Bandoalphaのらく書き帳

故郷離れてはるばる千里、ひとつ山越しゃ他國の星がぁ・・・昭和の終末高齢者! 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きらく書き帳ですぅ。 桧野俊弘 ご意見メールは:Bandoalpha@msn.com

2011年08月

欧州戦線

Robが写真を撮って送ってきてくれた。

大英帝国の名機「スピットファイア」と、ナチス独逸の「メッサシュミット109」であるから、「Battle of Britain」というところか。

「・・・the Battle of France is over, the Battle of Britain is about to begin」

英仏がダンケルク(Dunkirk)で敗走した後の、1940年7月より始まったと云う「Battle of Britain」では、英国は戦闘機総数640機で、独逸空軍戦爆2,600機の侵攻を迎え撃つこととなった。

果敢に迎激戦を展開し、独逸空軍に英国上空の制空権を与えず、当時欧州で破竹の勢いであったナチス独逸の英国本土侵攻を阻止、1940年10月には遂に英国上空から独逸軍機は姿を消すに至った防空戦闘である。(RAF Battle of Britain History site

「Never was so much owed by so many to so few」

1940年8月、戦闘飛行隊を訪問した折の、ウインストン・チャーチルの言葉だという。

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こちらはB-25だが、欧州より太平洋戦線で活躍したろうか。 空母から発艦した「ド-リットル東京空襲」が有名だが、南方では緒戦から活躍しており、我が家の帝國陸軍もラバウル占領直後に、B-25の超低空高速侵入爆撃をよく受けたと言う。 川戸(正治郎)さんがラバウルに進出したのは18年10月だが、やはりB-25とやりあっており、最初の体当たり(避け切れずに空中接触-と言うか、正面から敵と射ち合ったら、自分から避けるということを知らない人であった。)はB-25だったという。
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B-17G ”Sentimental Journey”
夏の間、全米各地を回り、体験飛行や機体展示を行っている。 動く歴史教材というところだろうか。(
「Sentimental Journey」は、ドリス・デイ(Doris Day)の歌で1945年頃に流行った歌だそうだが、長かった戦争が終わって本土に帰還するGI達を丁度迎える歌になったのだという。

”Sentimental Journey”

Gonna take a Sentimental Journey,
Gonna set my heart at ease.
Gonna make a Sentimental Journey,
to renew old memories.

Got my bags, got my reservations,
Spent each dime I could afford.
Like a child in wild anticipation,
I Long to hear that, "All aboard!"

Seven...that's the time we leave at seven.
I'll be waitin' up at heaven,
Countin' every mile of railroad
track, that takes me back.

Never thought my heart could be so yearny.
Why did I decide to roam?
Gotta take that Sentimental Journey,
Sentimental Journey home.
Sentimental Journey.

Youtube-By Vikki Carr 1961

日本では、昭和21年、田端義夫という歌手が唄った「かえり船」という歌がこれに匹敵しようか。
こちらは、戦争に負けて、かろうじて命存えた者が、身一つで母国に引き揚げて来るのである。

川戸さんはフィリッピンの捕虜収容所から故郷に帰還して、”昭和20年3月9日ニューブリテン島沖に於戦死”した自分の遺骨箱と対面したそうだが、こうゆうのは良いとして、近代戦には前線も銃後もないから、故郷の街も見渡す限りの焼け野原と化し、空襲で家族を亡くした者や、長い抑留中に女房が再婚してしまっていた等の悲劇もあったと云う。
「国敗れて山河あり」と言うが、「国敗れて山河のみ」と言った有様だったろうか。

  かえり船

  波の背の背に 揺られて揺れて
  月の潮路の かえり船
  霞む故国よ 小島の沖じゃ
  夢もわびしく よみがえる

  捨てた未練が 未練となって
  今も昔の せつなさよ
  瞼あわせりゃ 瞼ににじむ
  霧の波止場の 鋼羅(ドラ)の音

  熱いなみだも 故国に着けば
  うれし涙と 変るだろう
  鴎ゆくなら 男のこころ
  せめてあの娘に つたえてよ

Youtube

独裁者あれこれ

北アフリカの独裁者のほうは、終に命運尽きたようだが、日本から海ひとつ隔てたお隣のほうは、至って元気なようである。

この5月の訪中に次いで、今はロシアを訪問中だとか。

一時は危篤説も流れたものだが、見たところ以前より顔色も良いようで、足は多少不自由なようだが、一時激ヤセしていた体重も回復しているように見え、すっかり元気になっているようである。

