Bandoalphaのらく書き帳

故郷離れてはるばる千里、ひとつ山越しゃ他國の星がぁ・・・昭和の終末高齢者! 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きらく書き帳ですぅ。 桧野俊弘 ご意見メールは:Bandoalpha@msn.com

2012年02月

F-22 Raptor

F-35の話ついでにF-22。

187機の量産最終号機(AF10-4195)が昨年12月にジョージアのLockheed Martin、Marietta工場でロールアウトしている。

これで、F-22の生産ラインの灯は消えている。

通算195号機が量産187機目というのは、最初の8機は開発用の機体なので、4195が最終号機となっている。
187機のラプターが実戦配備ということになるが、既に2機が事故により失われているので、現時点では実戦配備は185機となる。
(00-4014が2004年12月20日ネリス。06-4125が2010年11月16日アラスカで。)

F-22も計画当初は750機の調達予定であったのだが、冷戦も終結し、紆余曲折の後187機という今日の結果になっている。
前の世代のF-15が874機(F-15Eは除いて)調達されたことを思うと、時代の変遷を感じるというところだろうか。

F-35も空軍の調達予定は1763機というが、代替されるF-16とA-10は其々2206機と713機調達されたことを考えると、些か寂しい気もするところだろうか。

F-22の最終号機はこれから試験飛行やレーダー・クロスセクション・チェック等試験を行なって、来る5月にアラスカのエルメンドルフの525thファイター・スコードロン(FS)に配備になる予定だという。

525th FSの女性ラプター・ドライバーに機体の説明を受けたり、”Max”ことMoga少佐が、前の晩にエンジン交換をしたばかりの機体で、その名の通りの”Max”でダイナミックなデモ・フライトを披露してくれたことも記憶に新しいところだが、Max少佐は中佐に進級して、今は525thの飛行隊長なのだという。

F-22開発の早い段階から参画し、F-22デモ・フライト・パイロットを長く務めていた、Paul "Max" Moga中佐はF-22の飛行特性を知り尽くした人だろうし、F-22を語るには欠かせない人だろうが、5月の最終号機のフェリー・フライトも、Max飛行隊長自らがステックを握る予定なのだという。

The Last Raptor

ロッキード・マーチン工場内のF-22最終号機。 ここにF-22生産ラインの灯は消えた。
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Photo:Lockheed Martin

ロール・アウトした最終号機。
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Photo:Lockheed Martin

現代の猛禽類(Raptor)。
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Photo:おれ

525thFSの部隊章はファイテング・ブルドッグだが、525thでは飛行隊のマスコットとしてイングリッシュ・ブルドッグ犬を飼っているのだという。 名は”Fado”。 不撓不屈の”犬闘”精神だろうか。
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Photo: USAF&おれ

2009年9月、4ヶ月に亘るグアム展開を終えて帰投したNiemi飛行隊長を迎える隊長家族とFado。
ひょっとして飛行隊長夫人が飛行隊マスコット犬の世話を主に看ることにでもなっているのだろうか?
Max中佐夫人も犬好きなら良いのだが。
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USAF Photo

ついでに、我が家飛行隊のマスコット猫姉妹。 な~んか変な猫どもである。
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F-35 Lightning II

F-35は米国の次期戦闘機として、空軍用のA型(空自が導入するのもこの型である)、垂直離着陸(STOVL)機能を有する海兵隊用のB型、空母上で運用の出来る海軍用のC型が、現在同時開発されている機体である。(Wiki

今までの戦闘機とは異なる全く新しい次元の機能を有する機体であるが、開発費が嵩んでおり、米は膨大な財政累積赤字にも直面しているので、軍事費支出の見直しの大きな対象となっていた。

米軍は現有戦闘機の老朽化が進んでいるので代替の機体は必要であり、他に開発しているものも無いので、F-35計画全体がキャンセルということは有り得ないが、調達機数の削減や、一部計画の見直しというのは残念乍あるのだろうと思っていた。

