この週末は気温が82~83度F(28℃)まで上がり、今が今年の夏の盛りである。

「Latitude 47」という名のレストランがあったが、此処はかなり北に位置するところなので、夏のあいだも”暑い”と思うような日は少なく、今日になって初めて扇風機を猫の為に使ったような有様で、日本の”燃えるような夏の熱さ”が、些か懐かしくなる。

「ひと夏を乗り切る」というのが、日本では、なかなかの大仕事であり、土用の丑の日辺りには、恒例の「鰻ノ蒲焼」で滋養を付けて・・・といきたい所だろうが、近年は鰻が不漁だといい、蒲焼は庶民には些か遠いモノになってしまったようである。

稚魚のシラスが採れないのだというが、やはり些か乱獲が過ぎたところがあるのだろう。

秋田の名物で「ハタハタ」という魚があるが、これが一時激減し、この儘では”幻の魚”になるところであったが、漁協が意を決して、数年に亘りハタハタを禁漁にしたことがあった。

ハタハタというのは、秋田の家では「箱で買う」もので、ショッツルやぶりこなど、地元の食文化そのものであるから、数年に亘り禁猟というのは思い切った手段で、県民もよく我慢したものだと思うが、その甲斐あって近年は、ハタハタがまた戻ってきたという。

漁でも近年は魚の大きさを決めて、小さいものは獲らないようにしているというから、ハタハタ漁は永遠に残るであろう。

鰻もここ数年は皆が我慢して消費を控えれば、シラスも増えて、あの蒲焼の香も庶民の食卓に又戻ってくるのではなかろうか。

鰻も、夏の暑さも、時に我慢して凌ぐ知恵も大切である。