Bandoalphaのらく書き帳

故郷離れてはるばる千里、ひとつ山越しゃ他國の星がぁ・・・昭和の終末高齢者! 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きらく書き帳ですぅ。 桧野俊弘 ご意見メールは:Bandoalpha@msn.com

2012年12月

創価合唱団による「You Raise Me Up」?

「創価合唱団SGI」とあったので、なにか創価学会と関係があるのか?と思ったらやはり創価学会の信者による合唱団のようである。
「SGI」というのは「ソウカ・ガッカイ・インターナショナル」の略なのだという。

宗教は、人間(ひと)の心の問題であり個々人の自由であるから、別にナンミョーでも何でも構わないのだが、創価合唱団が「You Raise Me Up」という歌を歌っているのがYouTubeに出ていた。

http://www.youtube.com/watch?v=NKxIbV-PiQU

平成19年創価合唱団定期演奏会_千駄ヶ谷・日本青年館大ホールにて」とあるので、公開コンサートで披露しているものだろうが、この歌は歌詞をみれば解るとおり、キリスト教音楽だということを御存知なのだろうか?

世間に受けている良い音楽であれば宗教を問わないという考えやも知れないが、「Amazing Grace」のような歌はどうも歌ってはいないところをみると、この歌は新しい歌ではあるが、米国のキリスト教会礼拝でよく歌われている聖歌だとは知らずに、歌は心で、ナンミョーの心を込めて歌っているのだろうか。

英語版とは違い、日本語Wikipediaではキリスト教音楽(contemporary hymn in church services)ということは明示されていないようだ。

英語版Wiki:「You Raise Me up」

日本語版Wiki:「ユー・レイズ・ミー・アップ」

創価合唱団がキリスト教会音楽を歌ったからと言って、別段法に触れるとかいうことでは無いわけだが、トヨタが社有車にホンダの車を使ってるようなもので、何やら可笑しい。



この歌はやはり「Celtic Woman」辺りが似合うだろうか。



歌詞が出ているもの。

男の酒(一献歌)

クリスマスの狂騒曲も終わり、独り静に夜更けに酒を酌んでいるとこんな歌も思い出すから不思議である。

東洋大学の剣道部ばかりとは限らず、色々なところで歌われており、先輩から後輩への酒席での伝承の歌であるから譜面があるわけでなし、元来お玉じゃくしなどは若干苦手な連中であろうし、詩も節も夫々に多少異なるものが存在するのも又良いところだろうか。

男の酒の嬉しさは
忽ち通う意気と熱
人生山河険しくも君盃を挙げ給え
いざ我が友よ先ず一献

美人の酌に酔えばとて
今宵は今宵なにかある
男は明日に生きるもの
君盃を挙げ給え
いざ我が友よまず一献

秋月影を酌むも好し
春散る花に酔うも好し
哀れを知るは英雄ぞ
君盃を挙げ給え
いざ我が友よまず一献


この歌は元々は、明治十年の西南の役に於いて大南洲に呼応して起った、大分中津藩士増田宋太郎()らの中津隊()が、今生の別れの杯を詩ったものなのだという。

「一献歌」創価合唱団男声 SGIーYouTube
一献歌

男の酒の 嬉しさは
たちまちかよふ意気と熱
人生山河険しくも
君盃をあげ給へ
いざ吾が伴よ先ず一献

秋月影に酌むもよし
春散る花に酔ふもよし
あわれを知るは英雄ぞ
君盃をあげ給え
いざ吾が伴よ先ず一献

男子じゃないか胸を張れ
萬策つきて敗るとも
天あり地あり師匠あり
君盃をあげ給へ 
いざ吾が伴よ先ず一献 

よしなき愚痴を言ふ勿れ
なべては空し人の世ぞ
消へざるものはただ誠
語らず言わず目に微みを
いざ吾が伴よ先ず一献


増田宋太郎らの中津隊も最期まで大南洲”西郷どん”と行を共にし城山に散ったと云うから、矢張り意気と熱の人であったか。
「(おまけ) 増田宋太郎について」

衛星は機能せず?

