてイランの核開発問題解決が、無用に掻き回されたり後退したりする事こそあれ、何か前進するような可能性はゼロであることは皆が解っていたろう。

事実何も成果は伝えられていないし、米国の報道関係ではHatoyama元首相がイランを訪問したことすら報道されていない。

「鳩山先生」と中国からは呼ばれて、その功績を高く評価されているようだが、米国にすれば、「ものごとを只引っ掻き回すだけの愚か者」でしかないのであろう。

東大工学部卒、スタンフォードで工学博士だそうであるから、工学的センスは優秀なのであろうし、鳩山家に生まれさえしなければ、進む畑を誤って世界に恥を晒すこともなかったろうから、ある意味気の毒な人なのかも知れぬだろうか。

核査察をするIAEAが、「二重規準で不公平な機関である公平ではない」と言う点では大いに意気投合したようだが、イランは核開発は飽く迄平和利用目的であると主張しており、鳩山氏はイランに”トラスト・ミー”と諭されて帰国したようだ。

イラン核開発問題での、日本の国際外交はこれで終わったな。

こうゆう人物を「最高顧問(外交担当)」に据えて置かねばならぬところが、民主党という政党の限界なのであろう。


◇◇◇引用:読売新聞NET

鳩山氏に外相苦言「イラン発言を口外しないで」

玄葉外相は10日午前の閣議後の記者会見で、政府の中止要請を無視してイランを訪問した鳩山元首相と9日夜に電話で会談し、「元首相(の発言)と外から見られるので、よく思いをいたしてほしい」と鳩山氏に伝えたことを明らかにした。

 電話は、イランから帰国した鳩山氏からかかってきたという。玄葉氏は、鳩山氏に対し、訪問中のイラン側の発言を口外しないことを要請した。

 イランから帰国した鳩山氏は9日の記者会見で、イランのアフマディネジャド大統領との会談で、国際原子力機関(IAEA)批判を行ったとイラン政府が発表したことについて、「完全な捏造だ」と述べた。一方で、大統領との会談について、「核保有国を対象としないで、非保有国の平和利用に対して査察を行うことは公平でないことは承知しているが、日本は国際社会の疑念を払う努力を進めてきた、と話した」と説明した。

 鳩山氏は帰国後、在日イラン大使館に「(発表の)真意を問いただしたい」として抗議した、という。

(2012年4月10日15時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20120410-OYT1T00466.htm
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