放射能汚染下で幼少者の甲状腺がん予防に効果があるとされる「安定ヨウ素剤(KI)」だが、福島でも十分な備蓄量はあったのだという。
さすが経済大国日本である。

ヨウ素剤は投与のタイミングが命で、投与の時期を失すれば殆ど予防効果は望めないとかで、また私のような、おっさんではその効果は無いので、年寄りは原則不要だという。
安定ヨウ素剤の取り扱い
米国CDCでも40歳以上は原則不要としている。

たしかに私位になれば、放射能汚染下でも、ヨウ素剤など配ってもらうより「ヤキトリ一本とビールの無料券」でも配って戴いたほうが、元気溌剌としそうである。

ヨウ素剤投与については、原子力災害対処マニュアルにも当然記載があるようだし、実際「錠剤の投与を勧めるメモは発行されていた」という。
ファックスで送られたというメモは、保安院など受け手は受けとっていないのだという。

現地の対象市町村にヨウ素剤が届けられたのも遅かったようであるし、勝手に服用指示するわけにも行かないものなので政府の指示を待っていたといい、結局指示がないので折角のヨウ素剤も使われることは無かったという。

備蓄を持っていた双葉や富岡、いわきや三春では自治体が独自判断で住民にヨウ素剤を配布までしたが、結局使用されず、三春は服用指示を出して後に県の方からお叱りを受けたのだという。

菅総理は、自民党政権時代や官僚が作ったような既存の対処マニュアルのようなものはあまり活用せず、独自の諮問機関を次々と発足させていたようで、新聞などでは”野党マインド”であったのだと言われているようだ。

SPEEDIを始め情報開示についても、”確認されない不確かな情報を流して住民がパニックになるのを恐れた”等と言うのだが、「自己を守ろうとするばかりに、個々が個人的な思惑に従って無秩序に行動する」のをパニックと言うのであれば、非常事態に直面して、真っ先にパニックに陥っていたのは首相官邸ということになるだろうか。

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日本語版のほうがより詳しいようだ:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版


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受け取っていなかったというヨウ素剤服用を薦めるメモ。 「40才以上のヒトについては本人が希望する場合に限って」とあるw