先日打ち上げに成功したという「光明星3号2号機」と称する北朝鮮初の”地球観測衛星”だが、極軌道を周回はしているのだが、衛星はクルクル回転している状態で制御管制されていないようだ。

The object that North Korea sent into space on Wednesday appears to be “tumbling out of control” as it orbits the earth, U.S. officials told NBC News.

北朝鮮は、「衛星から金日成将軍の歌や金正日将軍の歌が送られて来た」というが、米国の宇宙関係機関では受信されていないばかりか、衛星と東倉里(もしくは平壌)の管制室間での交信が確認されないのだという。

衛星が計画通り機能するものであれば、もうそろそろ観測データが送信されて来てもよいだろうし、北朝鮮からもそのような発表は流れていないようである。

「銀河3号」と称する大型ロケットで物体をほぼ計画通りに極軌道に乗せたのであるから、ロケットの精密制御技術の実証には成功しているが、人工衛星自体はどうも機能していないというところだろうか。

北朝鮮の主張の通りにこれが純粋な宇宙開発だとすれば、今回は「失敗だった」ことになるが、地球観測衛星というのは何をするものなのか意味不明であり、気象情報などが仮に正確になったとしても、肥料すら満足に無い状態では農業革命も立ち行くまい。

北朝鮮にしても目的不明な人工衛星よりも、米本土を無慈悲に攻撃出来るICBM開発に直結する大型ロケットの制御技術のほうが、遥かに意義があることだろうか。

現在北朝鮮発の3個の物体が極軌道を周回しているが、「NORAD ID:39026 国際コード:2012-072A」というのが「光明星3号」本体のようである。 他のものは最終段ロケット部位の破片や部分とかだろうか。

KWANGMYONGSONG 3

NORAD ID: 39026
Int'l Code: 2012-072A
Perigee: 505.5 km
Apogee: 588.8 km
Inclination: 97.4 °
Period: 95.4 minutes
Semi major axis: 6918 km
Launch date: December 12, 2012
Source: North Korea (NKOR)

OBJECT B

NORAD ID: 39027
Int'l Code: 2012-072B
Perigee: 504.8 km
Apogee: 596.1 km
Inclination: 97.4 °
Period: 95.5 minutes
Semi major axis: 6921 km
Launch date: December 12, 2012
Source: North Korea (NKOR)

OBJECT C

NORAD ID: 39028
Int'l Code: 2012-072C
Perigee: 505.1 km
Apogee: 578.3 km
Inclination: 97.4 °
Period: 95.3 minutes
Semi major axis: 6912 km
Launch date: December 12, 2012
Source: North Korea (NKOR)

http://www.n2yo.com/satellite/?s=39026

4個?との報道もあったように思うが、比較的低い軌道なので、4個目が有ったとすれば既に地球に吸い寄せられて消滅してるのかも。

43dd7268.jpg

日本経済新聞ネットのビデオ画像()で、銀河3号発射の北朝鮮のニュース画像に出てきた管制室の大スクリーンだが、飛翔経路に3っつの赤いマークが見える。
ブースターの落下海域とは違うようなので、ブースターの切り離し等のポイントだろうか? ちょうど先島諸島のところに赤マークがあるのが気になる。

a8c02f1e.jpg

2012年4月の打ち上げの時に報道陣に公開説明された「光明星3号」衛星。
「情報は公開」が大前提の、”純粋な平和目的の宇宙開発”の謳い文句であるので、4月の時は世界から報道陣を招き見事に打ち上げに失敗したので、懲りたのか今回は非公開で発射されている。
サイズは1372mmX602mmX732mmで重量は100kgだという。
分解能100mのカメラを搭載という。100cmの間違いではないか?と思ったが100mだという。今どきねえ。

米政府関係筋は、極初歩的な通信衛星と分析しているようだ。
なかなか疑問の多い人工衛星である。
参考:
North Korea's Satellite」-David Wright-Union of Concerned Scientists
North Korea’s Satellite Program」-Nick Hansen-38 NORTH

◇朝鮮中央通信の発表◇
◇◇◇
KCNA Releases Report on Satellite Launch

Korean Central News Agency of DPRK via Korea News Service (KNS)

Pyongyang, December 12 (KCNA) — The Korean Central News Agency (KCNA) released the following report Wednesday:

Scientists and technicians of the DPRK successfully launched the second version of satellite Kwangmyongsong-3 into its orbit by carrier rocket Unha-3, true to the last instructions of leader Kim Jong Il.