菅直人首相はじめ民主党同志の、理解と支援のお陰もあったろうか。

北朝鮮に逃れた「よど号」ハイジャック犯のリーダーであった田宮高麿()の長男森大志が、菅直人はじめ民主党有志議員らの大口献金関係先である「市民の党」から、三鷹市議選に立候補していたそうであるが、どうゆうことだろうか。

子供も成人すれば、親とは別の人格だろうが、脱北したとかではなく、20歳迄北朝鮮でしっかりと教育を受けてきた、革命の同志である。

田宮高麿はじめ、北朝鮮に逃れたよど号事件犯人の子供達は皆日本に帰国しているそうだが、拉致被害者のほうは、あれ以降一人として帰国した者はいない。

拉致被害者家族にすれば、なんとも納得のいかないことだろう。

菅総理も、献金した北朝鮮との関係が深い市民団体との関係について具体的な説明は一切しないようだが、拉致被害者家族でなくとも、日本という国は、日本の政治家というのは一体どうなっているのか? と思わざるを得ない。

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写真;産経新聞サイトより。 傍の緑のドレスは第四夫人の金玉女史だそうだが、後継者とされる金正恩は今回同行していないとか。 三代目はどうも”いまひとつ”と言ったところなのか。

金日正同志、菅直人同志、民主党議員同志、マンセー!
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写真;ネットより。

リビア情勢

今年2月の反政府デモから始まったリビアの動乱だが(注CNN)、蜂起した反カダフィ勢力は愈々首都トリポリに迫って来たという。

カダフィは、「男も女も最期の血の一滴まで闘え」と檄を飛ばしているそうで、息子の指揮する精鋭近衛部隊だという第32旅団はじめ、カダフィに忠誠を誓う精鋭部隊数万が最期の首都決戦を挑むという話のようだが、冷静に考えればカダフィに勝ち目は無い話で、自称”偉大なる革命家カダフィ大佐”も人民の革命によって倒される時が刻々近づいているようである。(注FOX)。

42年間君臨してきた独裁者は、最期までトリポリに止まって自害でもするのか、あるいは事変当初から言われていたように突然密かに某国に亡命でもするのか?

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「殿、落城にござりまする・・・」 BBC Photo

今回のリビア動乱では、国連決議に基づきNATO軍が海上封鎖や航空支援を実施している。
「Operation Unified Protector」と呼ばれるこの作戦行動には米軍もNATOの一員であり参加はしているが、”One of Them”であり、その影は薄い。
航空作戦はシシリー島や、フランス唯一の空母シャルル・ドゴール、揚陸艦などから作戦しているようである。
総指揮官はカナダ軍の中将が執っており、現在19,751ソーティに達すると言う。(NATO

NATO各国が参加しており、タイフーンやラファールと言った英仏の新鋭機も参戦しているが、今回はNATO非加盟中立国であるスウェーデンが参加しており、JAS-39Gripen8機(現在は5機?)と人員130名、給油輸送機等をNATO指揮下に派遣し、制空任務等を担っているという。

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NATO Photo

Youtube

Wikipedia-Operation Unified Protector

正理会掲示板

これは正理会とか言う、新しく興った宗教団体の掲示板だろうか、

「何でToshi Hino(=小島茂)は、」 (正理会掲示板 2011年6月12日)

と、俺が静岡県立大学の小島教授と同一人物に誤解されている。
小島教授はUCバークレイ校の博士号を持つ社会学博士であり、日本の社会に横行する”ニセ学位”といった、「学位商法(ディプロマミル)」の社会問題研究の第一人者であるから、小島教授に誤解されるというのでは却って光栄と言うものだが。

小島教授への事実無根の人格攻撃が連続しており、それにしても酷い掲示板である。

正理会のサイトと言うのは誰が運営責任者なのかは書いて無いが、「中杉博士の教えを真剣に聞き、学び、実践することである」とあるので、”中杉弘”こと黒須英治と言う人物が会長(教祖というべきか)で、その信者(取り巻き)の方々とのサイトなのであろう。

黒須英治氏は、自称”哲学博士(米国)”だそうだが、勿論認定を受けた高等教育機関が発行した真正な博士号ではなく、自らも”イオンド大学”と称するディプロマミルを創設していた人物である。

小島教授はディプロマミル問題の研究者であり、新興宗教問題の研究をされているという話は聞かないから、ディプロマミルの”イオンド大学”問題を教授に指摘され、米国の大学として存在すると主張していたハワイ州においても州政府より提訴されて、遂にハワイ州より駆逐されたことを逆恨みしての行為なのであろう。

