Bandoalphaのらく書き帳

吞み代の溜ってしまった日本を逃れ、今は向こう岸に潜むおっさんのブツブツですぅ。 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きでやんす。 Faith Hope & Love ! Toshi Hino/桧野俊弘 メールは:Bandoalpha@msn.com                                             

2015年02月

ヨルダン王国空軍

ヨルダン空軍はISISに拘束されていた空軍中尉が焼殺されたのをうけて、同中尉が捕虜となった昨年12月24日以降中止していた空爆を2月6日より再開したという。



有志連合国の中ではUAE(アラブ首長国連邦)がヨルダンと同じく12月24日以降ISISへの空爆を停止していたが、こちらも2月8日にF-16E/F飛行隊をヨルダンに派遣し、10日より攻撃を再興している。

ヨルダン、UAEいずれもイスラム国家であるから、一時停止していたISIS掃討作戦の戦線に両国が復帰した意義は大きい。

ヨルダン空軍は、F-16AM/BM 21機を投入してシリア及びイラク(ヨルダン政府による)のISIS拠点に連日攻撃を加えているという。

「ヨルダン王国空軍」というのは、人員12,000名、保有戦闘機はF-16とF-5E合計約100機ほどの規模であり、航空自衛隊の1/3弱程度の規模になるだろうか。(Wiki

同国空軍作戦機の主力であるF-16は、パキスタンへ14機売却の話も最近纏まったようで、実質60機ほどの勢力となるが、これらはいずれもF-16初期生産型(A/Bタイプ)を近代化改修(ADF-Air Defense Fighter及び MLU-Mid Life Update)した機体である。

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出典:F-16NET.com

主力であるMLU機はFCS等アビオニクス関係を近代化改修し、機体構造部も要部をビーフアップして当初の4,000時間の耐用飛行時間(20年)を8,000時間(40年)に延命したものだが、機体自体は1980年代に製造されたものである(79年製の3機と90年製造の機体が2機ある)。

エンジンもF100-220Eに換装強化しているのだが、これも「中古」のO/Hニューのエンジンである。

ISISに拘束され焼殺された中尉の搭乗機(F-16AM#149 Block20MLU)も、1984年3月にSABCA社でロールアウトした欧州製のF-16であった。
永くベルギー空軍に配備され、2009年3月にベルギーよりヨルダンに売却された機体である。

ヨルダン空軍は、米国や欧州より引渡しを受けた「中古」のF-16で、3個飛行隊を編成しているが、うち1個飛行隊はADFであるから、残る40機+のうちから21機をISIS空爆に投入しているというのは、作戦の継続能力からして事実上の「全力」を投入しているものであろう。

ヨルダンという国は他の中東諸国と違って石油は出ないそうであり、経済的にも大国ではない。

必要とする精密誘導爆弾など弾薬や整備補給のロジステックの支援が必要になるが、どうもオバマ政権の動きは中東介入には躊躇があるようで些か鈍い。

コンバット・レスキューや特殊部隊の前線配備も然りだが、焼殺されたヨルダン空軍中尉の悲劇の再来を避けるには、UAV無人機による攻撃を多用すべきだろうし、米空軍は現在260機(MQ-1 156機 MQ-9 104機)ほど保有するというUAVの全力を作戦投入すべきであろう。

UAE(アラブ首長国連邦)空軍であるが、こちらは流石に「リッチ」である。

ヨルダン空軍と同じ「F-16」とは言っても、最新型のF-16E及びF型ばかりで、いずれも新しい機体である。

ヨルダンにF-16飛行隊を進出させ共同作戦するに当っては、同国空軍のA330MRTTによる空中給油と、導入したばかりのC-17による支援を受けている。

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ヨルダンに進出中のUAE空軍F-16FとF-16E。最新装備のF-16最終発達型である。
ニュース映像からは6機が確認できる。
UAE空軍は米本土でのレッドフラッグ演習にも度々参加しており、高い戦術技量を見せていると言う。
無人機MQ-1も既に発注済みという。


放浪歌

さあ~て、一杯やるか。



「母を見捨てて、波超えて~」来てしまったのはいいのだが(苦笑)。


空爆

ISISが、拘束していたヨルダン空軍中尉を焼き殺すビデオを流したと言う。

同中尉を檻に入れ、ガソリン様のものを掛けて、生きたまま焼き殺すという残忍な行為であり、ISISの蛮行は止まるところを知らないようだ。

テロリズムというのは相手に身震いするような恐怖心を与えることでマインド・コントロールし、我が意の侭に相手を動かすことである。

「こんな残忍なことをされたのでは堪らない」「ISISを敵にするのは止めよう」「ISISを挑発するような行為や発言はしないようにしよう」「ISISの気に障るような言動はするべきでない」等々、テロリズムと闘う意志がない者は、かくしてテロリストの使い走りをすることとなる。

ヨルダンはじめ有志連合国による空爆の話から始まるISISの当該ビデオは、ストーリーを作り、CG(コンピュータ・グラフィック技術)なども使って丹念に日時を費やして編集されたものであり、昨日今日思いつきで焼き殺したというものではないので、相当以前に同中尉への残虐な処刑は行われていたものであろう。

ヨルダン政府筋は1月3日に同中尉の殺害が行われていたとしているようだが、なにか諜報情報なりがあるのだろう。

ビデオには、ISISを空爆する有志連合各国空軍パイロットを殺害した者へ「報奨金」を支払うとも出ている。

これまでの拘束者の首を掻き切り殺害するのとは違い、「檻に入れ焼き殺す」という残虐な手法といい、なんとかして空爆を阻止したいとのISISの意図がビデオからは窺える。

ISISは地上の支配地域は持っていても、上空は宿敵”十字軍”の為すがままである。上空への対抗手段を持っていない。

偵察衛星やUAVなどで昼夜を分かたず動きを監視され、ELINT機などによる通信傍受もなされている。

そういった収集情報をもとに指揮中枢などISISの重要施設が把握され、空爆が実施されている。

最近の投下兵器はGPSなどを使用した精密誘導爆弾などであり、相当な高度・距離からでもピンポイントで目標に命中させることが可能となっているので、遥かにジェット機の音がするような状態で突然爆撃を受けることが生じるわけである。

初弾を退避することは出来ないので、”くわっ、テロ攻撃だ!”とISIS幹部も叫ぶことだろうか。

ISIS支配地域への空爆は、精神的な面も含めてかなりな効果をあげているのであろう。

日本は有志連合に入って空爆するようなことは出来ないそうだが、精密誘導爆弾でもライセンス生産して、一際精度の高い国産弾に「YUKAWA」、「GOTO」とペイントし、数千発ずつ有志連合国空軍に提供してISIS中枢にぶつけてもらってはどうか。


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