日本はBSE対策を見直すべしとの話。(輸入牛の規制は国際標準に:読売社説)
同じく人間が口にするものであるし、日本とアメリカで牛肉の安全の規準が違うというのもおかしな話である。
BSE(Bovine spongiform encephalopathy)、所謂「狂牛病」と言われるものだが、蛋白質プリオンの異常によって海綿状脳症(スポンジ脳)を発生させるものだといい、発症牛を食用することで人間にも発症するのだという。
野生の鹿などでもあるといい、自然界でも極稀に存在するようだが、人間生活への具体的な脅威となったのは、イギリスはじめヨーロッパでかなりの死者まで出した”へたり狂牛”の大量発生だろう。
異常プリオン発生のメカニズムは完全には解明されていないというが、欧州で狂牛病をブレークさせたのは、牛の飼料として与えていた、家畜の屑肉や骨などを原料としたMBM(Meat and bone Meal)所謂”肉骨粉”が原因だといわれる。
MBMは豊富な蛋白質を含み、安価であるので、欧州では牛の飼料として広く用いられていたようだが、元来草食動物である牛に、加工飼料とはいえ動物の蛋白質を与え、それも”共食い”というのでは、人間の科学の浅知恵は、大自然の摂理に反していたものだろうか。
ワシントン州でもカナダルーツだという狂牛病の牛が発見されたりと、BSE問題のニュースが流れた時に、牛肉の巨大消費地であるアメリカの反応はどうか?と思って眺めていた。
特に混ぜ肉であるハンバーグ(ひき肉)の消費は落ち込むかと思ったが、牛肉消費量は横ばいで全く変らなかった。
アメリカでは牛の蛋白飼料には大豆を使っている。
欧州など北のほうでは大豆はとれないそうだが、アメリカでは大豆は大量生産されており安価である。MBMよりも価格は安い。
大豆を藁と混ぜたものを飼料として牛に与えている。
欧州などとは違い、BSEのリスク・ファクターが基本的に存在しないと理解されている。
もう何十年も昔になるが、小学校の5年生くらいだったろうか、社会見学というのがあった。
社会科の勉強として町の工場などを見学に行くのだが、商業都市の仙台には工場というほどのものも当時は無いので、近くの”仙台味噌”の醸造所を見学に行った。
「味噌の原料となる大豆はアメリカから買っている」と工場の人は言い、それが何故か藁が大量に混じっており、先ず藁を吹き飛ばすのが最初の仕事なのだという。
「藁までアメリカから輸入してるんですよ」と、ハンパない量の藁が混じった大豆を指して笑っていたが、重さで買っているといい、何故藁がこんなに混じっているのかが解らず、工場の人も引率の横山先生も皆首を傾げていた。
今でこそソイビーンズは健康食品として注目され、トーフは何処のスーパーでも売っているし、アジア系のスーパーに行けばアメリカ製の味噌も商品棚に並び、マーサ・スチワートがTV料理教室で”トーフの味噌スープの作り方”を伝授する時代になったが、当時であればソイビーンンズと言ったら、用途は決まっている。
そうか、そうだったのかあ、
ウン十年後にして知る、笑撃の事実!
同じく人間が口にするものであるし、日本とアメリカで牛肉の安全の規準が違うというのもおかしな話である。
BSE(Bovine spongiform encephalopathy)、所謂「狂牛病」と言われるものだが、蛋白質プリオンの異常によって海綿状脳症(スポンジ脳)を発生させるものだといい、発症牛を食用することで人間にも発症するのだという。
野生の鹿などでもあるといい、自然界でも極稀に存在するようだが、人間生活への具体的な脅威となったのは、イギリスはじめヨーロッパでかなりの死者まで出した”へたり狂牛”の大量発生だろう。
異常プリオン発生のメカニズムは完全には解明されていないというが、欧州で狂牛病をブレークさせたのは、牛の飼料として与えていた、家畜の屑肉や骨などを原料としたMBM(Meat and bone Meal)所謂”肉骨粉”が原因だといわれる。
MBMは豊富な蛋白質を含み、安価であるので、欧州では牛の飼料として広く用いられていたようだが、元来草食動物である牛に、加工飼料とはいえ動物の蛋白質を与え、それも”共食い”というのでは、人間の科学の浅知恵は、大自然の摂理に反していたものだろうか。
ワシントン州でもカナダルーツだという狂牛病の牛が発見されたりと、BSE問題のニュースが流れた時に、牛肉の巨大消費地であるアメリカの反応はどうか?と思って眺めていた。
特に混ぜ肉であるハンバーグ(ひき肉)の消費は落ち込むかと思ったが、牛肉消費量は横ばいで全く変らなかった。
アメリカでは牛の蛋白飼料には大豆を使っている。
欧州など北のほうでは大豆はとれないそうだが、アメリカでは大豆は大量生産されており安価である。MBMよりも価格は安い。
大豆を藁と混ぜたものを飼料として牛に与えている。
欧州などとは違い、BSEのリスク・ファクターが基本的に存在しないと理解されている。
もう何十年も昔になるが、小学校の5年生くらいだったろうか、社会見学というのがあった。
社会科の勉強として町の工場などを見学に行くのだが、商業都市の仙台には工場というほどのものも当時は無いので、近くの”仙台味噌”の醸造所を見学に行った。
「味噌の原料となる大豆はアメリカから買っている」と工場の人は言い、それが何故か藁が大量に混じっており、先ず藁を吹き飛ばすのが最初の仕事なのだという。
「藁までアメリカから輸入してるんですよ」と、ハンパない量の藁が混じった大豆を指して笑っていたが、重さで買っているといい、何故藁がこんなに混じっているのかが解らず、工場の人も引率の横山先生も皆首を傾げていた。
今でこそソイビーンズは健康食品として注目され、トーフは何処のスーパーでも売っているし、アジア系のスーパーに行けばアメリカ製の味噌も商品棚に並び、マーサ・スチワートがTV料理教室で”トーフの味噌スープの作り方”を伝授する時代になったが、当時であればソイビーンンズと言ったら、用途は決まっている。
そうか、そうだったのかあ、
ウン十年後にして知る、笑撃の事実!