イオンド大学サイトの掲示板でも同じような人格攻撃の連続書き込みがあったのだが、こちらの掲示板は現在は消えてしまっている。(注;イオンド大学

ハワイ州から追放されて”住所不定の大学”となってしまっては、博士号などの販売も芳しくなくなったろうか、金の切れ目が縁の切れ目だったのか、イオンドは内紛を生じていたようで、去る者は去り、現在は高橋斉や中野幾雄らが黒須英治とは別れて”大学の再建”に努めているようである。
それにしても、昔の仲間を罵るのにも激しいものがある。(注;中杉弘ブログ2011年7月7日

「正しい信仰についてどんどん発言してください。」と冠する、正理会掲示板の小島教授への一連の捏造人格攻撃は静岡県立大学の学生や、大学の所在する草薙市の御寿司屋さんなども巻き込んでおり、読み手に不快感を与える気色の悪いものである。

意図して行っているのであろうし、こうゆうのは掲示板を管理する正理会のほうに直接注意しても、却って刺激してエスカレートするのだろうし、掲示板を提供しているteacupというところに通知はしたのだが、あまり積極的に動くことは期待出来ないようだ。

黒須英治が雑誌編集部に、書かれた記事に対して抗議している電話が残っている。
”日本の思想家であり宗教家、哲学博士である”と言うだけあって、言葉の端々にどうしてもその深い教養が顕われてしまうようである。(Youtube;黒須英治(中杉弘)博士渾身の怒り、爆発!!

難しい相手なのだろうが、正理会掲示板のような誹謗中傷、侮辱、名誉毀損が放置されて、ネット社会を平然と横行すれば、厭な思いをしてまで社会問題を取り上げる事には皆躊躇するだろうし、学生や商店に迷惑がかかる惧れが出るとすれば現実の社会問題を研究しようとの学者も減るだろうか。

「学問の自由や表現の自由は、日本では保障されている」、と言ったところで現実には法文での紙の上だけの話になってしまいかねまい。

ネット上での名誉毀損・誹謗中傷問題は増えているといい、弁護士は「まずは民事訴訟から始めるのが現実的」と言うのだが、経済的にも時間的にも被害者側の負担は大きいだろうし、一般には非現実的だろうか。
増え続けるネットの誹謗中傷、もしものときの“法的撃退術”を久保弁護士に聞く

警察に相談してもなかなか動いてくれないと言うが、”2ちゃんねるで実名曝されて死ねといわれますた”くらいでは警察も一々迅速には動けまいが、状況に応じて、実害が予想されるような場合はやはり警察が社会の秩序維持に迅速に行動すべきことだろう。
誹謗・中傷・個人情報の流布ー警視庁

◇◇◇teacuoへの通報◇
サービス名 :teacup.レンタル掲示板

対象URL前後の一連の書き込みは、静岡県立大学小島茂教授への意趣返しの嫌がらせ個人攻撃であるのみならず、該大学が所在する静岡県草薙市の商店街、「魚竹寿司」店等もその対象としており、小島茂教授への名誉毀損罪・侮辱罪ばかりでなく、商店の営業を妨害する可能性があります。

対象URLの「正理会」と称するのは、なにやら新興宗教のようであり、色々と怖い相手でもあるようですが、勇気を持って、しっかりと対応されて下さい。

Toshi Hino
◇◇◇
◇◇
お問い合わせいただきありがとうございます。
ティーカップ サポートセンターです。
ご連絡いただき誠にありがとうございます。

teacup運営事務局では、誹謗中傷・名誉毀損・プライバシーの侵害など権利侵害の申し立てにつきまして、プロバイダ責任制限法ガイドラインに基き送信防止措置手続きの案内をさせていただいております。

権利侵害等の抗議が可能なのは原則といたしましてその権利を有するご本人、またその保護者などの代理人となります。保護者以外の代理人申請につきましては権利侵害を受けたご本人からの委任状が必要となります。
メール等でteacup運営事務局宛に権利侵害の被害を受けたとご本人様より親告をいただいた場合でも、その時点では弊社においては実際に権利を有するご本人様であるかどうかの判断を行うことができません。
その為、弊社では身分証明書や印鑑証明書などを提出していただいております。
プロバイダ責任制限法に基づく運用を徹底いたしておりますので、なにとぞご理解くださいませ。

送信防止措置に関しましてはガイドラインに従った手続きを行っていただきますようよろしくお願いいたします。
送信防止措置手続きの詳細に関しましては下記URLをご確認ください。

・プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト
http://www.isplaw.jp/
・名誉毀損・プライバシー関係書式
http://www.isplaw.jp/p_form.pdf