技術的な課題の多い、イコール予算食いになる、海兵隊用のSTOVL機であるB型は、必然的に機体価格も高く、且調達予定数も多くは無く、米以外で調達を予定していた英海軍が空母用の機体はB型からC型に切り替えるとのニュースもあったので、STOVLという技術的にも、運用上も最も興味深いF-35Bではあるが、”大鉈を思い切って振るわねば財政再建など出来ない”、というのも又然りであろうし、これは計画中止となるのでは?と思っていた。

F-35計画をサポートする団体で、「各自の地元選出連邦議員宛にF-35計画の重要性を訴えるeメールを出そうではないか」というのがあった。

@F-35計画の米国安全保障上の重要性
@関連産業と雇用への重要性
@同盟国の国防への重要性

と言ったところを網羅した雛形文は既に出来てあり、いわば日本での署名嘆願みたいなものであるから、”そうだ、やろうやろう”と言うことで一口乗っておいた。

暫くして、上院・下院の各連邦議員より返事のeメールが来ていた。
嘆願メールの類というのも少数ではないだろうし、機械的に自動返信なのだろうが、個人個人宛にいちいちレスポンスする姿勢には、感心した。

日本なら、票数力のある組織名ならいざ知らず、”その他大勢”の個々人相手に嘆願へのレスポンスなぞ、国会議員が一々する話は聞かない。
尤も、議員先生に直接お願いするのは一寸キワドイような難しい件であっても、秘書等を通してきちんと札を尽くしてお願いすると、何でもしてくれる、とゆうのもあるようであるが。

ちなみに、F-35は調達数を先送りして予算の執行を繰延べはするが、予定調達機数も減らさず、A、B、Cの3機種ともに開発することと、現在なっている。


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雷による電撃死ではないので、F-35 Lightning ”Strike”は余計なように思うが。 議員であるから名称の細かなところの話はどうでもよいのだが。


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しかし、知らんだろうな。 俺には、”選挙権は無いっ”てことを。


2011年10月に行なわれたという、F-35Bの揚陸艦ワスプでの適合試験。
72回の離着艦を行なったという。
STOVL運用の出来る戦闘機があれば、飛行甲板を有する揚陸艦を事実上補助空母に使えよう。

田中防衛大臣

北朝鮮は、明日何が起っても不思議ではないし、日本海ひとつを隔てているだけなので、海上脱出難民などが多量に発生すれば、日本は直ちに影響を受けるだろう。

朝鮮戦争()の時は、九州などから米軍機が朝鮮半島に出撃を繰り返したそうだが、日本自身は戦争特需で反って景気のてこ入れとなったが、今は北朝鮮と言えども兵器の性能や軍事能力は当時より遥かに上がっているので(韓国軍や在韓米軍の能力の向上はそれを遥かに凌ぐので、北朝鮮の軍事能力というのは、相対的には貧弱なものなのだが)、弾道ミサイルなど日本本土への投射火力を有するし、潜水艦や機雷、工作員による破壊活動も可能であろう。

朝鮮半島で戦闘状態が生じ、韓・米軍が作戦行動を執るようになった場合、日本は米軍の後方支援のベースとして機能することになる。
”相手の後方を攪乱し補給を断つ”というのは、軍事作戦のイロハであろうし、その能力を北朝鮮が持つ以上、日本に対しそれを行使する可能性は高いであろう。
朝鮮半島で、”第二次朝鮮戦争”とでも言うべき大規模戦闘が生起すれば、日本も必然的に巻き込まれ、戦闘状態となる可能性は高いと言える。
韓国に在住する数万の日本人の保護・救助をどのようにするかという課題もあるだろうし、北朝鮮には拉致された日本人も存在する。

北朝鮮情報の収集に努め、米・韓ともよく協力・連携をして、その動向を注視すると共に、有事対応の体制と実力を整備・演錬しておくことが、北の青年大将に、軍事的冒険を断念させることにも繋がり、大切なところとなるのだろう。

