いったん不安定な回転が止まり安定したとの報道があった「光明星4号」だが、国防省高官によれば再び不安定な回転状態に陥っているという。(

高度400~500㎞の低高度周回衛星であるから米軍や政府機関の観測が誤ることもないであろう。

勿論衛星からの送信といったものも傍受されていない。

打ち上げ後既に数日を経過しており、朝鮮半島域上空をもう何度も周回しているので交信可能状態であれば”共和国の国家宇宙開発局スペースセンター・コントロールルーム”との交信がされるだろうし、これほど何日も送信開始までの時間差バッファーを設ける意味も考えられまい。

”地球観測衛星”が不安定な回転状態では地球の観測は出来ないし、データなどを送信することも無理である。

光明星4号は地球周回軌道には乗ったものの、衛星として機能しておらず失敗だったということになろう。

2012年12月の「光明星3号2号機」の状況とほぼ同じ状態である。 「銀河3号/光明星ロケット」は100㎏+程度の衛星を地球周回軌道に投射するに十分な推力があることは確認されたので、北朝鮮はロケット推力系は良いとして、制御系はどうも弱いというところか。

Kwangmyongsong31
これは2012年4月の「光明星3号(1号機)」衛星の記者団への説明会のもの。4月の打ち上げは発射直後に爆発、失敗し、同年12月に2号機を発射し、衛星として機能はしないものの地球周回軌道投入には成功している。
今回の「光明星4号」については写真なども公表されていない?ような。韓国情報では光明星4号は3号の倍の200㎏ほどの重量とかいうが?
それにしても、これから国会にデモにでも行くわけでないのだから、肩掛けの「拡声器」というのは何とかならんのかな。



KCTV放送の、今回の「光明星ロケット」による「光明星4号地球観測衛星」打ち上げの映像。
昨年大型化されたという発射台タワーの様子や、1段目と接続カウリング切り離しの様子など興味深い映像。衛星本体の映像は出ていない。そのうち写真でも出すのだろうか?
スペースコントロールセンターの職員達も科学者白衣ではなく青い制服が出来たようだ。軍服みたいであり朝鮮人民軍宇宙軍?なのか国家宇宙開発局?なのか?

これからもロケット打ち上げはドンドンやるというから朝鮮人民の宇宙開発への猛烈驀進はもう誰も止めることはできない。
火星に立つ初めての人類は、朝鮮人!!