◇◇◇
teacupというところも言葉は丁寧なのだが、”面倒なことは持ち込まないで欲しい”といったところだろうか。
掲示板利用規約()にも侮辱、名誉毀損。信用毀損は禁止事項として謳ってはいるようであるが、サポートというのは金にならんし。
しかし、健全なネット環境の維持に積極的に努めないと、結局はマーケットを失い、事業は衰退して仕舞うことになると思うのだが。

中国空母

中国史上初の航空母艦となる元ワリヤーグが、8月10日から14日迄の初シー・トライアルを終えて大連に戻ったという。
沈まなかったようである。

同空母の艦名は、「Shi-Lang(施琅)」とネット上などに見られるが、歴史上の海将のようだが、人の名よりも空母であるから、海鳳とか海鷹とか中鳳、初鳳、瑞鷹等ふさわしい漢字がありそうな気もするが、「施琅」という字は何だが冴えないような。

同艦の就役予定は2012年といい、試験および訓練に供されるようだが、これで空母の運用方法を確立し、中国は空母艦隊の編成に進むのだろう。

中国国産の空母は現在上海で鋭意建造中だといい、2014年に就役させる計画というから、これも直に姿を現すことだろう。
将来は原子力空母(CVN)を視野に入れているようだが、何の為に、どれくらいの規模の空母艦隊を整備する計画なのかは表明しておらず、定かでない。(

現在世界最強の空母艦隊(と言ってもCVN11隻だが)を擁するアメリカのほうは、財政赤字で軍事費は今後大胆に削減される方向であるから、そのうち中国空母艦隊が世界最強になる日も来るだろうか。

共産党一党による独裁政権であり、報道もネットも政府に都合の悪い口は塞いでしまう国であり、歴史もニュースも、事実に関係なく、政府が必要とする意味を持たせて教えたり報道するという、これは一部の政治家にとっては理想的な夢の体制だろうか。

又、尖閣ではないが、自分が欲しいものは”自分のもの”と言う、ある意味非常に解り易い国家でもある。

中華人民共和国となってからの歴史からして、朝鮮戦争、中越戦争、中印紛争等武力の行使を厭わぬところがある。
世論というものを気にする必要の無い国家体制であるから、必要と思えば一気に武力の行使は可能なのだろう。

「Show the Flag」という海軍の言葉があるが、五星紅旗を掲げた航空母艦が、アジア・アフリカ等の海域を巡航し、周辺諸国を”親善訪問”することによる「プレゼンス効果」も大きいことだろう。

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なかなか堂々とした艦容である。 3Dレーダはじめ艦橋の電子機器は中国製のものが装備されている。 煙突部は一番艦のクズネツフより一段高くなっているようだ。 ガスタービンの吸気口と思える艦橋側壁のスリットは同じなので、機関はワリヤーグのものか同等のものとなるだろうか。
写真: THE RISING SEA DRAGON IN ASIA

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こちらはロシア海軍の一番艦クズネツフの艦橋部。 中国空母の電子機器はこれに比べると極めてシンプルなような。 飛行甲板にはSu-33が見えるが、ロシアは結局Su-33を中国には売却しなかったという。

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「武漢中国艦船研究中心」が、2009年に武漢(Wuhan)近郊の黄家湖(Huangjia Lake)新区に建設したというフルスケール・モックアップ。
艦船の建造にあたって艦橋や機関部などの部分モックアップというのは聞くが、空母のような大型艦のフルスケール・モックアップというのは珍しい。
中国の空母に対する熱の入れようが伝わるというものか。 J-15?とヘリのモックアップも飛行甲板に見える。

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WuhanのNaval Research Instituteの飛行場施設に設置された模擬空母甲板。スキージャンプ飛行甲板や着艦誘導装置が見える。 艦載機となるJ-15の開発試験に供されたものだろうか。

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艦載機となるJ-15。 Su-33とウリ二つだが、中国国産機だと言う。
2001年にウクライナからSu-33の原型機T-10K-3を中国は購入したとWikiにあり()、空力的には同じ機体だが、電子機器はじめ装備品は中国がJ-11B用に開発した国産のものの発達型を搭載してるのだとか。 J-11はSu-27のパク・・・まあいいか。
この中国純国産艦上戦闘機を26機、回転翼機(ヘリ)を24機程度搭載するようだが、回転翼機が多いのはASW(対潜)、AEW(対空対水上早期警戒)をヘリが担う為のようである。

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絵図面もなかなかカッコよい。
航空戦力を搭載する満載排水量65,000tという巨艦であるから、これが洋上を疾駆すれば、東アジアには波風も立つというものか。
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