Carrier rocket Unha-3 with the second version of satellite Kwangmyongsong-3 atop blasted off from the Sohae Space Center in Cholsan County, North Phyongan Province at 09:49:46 on December 12, Juche 101(2012). The satellite entered its preset orbit at 09:59:13, 9 minutes and 27 seconds after the lift-off.

The satellite is going round the polar orbit at 499.7 km perigee altitude and 584.18 km apogee altitude at the angle of inclination of 97.4 degrees. Its cycle is 95 minutes and 29 seconds.

The scientific and technological satellite is fitted with survey and communications devices essential for the observation of the earth.

The successful launch of the satellite is a proud fruition of the Workers’ Party of Korea’s policy of attaching importance to the science and technology. It is also an event of great turn in developing the country’s science, technology and economy by fully exercising the independent right to use space for peaceful purposes.

At a time when great yearnings and reverence for Kim Jong Il pervade the whole country, its scientists and technicians brilliantly carried out his behests to launch a scientific and technological satellite in 2012, the year marking the 100th birth anniversary of President Kim Il Sung.
◇◇◇

銀河3号発射成功

当初「銀河3号」の発射準備は前倒しで順調に進んでおり、早い時期に発射されるものと観測されていたが、燃料注入の8日になって状況は一変したとの報道があった。
「運搬ロケット1段目の操縦発動機で技術的な欠陥が見つかり、衛星の発射を12月29日まで延長する」(朝鮮宇宙空間技術委員会10日)と北朝鮮も発表し、11日の報道では発射台から取り外したとの報道が流れていたのだが。

12月12日0949に突如として銀河3号が東倉里より発射されたと言う。

1段目とみられるもの(0958)、衛星フェアリングとみられるもの(0959)、2段目とみられるもの(1005)が其々予定海域内に落着しているという。
打ち上げられた人工衛星「光明星3号」とみられるものがNORADで確認されたというから、計画通りの飛翔で、人工衛星の打ち上げに成功したことになる。

ちなみに沖縄県上空通過(石垣島上空辺りだろうか?)は1001だったという。

BMD任務部隊は目標の探知・追尾には成功していたという。
島嶼への落下物の危険は発生しなかったので迎撃は行なわれていない。

北朝鮮は今年4月の失敗から極めて短期間で不具合箇所の改修を完了し、人工衛星打ち上げという、飛翔体の高度な制御技術を有することを今回実証している。

銀河3号を”発射台から取り外して整備中”との主として韓国筋からの情報は、事実と大きく異なる結果となっており、不思議な点である。

<参考>
防衛大臣臨時会見概要

NORAD News

首相官邸内閣官房長官声明

銀河3号光明星3号?

北朝鮮が再度”衛星の打ち上げ”に挑戦するという。

北朝鮮の通知では、12月10日から22日の間で、0700から1200時までに打ち上げるのだという。
ちなみに、金正日の命日は17日である。

去る4月13日の打ち上げでは、発射直後から異常を生じ爆発を起こして終っている。

ロケットの1段目、2段目の落下予想海域は前回とほぼ同様であるから、同じロケット(銀河3号)であり、前回発生した不具合箇所の改修を施したものであろう。
前回と違い、今回は衛星フェアリングの落下予想海域(済州島沖)も指定しているのが興味深い。

衛星を打ち上げるには、地球の自転速度を利用出来る東方向に打ち上げるのが有利なわけだが、それだと日本列島上空を飛翔することになってしまい、さすがの北朝鮮でもそれは考えたものであろう。(1998年8月31日の銀河1号ーテポドン1号ー発射は津軽海峡上空を飛翔、2009年4月5日の銀河2号ーテポドン2号ーは東北地方上空を飛翔し、日本に弾道ミサイル防衛システムを導入・拡充させるきっかけを与えている)
東岸の舞水端里でなく北朝鮮西岸の新しい発射施設東倉里から南方向に発射するのだが、沖縄県の南西諸島がそこには在るわけで、石垣島、西表島の上空辺りを飛翔してゆくことになると思われる。