イラン情勢も、”遠い他国の出来事”では済まされないところがある。

ペルシャ湾、ホルムズ海峡、アラビア海といった”オイル・ロード”の海上輸送の安全が脅かされれば、日本の原油輸入の大部分が止まってしまう事態が生じよう。
原油価格が高騰しただけでも、経済への影響は甚大だろうし、最悪の場合は、日本の産業活動は停止してしまうだろうか。

国際経済の動脈である海上輸送の航行の自由を確保するため、自由貿易を推進する国際社会の一員として日本は何を為すべきなのか、現在は何が可能で、何が出来ない状態なのか? 整理しておく必要があることだろう。

1991年の湾岸戦争では、停戦終結後に海上自衛隊の掃海艇をペルシャ湾まで派遣し、イラク軍がクエート沖に敷設した機雷の掃海を米欧海軍と共に行い、「安全保障では役に立ったためしがない。」「金しか出さない日本」という批判から、自由と民主主義を標榜する国際社会の一員としての体面を、何とか保った。
湾岸の夜明け作戦
自衛隊ペルシャ湾派遣ーWiki」

イラン情勢も、何時何が起きても不思議ではないので、米国などと良く連携して情報の収集に努め、海上輸送の安全確保で出来ることの対応は”待ったなし”で可能なよう用意しておく必要があることだろう。

東アジア海域においては、中国の伸張が著しく、尖閣諸島の領有権を主張し、これを”核心的利益”と位置づける中国の南西諸島方面への軍事的圧力に、これからどのように向き合ってゆくのかという長期的な課題もある。

国際貢献活動の問題もあるだろうし、日米二国間で合意していた普天間基地移設という課題もある。
民主党政権になって普天間基地移設は暗礁に乗り上げ、実行の困難に直面している。
嘗ては米国にとって日本は、”頼りにならない同盟国”であったが、今や”信用の出来ない同盟国”に日本はなりつつあるだろうか。

皮肉なことだが、日本を取巻く安全保障の環境というのは、米ソが鋭く対立していた冷戦時代のほうが、構図も単純で寧ろ安定していたものが、ソ連邦が崩壊して、冷戦が氷解した後に却って周辺での不安定要素が高まり、自衛隊が出動するような事態も容易に予想が出来るようになって来ているようだ。

私のような飲んだくれのおっさんでも、防衛省を取巻く環境というのも、これくらいの事は考えられる。

それにしても、Bin何とかいう豪州ワイン、$4.99というのは安かった。 飲んでいて絶対の”お得感”がある。
セールが終らぬうちにシャルドネ又買ってこよ。

田中直紀()という、新任の防衛大臣が話題になり、叩かれているようだ。

父親も国会議員だったとあり、本人は慶応の政治学科卒というから、若くして国政参画の青雲の志に燃えていたのであろうし、角栄の娘婿というから、田中角栄の御眼鏡に適った逸材だろうし、本人もあの真紀子と結婚したというよりは、田中家と結婚したというところなのだろう。
全身これ政治家、というべき大人物か。

国政を担う国会議員を30年近くやっているのであれば、国の安全保障に興味が無いわけは無いので、それなりの見識は必ず持っている筈である。

国会での答弁を聞いていると、田中防衛大臣の安全保障問題の見識というのは、ほとんど中学生のレベルだが、これはきっと周辺諸国にその鋭さを悟られないための韜晦戦術であろう。

”敵を騙すには先ず味方から”という深い考慮がそこに覗え、更に、野党の攻撃を敢えて自ら一身に引き寄せることで、主力本体の野田内閣閣僚を守ろうとの犠牲的精神が、そこには明らかに窺えよう。

「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえる」との自衛官の宣誓文の一節を、防衛大臣自らが身をもって実行して見せているのである。

