地球周回軌道に入った直後には2012年12月打ち上げの「光明星3号2号機」と同様、「光明星4号」もクルクルと不安定な回転をしながら地球を周回していたものが、現在は安定したのだという。(

衛星の姿勢制御機能が働いたわけだろうから前回より進歩したことになるが、ただ交信は未だ無いという。 もう3日目であるから光明星4号が計画どおり太陽電池パネル等を展開出来、機器が正常であれば送受信は既にあって然るべきだろうが? 米軍は特殊情報収集機等を展開し24時間監視しているのでどんな電波でも見逃すことはあるまいし。

北朝鮮の報道も前例のように「金将軍の歌を送信してきたニダ」等というのは今回未だ聞かないようだが?

長距離弾道ミサイルの技術開発が目的なので衛星の機能には関心は無いとゆうことも考えられようが、”我が共和国の衛星が宇宙から送信した金将軍の歌”とかを巷に流せば人民同志の士気は大いに挙がるだろうし、”不当な制裁の陰謀を逞しくする米帝国主義者や日帝”など共和国に違反する国連の国々にも技術的勝利を宣伝出来るだろうから、一定の衛星の機能は考えているであろう。

”地球観測衛星”と称する「光明星4号」の成否はあと暫らくの様子見。

ロケット本体である「光明星」は、外見は前回使用の「銀河3号」と同じロケットである。
今回1段目ロケットは270あまりに分裂して黄海に落下したというから、切り離し後に爆破処分したものであろう。
前回2012年12月発射の銀河3号の1段目は酸化剤タンク部位が海上に浮いているところを韓国に回収され、海底にあったエンジン部なども韓国が引揚げ回収し解析している。 
タンクは意外にも近代的なアルミ合金(AlMg6)製で薄板軽量構造、但し工作は粗末。腐食性や毒性が強いので現在では使用されない赤煙硝酸等燃料/酸化剤の組成。エンジンはスカッドのエンジンの拡大型であるノドンのエンジンを4基束ねたクラスターエンジン。飛翔制御はノドンやスカッドのように単純なジェットベーンと考えられていたものが、+/-36度のジンバルの小型ロケット4基によるもの。電気部品やセンサー類など中国はじめ数か国の商用部品が使用されていた等興味深い事実が明らかになっている。(
 今度もまた韓国に回収されて、笑われたり感心されたりするのを嫌って今回は爆破処分したものなのだろう。 ただ黄海は平均水深44mと浅いので四散した部位を引揚げ回収し一定の解析をすることは可能だろう。

今回フェアリング部は既に回収されたようだが、フェアリングや1段目はもういいとして2段目ロケットの回収・解析が出来ないものかと思うが、フィリッピン沖ではちと無理だろうか。