Bandoalphaのらく書き帳

故郷離れてはるばる千里、ひとつ山越しゃ他國の星がぁ・・・昭和の終末高齢者! 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きらく書き帳ですぅ。 桧野俊弘 ご意見メールは:Bandoalpha@msn.com

2012年06月

夏!

騒々しい世相のなかに一日一日が矢の如く過ぎてゆくが、気が付けばもう夏である。

チェリーは、カリフォルニア産のものが先ずスーパーの初夏の店頭に並ぶが、やがて地元のヤキマ辺りのものが豊富に出回って来ると値段も下がって、ほう、今年も夏だなと思う。

内陸に入ったヤキマの辺りの夏の熱さというのも半端でない。
寒いのはどうも苦手で、暑いほうが好きなのだが、あの辺りの夏の熱さというのは、長時間屋外にいると、命にかかわる熱さである。

背の高い木というものが生えないので、夜ともなると満天の星空になるのだが、これほど星というものがあるものかという、夜空にびっしりの無限の星屑であり、見上げていると星に圧し潰される気がしてくるものである。

974d1114.jpg

ヤキマ産チェリー。 新鮮さが命であるこうゆうものは、長旅をして来るカリフォルニア産のものより、地場のものが、やはり美味しいようである。

丹羽宇一郎中国大使

それにしても丹羽大使というのは、一体どこの国の大使なのか。

中国大使というのだから確かに中国の大使ではあるのだが(苦笑)

日本の国土・主権を守るよりも、日中友好を維持して商売で儲けるほうが優先する、自分達が豊かでセレブな生活が出来ることを先ず何より第一に考える、というのが現代にっぽんのリーダー・エリート層の志操のようである。

丹羽大使の発言について、外務省は知らなかった筈も無いから、重い処分など出来まい。


◇◇◇引用: 読売新聞ネット記事

丹羽大使が反省、召還考えず…政府が答弁書決定

政府は19日の閣議で、東京都による尖閣諸島の購入計画に異議を唱えた丹羽宇一郎中国大使の発言について、「政府の立場を表明したものでなく、不適切だった」とする答弁書を決定した。

 ただ、丹羽大使が反省しているとして、「現時点で召還、処分等の措置をとることは考えていない」とした。丹羽氏は英紙の取材に「日中関係が極めて重大な危機に陥る」などと述べた。

(2012年6月19日11時57分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120619-OYT1T00458.htm?from=main2
◇◇◇

◇◇◇引用: Financial Times記事より

◇Japan’s ambassador to China has warned that plans by the Tokyo municipal government to buy islands claimed by Beijing could spark an “extremely grave crisis”

◇“If Mr Ishihara’s plans are acted upon, then it will result in an extremely grave crisis in relations between Japan and China,” Mr Niwa told

◇“We cannot allow decades of past effort to be brought to nothing.”

◇Mr Niwa’s remarks are by far the strongest sign of Japanese central government disquiet over Mr Ishihara’s scheme to buy three of the Senkaku islands.

◇Mr Niwa said that while Mr Ishihara’s scheme could face legal and other obstacles, even a possible pre-purchase survey of the islands could be diplomatically incendiary.

◇Such a crisis would affect business relations, warned Mr Niwa,

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/af98fc54-aef7-11e1-a4e0-00144feabdc0.html#axzz1yAdZXqFj
◇◇◇

北朝鮮と中国、そして日本

北朝鮮の大型弾道ミサイルKN-08用の自走発射車両TELが中国から北朝鮮に輸出されていた問題だが、日本政府は昨年10月に、入港船舶の積荷記録により、その事実を把握していたのだという。

日本政府は直接中国に事実関係を質すことはせずに、米国に情報提供の”御注進”を申し上げたというのが面白い。

日中両国間には”立派な”外交関係があるのだし、東アジア地域の安全・安定というのは共通の関心事であろうし、北朝鮮のミサイル開発阻止については、その国連決議に中国も同意していることである。

WS51200のような特殊車両を北朝鮮が民生用として必要とする要素は薄く、ほぼ軍用であることは明確だし、それもミサイル運搬車両であるから、日本は中国に懸念を質すべきことであったろう。

先日も丹羽宇一郎中国大使が、英紙ファイナンシャル・タイムスのインタビューで、「石原東京都知事の進める都の尖閣諸島購入は、今まで築き上げてきた日中友好関係を台無しにするものであり、両国の関係に破局的な結果を招くものである。」との発言()がニュースを賑わせていたようだが、”中国は日本にとって最大の貿易相手国であり、今後の大きなマーケットである。 たかが島ひとつのために、些かでも中国の御機嫌を損ねるような真似をして、経済的に得なことは何も無い。 海洋海底資源を取られるといったところで、中国が資源を活用してマーケットが拡大し、そこに日本が入っていけば良いではないか、何が問題なのか。”、という考えもあるだろうか。

