F-35の話ついでにF-22。
187機の量産最終号機(AF10-4195)が昨年12月にジョージアのLockheed Martin、Marietta工場でロールアウトしている。
これで、F-22の生産ラインの灯は消えている。
通算195号機が量産187機目というのは、最初の8機は開発用の機体なので、4195が最終号機となっている。
187機のラプターが実戦配備ということになるが、既に2機が事故により失われているので、現時点では実戦配備は185機となる。
(00-4014が2004年12月20日ネリス。06-4125が2010年11月16日アラスカで。)
F-22も計画当初は750機の調達予定であったのだが、冷戦も終結し、紆余曲折の後187機という今日の結果になっている。
前の世代のF-15が874機(F-15Eは除いて)調達されたことを思うと、時代の変遷を感じるというところだろうか。
F-35も空軍の調達予定は1763機というが、代替されるF-16とA-10は其々2206機と713機調達されたことを考えると、些か寂しい気もするところだろうか。
F-22の最終号機はこれから試験飛行やレーダー・クロスセクション・チェック等試験を行なって、来る5月にアラスカのエルメンドルフの525thファイター・スコードロン(FS)に配備になる予定だという。
525th FSの女性ラプター・ドライバーに機体の説明を受けたり、”Max”ことMoga少佐が、前の晩にエンジン交換をしたばかりの機体で、その名の通りの”Max”でダイナミックなデモ・フライトを披露してくれたことも記憶に新しいところだが、Max少佐は中佐に進級して、今は525thの飛行隊長なのだという。
F-22開発の早い段階から参画し、F-22デモ・フライト・パイロットを長く務めていた、Paul "Max" Moga中佐はF-22の飛行特性を知り尽くした人だろうし、F-22を語るには欠かせない人だろうが、5月の最終号機のフェリー・フライトも、Max飛行隊長自らがステックを握る予定なのだという。
The Last Raptor
ロッキード・マーチン工場内のF-22最終号機。 ここにF-22生産ラインの灯は消えた。
Photo:Lockheed Martin
ロール・アウトした最終号機。
Photo:Lockheed Martin
現代の猛禽類(Raptor)。
Photo:おれ
525thFSの部隊章はファイテング・ブルドッグだが、525thでは飛行隊のマスコットとしてイングリッシュ・ブルドッグ犬を飼っているのだという。 名は”Fado”。 不撓不屈の”犬闘”精神だろうか。
Photo: USAF&おれ
2009年9月、4ヶ月に亘るグアム展開を終えて帰投したNiemi飛行隊長を迎える隊長家族とFado。
ひょっとして飛行隊長夫人が飛行隊マスコット犬の世話を主に看ることにでもなっているのだろうか?
Max中佐夫人も犬好きなら良いのだが。
USAF Photo
ついでに、我が家飛行隊のマスコット猫姉妹。 な~んか変な猫どもである。
187機の量産最終号機(AF10-4195)が昨年12月にジョージアのLockheed Martin、Marietta工場でロールアウトしている。
これで、F-22の生産ラインの灯は消えている。
通算195号機が量産187機目というのは、最初の8機は開発用の機体なので、4195が最終号機となっている。
187機のラプターが実戦配備ということになるが、既に2機が事故により失われているので、現時点では実戦配備は185機となる。
(00-4014が2004年12月20日ネリス。06-4125が2010年11月16日アラスカで。)
F-22も計画当初は750機の調達予定であったのだが、冷戦も終結し、紆余曲折の後187機という今日の結果になっている。
前の世代のF-15が874機(F-15Eは除いて)調達されたことを思うと、時代の変遷を感じるというところだろうか。
F-35も空軍の調達予定は1763機というが、代替されるF-16とA-10は其々2206機と713機調達されたことを考えると、些か寂しい気もするところだろうか。
F-22の最終号機はこれから試験飛行やレーダー・クロスセクション・チェック等試験を行なって、来る5月にアラスカのエルメンドルフの525thファイター・スコードロン(FS)に配備になる予定だという。
525th FSの女性ラプター・ドライバーに機体の説明を受けたり、”Max”ことMoga少佐が、前の晩にエンジン交換をしたばかりの機体で、その名の通りの”Max”でダイナミックなデモ・フライトを披露してくれたことも記憶に新しいところだが、Max少佐は中佐に進級して、今は525thの飛行隊長なのだという。
F-22開発の早い段階から参画し、F-22デモ・フライト・パイロットを長く務めていた、Paul "Max" Moga中佐はF-22の飛行特性を知り尽くした人だろうし、F-22を語るには欠かせない人だろうが、5月の最終号機のフェリー・フライトも、Max飛行隊長自らがステックを握る予定なのだという。
The Last Raptor
ロッキード・マーチン工場内のF-22最終号機。 ここにF-22生産ラインの灯は消えた。
Photo:Lockheed Martin
ロール・アウトした最終号機。
Photo:Lockheed Martin
現代の猛禽類(Raptor)。
Photo:おれ
525thFSの部隊章はファイテング・ブルドッグだが、525thでは飛行隊のマスコットとしてイングリッシュ・ブルドッグ犬を飼っているのだという。 名は”Fado”。 不撓不屈の”犬闘”精神だろうか。
Photo: USAF&おれ
2009年9月、4ヶ月に亘るグアム展開を終えて帰投したNiemi飛行隊長を迎える隊長家族とFado。
ひょっとして飛行隊長夫人が飛行隊マスコット犬の世話を主に看ることにでもなっているのだろうか?
Max中佐夫人も犬好きなら良いのだが。
USAF Photo
ついでに、我が家飛行隊のマスコット猫姉妹。 な~んか変な猫どもである。