本日(9月1日)の日出0627日没1950、気温68/51度F、曇りのち晴。
北国の短い夏は早や終わり、もう風は秋を運んでいる。 八月の下旬から気温が下がってきてたので、今年は秋が少し早いような。

 もうビールのウマい季節は終わったな。

 Youtubeなどに日本のニュースショー番組が上がっていたりするので眺めるのだが、後を絶たない凶悪事件や新手口が次々登場する振り込め詐欺、大学アメフット部事件で顕わになった教育理念のかけらも見られない日大の理事や学長、ヤクザまがいのボクシング協会そして体操協会とスポーツマンシップなど何処吹く風のスポーツ界の不祥事、相変わらずの高級たかり官僚の汚職事件とその息子の裏口入学から発覚した医科大学での入試差別のカラクリetc.etc.・・・番組が「ニュース」と言うもので構成される以上事件や不祥事中心にどうしてもなるのだろうが、新記録達成の酷暑とこれまで経験したことの無い豪雨などによる自然災害の多発で「ありゃまあニッポンは!?」と言うところにダメ押しで暗いニュースではさすがに辟易する。

 そんななか、「スーパーボランティアのこの方!」の呼称をたまわっていた「尾畠さん」のニュースは一服の涼風を齎している。

 65才で鮮魚店(さかな屋さん)をたたみ、以後の人生は「社会への恩返し」としてボランティア活動にすべてを捧げ、寝る間を惜しんで東奔西走、エネルギッシュに活動している。

 御年七十八才の「青春」が光り輝いている。

Obatasan

 被災者に一切迷惑を掛けぬよう完全自己完結態勢で参加し、風呂、食事はじめ謝礼等は一切遠慮申上げると言う自分の流儀を一徹に通す「頑固親ぢ」の一面もありで、こんな絶滅危惧種みたいな日本人がまだ居たのか!?と思うが、今回行方不明の2歳児を見事救出したことで一躍マスコミの追いかけるところとなった尾畠さんだが、今回の事が無ければ取り立ててマスコミの話題にもならず、ひたすら黙々とボランティア活動を続けていたのだろうし、尾畠さんほどではなくとも、「社会への恩返し」を日々実践している人は日本の社会の隅端に居ることであろう。

 尾畠さんは家庭の事情から上の学校へは行けず学歴は「中卒」だそうだが、人間としての教養は見上げるばかりの品格である。

 社会が高学歴化した反面「一流大卒で社会的に立派な肩書でも、人間としての品格は三流」という例も目立ち、「高学歴の無教養」などと言うが、学歴や肩書と人間としての教養品格というのは全く関連しないものであることが解る。

 世界の偉人の言動を全て諳んじたところでそれが自らの血肉になっていなければ意味は無いのであり、いわゆる「徳育」というのは色々な機会を捉えて自ら研鑽修得するほかないのであろう。

 尾畠さんに万分の一でも学びたい。

 東日本大震災の時も尾畠さんは宮城県で活動されたそうで、爾来「震災仮設住宅が終了するまで」と好きな酒を断ったそうだが、しかし俺にはチト無理だな。 も~う付いてけない(苦笑)。

 被災されて厳しい状況にある人にも「朝は必ず来るよ」と尾畠さんは声を掛けるのだと言う。
俺はナントカの一つ覚えで「希望に起きて感謝に眠れ」(心も持ち方十訓)と言うのを覚えているのだが、尾畠さんの姿そのもののような。

 なんとも清々しい人が居たものである。



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 <心の持ち方十訓>

一、 偽らざるものは強し

二、 希望に起きて感謝に眠れ

三、 動作に規律、船に舵

四、 お互いに朝の挨拶心から

五、 礼節は上下和合の基

六、 克く働く人に文句なし

七、 よく出来た仕事の裏に誠あり

八、 身分相応

九、 一人の勝手は万人の迷惑

十、 勤めても、また勤めても、勤めても、勤め足らぬは勤めなりけり

昭和八年 馬公要港部
大日本帝國海軍

☆☆☆