丹羽大使は発言で更迭等の処分も受けなかったようであり、本人の訂正発言も無いようであるから、一国を代表する大使であり、外交記録には残らない形で、日本政府が中国側に伝えたかった”中国様の御機嫌取り”のメッセージだったことになるだろう。

ミサイル自走発射車両輸出の問題も、日本が中国にそんな事を質したところで、「否定され一喝されてお終い」だろうし、日本だけが突出してそんなことをし、下手に中国の御機嫌を損ねて、何か仕返しでもされては大変だから、面倒な問題には日本は首を突っ込まずに、他の国に任せておくのがいい。

そんな外交姿勢が見えるようである。

”うわべだけの仲良し”という姑息な外交は、上下隷属の関係は作れても対等の正常な国際関係は作れないから、その行き着く先は、それこそ破局的な結果を招くことになるだろうか。

日本政府の尖閣諸島問題の対応などは、そのコースをまっすぐに進んで来ているように見えるのは気のせいか。

絶対平和主義の国家であるから、特に相手国が強い場合には絶対に軋轢を生じさせない、一定の理解と配慮を相手に示してやる”巧みな外交”、というのが、頭の良い模範解答になるだろうか。

米国と中国という2頭の荒馬に、巧みに跨って上手く進んで行こう、というのは良いかも知れないが、只この2頭の馬は夫々進む方向が違うので、振り落とされて、挙句に両馬に踏んだり蹴ったりされるようにならねば良いのだが・・・


◇◇◇引用;読売新聞ネット

中国、ミサイル用特殊車両を北朝鮮に輸出

中国が昨年8月、長距離弾道ミサイルの運搬・発射に利用できる特殊車両を北朝鮮に輸出していたことが分かった。複数の日本政府関係者が13日、明らかにした。

 北朝鮮が今年4月の軍事パレードで公開した「新型ミサイル」を運搬していた車両とみられる。政府は、北朝鮮への大量破壊兵器関連物資の輸出を禁じた国連安全保障理事会決議に違反する可能性があるとみている。

  政府関係者によると、海上保安庁が昨年10月、大阪港でカンボジア船籍の貨物船を立ち入り検査した際、特殊車両の輸出の事実を記した「目録」を発見した。同船は、中国南部で特殊車両を積み込み、北朝鮮の南浦ナムポで降ろしていた。

 政府は米政府に情報を提供し、米政府が中国政府に事実関係を問い合わせた。中国政府は「木材を運搬するための車両だ」と説明したという。

(2012年6月13日14時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120613-OYT1T00520.htm
◇◇◇

複座零戦

FHCの零戦22型がレストアを終えて、展示飛行を始めたという。

操縦席後方に偵察員用の座席を設けた戦地応急改造の複座型になっているが、ラバウルの海軍航空廠で残存機を寄せ集めて製作された本物の機体のほうは、21型をベースにしたものが戦後ニューブリテン島沖より引き揚げられて、日本の科学技術館?に展示されている。

22型をベースにした複座型があったのか否か知らないが、複座偵察型零戦は山川大佐のラバウル航空廠で少なくとも2機が製作されている。

1機は現在日本で展示されている機体であり、もう1機は昭和20年3月に川戸さん(川戸正治郎2飛曹)が豪州海軍哨戒艇を攻撃中に被弾撃墜された機体で、もう一人の搭乗員を乗せた侭今もジャッキノット湾の海底に眠っている筈である。

何回か執拗に反復機銃掃射を加え、相当に命中弾を与えた手応えはあったといい、乗機が被弾して、主翼が折れたところ迄は憶えている、後は何日間も水中に居たような気がする。
と、その時の事を話していた。

攻撃された豪州海軍哨戒艇ML825の戦闘詳報でも、零戦が墜落した海面に急行し捜索したが、乗員等は見当たらなかった、とある。

腕を骨折し全身各所に負傷していたというから、どうやって座席の固定バンドを外したものなのか?海中に長い時間昏睡みたいな状態で生きていられるものなのか?そもそも機体ごと海に墜落して生きているというのも、不思議の生である。

2001年夏に母を亡くし、葬式から帰って、川戸さんと一杯やっていた時に、「幾つだった?」「76でした」「なんだ同じ歳か。俺も、もうそろそろいいな」とおっしゃっていたのだが、その年の暮に亡くなられている。

生きて居られたら、嘗ての零戦が飛ぶのでは、又何だかんだとウルサかったことだろうか。


ギャラリー
  • 花子
  • 花子
  • 花子
  • 花子
  • 国連人道機関UNRWAの疑惑
  • 国連人道機関UNRWAの疑惑
月別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索