ひたすら自衛の、専守防衛に徹する大臣の姿は、自衛隊のあるべき姿勢を自ら体現して見せているのだと言えよう。

何時の間にやら会議場を抜け出して、食堂でコーヒーを飲んでいた、として問責され、今後は、「国会内でコーヒーを飲まない決意で臨みたい」、との絶妙な答弁で苦笑を誘っているのも、皆の緊張を解きほぐそうとの緻密な計算のうえでの挙動であることがわかる。

戦闘機の名称がどうのとか、細かな瑣事はマニアックな石破やヒゲの佐藤に任せておけば良いとして、国防や日本を取巻く安全保障の問題に関しては、石破やヒゲは足下にも及ばない高所からの見識を持っていても、それを全く悟らせない、痴呆を装った答弁振りというのは、並みの政治家に出来る技ではない。

稀に見る不世出の大物政治家というべきであろう。






「腹話術は止めろ!」、と声がかかる国会の人気者のようである。
適材なのか否か?と言うような次元は超越しておる。
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イスラエルのイラン核施設攻撃は4月~6月?

「イスラエル、今春にイラン核施設攻撃か…米紙」、との記事が日本の新聞に出ていたが。(引用下記)

元記事になっている米紙ワシントン・ポストの記事というのはこれであろう。
Is Israel preparing to attack Iran?

目的は全くの平和利用なのだそうだが、イランはウランの濃縮を進めており、数発分の核弾頭の製造に十分な量の濃縮ウランを蓄えつつある。
十分な量の濃縮ウランと核兵器化技術を確保すれば、あとは指導者の命令ひとつで核保有国になる事となる。

イスラエルは、十分な量の濃縮ウランが、攻撃・破壊の難しい堅固な地中深くの施設に貯蔵されてしまう前に、NatanzやQomなどの核プロセス施設を破壊してしまう積りである。
その時期は、この4月から6月辺りになる、と米国防長官は見ている、という話のようだ。

ヒズボラによるロケット攻撃など、イラン側の報復も予想され、イスラエル市民500人程度の死傷が発生しえるのは想定しているという。

記事ではイラン核施設破壊の方法についての明確な言及は無いのだが、弾道ミサイル攻撃では、ピンポイントで地下施設等の破壊は難しいであろう。
空挺により地上部隊を投入し、核施設を占拠・破壊出来れば一番確実だが、エンテベではないので、イラン軍の抵抗を排除出来るほどの規模と装備の部隊を、低速な輸送機群で、片道1500Km+の距離を、それも非友好国上空を経由して進出し、更に作戦終了後に部隊を撤収させ得ると考えるのは、非現実的だろう。

現実的な手段は、やはり航空作戦での空爆ということになるのだろう。

イランの核施設は各所に点在し、しかも地下施設化されている所が多い。
全ての核施設を攻撃対象としたのでは、投入作戦機は百単位の機数が必要になるだろうし、現実的には攻撃対象は数箇所の重要施設に絞り込む必要がある事だろう。
ヨルダン、シリアの国境上空からイラク上空を通り、イラク上空かペルシャ湾上で空中給油、バンカーバスターを搭載した攻撃隊と制空掩護隊がイランの目標上空に殺到して、爆撃し帰還するというところになるだろうか。

Qumなどの堅固な地下施設は完全には破壊出来なくとも、関連核施設を破壊することで、”イランの核兵器開発の時計を数年戻す”ことは可能であろう。

イランも攻撃されれば、報復・反撃の行動に移るのだろうから、弾道ミサイルをイスラエルに発射したり、ホルムズ海峡を封鎖したりという事態が生じ、米欧も参戦してゆく事態に発展しかねない。

ここ暫くは、イランを巡って”一触即発”のきな臭い状態が続くだろうか。
そして、結局はどうなるのか?だが。



◇◇◇引用:読売新聞

イスラエル、今春にイラン核施設攻撃か…米紙

【ワシントン=山口香子】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は2日、パネッタ米国防長官が、イスラエルが今春、イランの核施設を攻撃する可能性が高いと分析していると報じた。


