中国人民解放軍海軍初の航空母艦となる「16号艦」が23日(日曜)大連で海軍側に引き渡されたという。

発展拡大する中国の海軍力の象徴となるもので、とくに領土の係争問題を抱えるアジア諸国にとっては脅威となるものだ。

艦名は朝日新聞によれば、「遼寧」(Liaoning)とのこと。

艦の命名については、人名や黄海、いや”釣魚島”だ等いろいろと憶測が流れていたが、地名に落着いたようである。
中国の立場には詳しい朝日新聞であるから、間違いないのだろう。



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◆◆◆引用:朝日新聞

中国、初の空母を近く配備 軍に引き渡し「遼寧」と命名

中国が遼寧省大連で改修を進めていた旧ソ連軍の空母ワリャーク(約6万7千トン)が25日、正式に中国軍に引き渡され、「遼寧」と命名された。近く配備先に向かうとみられ、中国は東アジアで唯一の空母保有国になった。

 国営新華社通信のサイトなどによると、25日午前、大連の港に停泊中の空母で式典が行われた。中国首脳が出席した模様。中国筋によると、「遼寧」は山東省青島を拠点とする北海艦隊に配備される見通しだ。

 空母の引き渡しは、中国の建国記念の日に当たる10月1日の国慶節に合わせた国威発揚に加え、尖閣諸島の領有権を巡り対立する日本に圧力をかける狙いもあるとみられる。ワリャークは1998年にマカオの企業が買い取り、02年から軍と関係の深い造船会社が改修。昨年8月から試験航行を繰り返していた。(北京=林望)

http://www.asahi.com/international/update/0925/TKY201209250189.html
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