大韓民国国防部作成のFCレーダー照射事件の「真相」のビデオであるが、人道主義的な救助作戦を遂行していた我がクァンゲト・デワン艦に対して日本の哨戒機が低空威嚇飛行を行っていた。 我が軍が日本の哨戒機に対して火器管制レーダーを運用しなかったと言う事実は変わらない、ものとしている。

 「日本は人道主義的な救助作戦の妨害行為を謝罪し、事実の歪曲を直ちに中断せよ!」となかなか勇ましい。

 遭難した北朝鮮船員の救助作戦中に、「艦艇の乗組員たちが騒音と振動を強く感じるくらい威嚇的」な低空威嚇飛行をP-1が行い救助作業が妨害されたのであれば、遭難した同胞朝鮮人の地球よりも重い命に係わることであり、これだけ自己主張の強い国であるのだから、P-1に対して「危険飛行を止めよ!」「威嚇するな!」とワンワンと警告を発するであろうが、DD971広開土大王も5001参峰も何らの警告も発していないというのは奇妙である。

 自国近海で何かの事象が起こっているのを見つけた場合、パトロール中の哨戒機が接近して何が行われているのかを確認・記録することは当たり前で、どこの国でもやっていることである。 おそらく韓国海軍機も同じことをやっているであろう。

 韓国艦船が何らの警告も発していなかったのは、P-1は十分安全な距離・高度を保っており「威嚇」など感じなかったことの証左であろう。

 肝心のFCレーダーを照射されたP-1からの通信に対しては、「明確に聞こえませんでした」としている。 聞き直すこともせず終始交信拒絶の態度でいたのは不可解である。


UnableCMM

 この韓国国防部作成ビデオの3:35辺りに韓国側が受信したと言うP-1の通信が出てくる。

「(前の部分がカットされている)~nAVY, THIS IS JAPAN NAVY,
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP,
HULL NUMBER 971,
THIS IS JAPAN NAVY,
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP HULL NUMBER 9~(以下カット)」

 なぜか雑音が入っているが、二日酔いの俺の耳でも聞き取れる。

 今回の4空群P-1のビデオを見ると、3つの国際周波数及び緊急周波数帯を用い其々2回ずつ計6回の送信を行っていることが解る。

 聞くと6回とも微妙に言い回しを変えていることが解る。

 機長やTACOがイイカゲンで毎回間違ってる!
のではなくて、必要が生じた場合にどの送信であったかの判別を容易にするためのテクニックであろう。
JAPAN NAVYの芸の細かいところである。



9:00辺りから送信開始でビデオにスクリプトが出ているが以下書き出しておく。

@1回目送信(VHF121.5MHz)
KOREAN NAVAL SHIP, KOREAN NAVAL SHIP. HULL NUMBER 971, HULL NUMBER 971,
THIS IS JAPAN NAVY, THIS IS JAPAN NAVY,
We observed that your FC antenna is directed to us.
What is the purpose of your act ? over.

@2回目(同上)
KOREAN NAVAL SHIP, KOREAN NAVAL SHIP, HULL NUMBER 971, 971,
THIS IS JAPAN NAVY.
We observed that your FC antenna is directed to us.
What is the purpose of your act ?

@3回目(VHF156.8MHz)
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, KOREAN SOUTH NAVAL SHIP,
THIS IS JAPAN NAVY, THIS IS JAPAN NAVY,
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP,
HULL NUMBER 971,
THIS IS JAPAN NAVY,
We observed that your FC antenna is directed to us.
What is the purpose of your act ? over.

@4回目(同上)
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, KOREAN SOUTH NAVAL SHIP,
HULL NUMBER 971, 971,
THIS IS JAPAN NAVY,
We observed that your FC antenna is directed to us.
What is the purpose of your act ? over.

@5回目(UHF243.0MHz)
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP. KOREAN SOUTH NAVAL SHIP,
THIS IS JAPAN NAVY,
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP,
HULL NUMBER 971,
THIS IS JAPAN NAVY,
We observed that your FC antenna is directed to us.
What is the purpose of your act ?

@6回目(同上)
KOREAN SOUTH NAVAL SHIP,
HULL NUMBER 971, 971,
THIS IS JAPAN NAVY,
We observed that your FC antenna is directed to us.
What is the purpose of your act ? over.

 韓国側が公開した「受信」を上記送信と比べてみると、どうしたことだろうか?同じものが見当たらない?!

 謎の韓国側受信であるが、比べて文言が最も近いものは3回目送信のものである。
頭の部分をカットし最後の「We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act ? over.」の部分を「KOREAN SOUTH NAVAL SHIP HULL NUMBER 9~(以下カット)」とすれば韓国側受信記録となろう。

 韓国艦への送信は多いほど有利なわけであろうし日本側が送信記録の一部を隠したり送信の肝心の部分である、「 We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act ? over.」を欠いたまま送信する理由というのは考え難い


 韓国は受信記録の一部をカットしたのみでなく、あってはならない聞こえてはいけない不都合な部分である「We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act ? over.」を削除し、「KOREAN SOUTH NAVAL SHIP HULL NUMBER 9~(以下カット)」に差し替え改竄し公表したものと言わざるを得まい。

 「日本の哨戒機の通信内容は明確に聞こえませんでした。」どころか、言っていないものまで聞こえているでわないか!

 韓国政府部門の、最も重要な国家の安全保障を担う韓国国防部が、問題の証拠資料を改竄して公開するなどと言うのは一体どうゆう国なのか?


 公開された韓国国防部作成の反論ビデオはかえって、「P-1に対する意図的なFCレーダー照射が行われていた」ことを強く示唆していようか。