計画軌道通りであった場合は、南西諸島上空では高度数百キロの宇宙空間を飛翔する筈で、危険は無い筈であるのだが、計画通りに飛翔するという保障は無く、北朝鮮のエンジニアの技術力、部品や材料の品質管理などの総合的な工業レベルからすれば、想定外の不具合発生の確率は高いと言わざるを得まい。

通常、打ち上げ後に不具合発生の所謂”打ち上げ失敗”の場合には、指令破壊や自爆装置により地上に被害を与えない空域でロケットを破壊してしまうわけだが、4月13日の銀河3号の失敗の時は米国筋などの情報では打ち上げ直後に異常は発生していたというが、ロケットは450kmほど飛翔して黄海に落下したといい、北朝鮮の同種ロケットの自己破壊機能については全く不明である。

打ち上げる衛星は”地球観測衛星”だそうだが、地球を周回する衛星のモニタリングは通常世界規模で配置するわけだが、そんな手配を北朝鮮が展開している様子も聞かない。

北朝鮮の言う”実用衛星”は兎も角として、今回このロケットの飛翔が成功すれば、米西海岸に数百キロ程度の弾頭を投射しうる”無慈悲な攻撃”の能力を有するとのデモンストレーションにはなるのであろう。

6b456c1f.jpg


落下海域ー産経新聞ネットー
◇◇◇
「衛星」カバー落下海域
2012.12.3 20:07 [核・ミサイル事情]
 韓国国土海洋省が3日発表した北朝鮮が関係国に伝えた「衛星」カバーなどの落下予定海域は次の通り。

 【1段目落下海域】北緯35度44分6秒、東経124度30分30秒▽北緯35度44分7秒、東経124度54分23秒▽北緯34度58分36秒、東経124度32分32秒▽北緯34度58分43秒、東経124度56分11秒

 【2段目落下海域】北緯18度13分44秒、東経123度48分37秒▽北緯18度12分54秒、東経124度45分20秒▽北緯15度31分7秒、東経123度46分24秒▽北緯15度30分17秒、東経124度42分19秒

 【「衛星」カバー】北緯33度40分6秒、東経124度7分47秒▽北緯33度39分51秒、東経125度12分29秒▽北緯32度24分22秒、東経124度7分50秒▽北緯32度24分7秒、東経125度11分37秒(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121203/kor12120320080007-n1.htm
◇◇◇

長距離弾道ミサイルの開発に直結するロケット発射が又行なわれれば、あからさまな国連決議違反の行為であり、日米韓などは北朝鮮への厳しい対応を協議しているというが、国際経済制裁等は既に行なわれており、武力を使うわけにもいかないだろうし、新たに有効な制裁手段というのはなかなか難しいだろうか。

北朝鮮の唯一の友好国である中国は、北朝鮮へ警告していると言うのだが、国際社会の冷静な対応を呼びかけてもいる。
経済制裁などを中国に仄めかされれば、北朝鮮は発射なぞ中止せざるを得ないと思われるが、中朝貿易は国際経済制裁を補填するかたちで拡大の一途であり、中国に対北朝鮮経済制裁実施の意思は窺えない。

弾道ミサイルの搭載車両を北朝鮮に輸出していた事件(”木材運搬用”との中国の説明であるが、オーダーメイドになる極めて特殊な自走式発射台車両であり、発射台部分の最終艤装が北朝鮮で行なわれていたとしても、中国がその用途を知らなかったとは極めて考え難い)は未だ記憶に新しいところだが、その行動からは北朝鮮のミサイル開発を、中国は寧ろ助長していよう。
中国は、北朝鮮の弾道ミサイル開発が進むほうが寧ろ国益に適っていると考えていることになる。

久保田氏の予想する弾道では南西諸島上空飛翔時には高度数百Kmに達しているはずである。
銀河3号と同程度の100tクラスの衛星ロケットの飛翔パターンよりもそれは窺える。
飽く迄、予定通りで飛翔出来た場合であるのだが・・・
http://homepage3.nifty.com/kubota01/N_Krea_Ballistic-Missiles/N_Korea_Ballistic-Missile_02.html

「北朝鮮衛星打上情報について」国交省ノータム情報
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