 記事は、同紙の著名コラムニスト、デビッド・イグナチウス氏が執筆した。同氏は、イラン核開発に対するイスラエルの認識について〈1〉イランが近く、地下深くの施設に爆弾製造に十分な濃縮ウランを貯蔵し終わると予測している〈2〉貯蔵完了後は、単独攻撃による兵器開発阻止は難しいと危惧している――との見方を示した。パネッタ長官は「そうなる前の4月か5月、6月」に、イスラエルが攻撃を行う可能性が高いと見ている、とした。

 長官は同日、訪問先のブリュッセルで、「コメントしない」と記者団に語り、報道を否定しなかった。また、イスラエルのバラク国防相が2日、イラン攻撃に言及したことについて、米国は「懸念を伝えた」と述べ、自制を求めたことを明らかにした。

(2012年2月3日11時16分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120203-OYT1T00386.htm
◇◇◇

バンカーバスター GBU-57B MOP

IAEAの29-31日のイランとの会談は終了したそうで、次回は2月21-22日に会談が予定されているようである()。

イランの石油が近い将来に枯渇するということはないだろうし、安全面への配慮を考えれば原子力発電というものは決して安価なものでもない。
福島やチェルノブイリではないが、下手をすると”自爆装置”に成りかねない危険性すら孕むものであろう。
医療用に高濃縮放射性物質が必要ということであれば、外国からの輸入でも十分な筈であろう。

ヒズボラを支援するイランに核兵器保有の兆候が少しでも見られれば、イスラエルは座してこれを眺めるようなことは決してないであろうし、そうでなくても安定しているとは言い難い中東情勢に”火に油を注ぐ”ような核開発は、少なくとも今やるべき事ではないだろうが、そんな事情は百も承知の上で、イランは核開発を進めているのだろうから、IAEAもなかなか解決は難しいことだろうか。

今後の推移で、IAEAの査察では”埒が明かない”ということになれば、イランの地下核施設を物理的な力で破壊して、核開発をストップさせる以外なくなる。

欧州はどうか知らないが、アメリカは軍事力行使も選択肢としているし、勿論イスラエルも軍事力行使を躊躇はしないであろうから、イランの核開発が一定のポイントに達すれば、アメリカかイスラエルが、イランに対して実力を行使することになるのであろう。

空爆という方法があるが、イランの核施設は山岳部の地下に設けられており、それもコンクリート等で補強された相当堅固な地下施設であることが考えられる。
91年の湾岸戦争で登場した、「GBU-28 バンカーバスター」のような地中のコンクリートを貫通して爆発する特殊爆弾を使用する必要があるが、この種の爆弾でアメリカが保有する最も貫通力の高いものは、GBU-57という総重量3万ポンド(13.6t)という爆弾で、MOP(Massive Ordnance Penetrator)と呼ばれるものだという。

このMOPの貫通力というのは、Global Security Org.によれば以下のようだという。
60 meters (200 feet) through 5,000 psi reinforced concrete
40 meters (125 feet) through moderately hard rock
8 meters (25 feet) through 10,000 psi reinforced concrete

WSJの記事によれば、MOPは20発ほど調達されているというが、イランの核施設というのは少なくとも200ft以上の地下にあり、MOPでも破壊効果不十分と予想されるので、更に貫通力を向上させる改修を行なうのだという。(

どんなに深い地下施設でも出入り口は地表にあるから、出入坑道をGBU-28等で潰し、地下施設にもMOPで一定の破壊効果を与える、という方法も考えられるようである。

イスラエルはMOPは保有していないが、GBU-28は購入保有しており、これの貫通力向上改修やあるいは何か新型を開発していても不思議ではないだろうか。

B-52より投下試験の、GBU-57B MOP。
実戦ではB-2が搭載して、米本土より直接侵攻し使用することになるのだろう。
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