Bandoalphaのらく書き帳

故郷離れてはるばる千里、ひとつ山越しゃ他國の星がぁ・・・昭和の終末高齢者! 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きらく書き帳ですぅ。 桧野俊弘 ご意見メールは:Bandoalpha@msn.com

2016年01月

八重垣

今年の正月は一日二日と当地の冬には珍しく見事な晴天であり三日目には初雪が降るという、新年を迎えるに相応しい天気であった。

今年はなにか良いことありそうな。
なにやら恋の予感!

正月ということで飲んでいた日本酒「八重垣」というのは、兵庫は姫路の造り酒屋なのだという。(八重垣酒造
創業は寛文六年とあるから、なんと寛文七年の前年であり、午(うま)年である。
あの年の冬も寒かった!
”赤穂浪士の陣太鼓”で知られる山鹿流軍学の山鹿素行が赤穂藩に下り藩士に兵法伝授を始めた年であり、大石らが吉良邸に討ち入るのは三十六年ほど先のことであるから、随分と古い酒蔵である。

「八重垣」という酒の名の由来は古歌にちなむと言うから、古事記にある日本最古の和歌とか謂うスナノーノミコト(速須佐之男命)の、
「八雲立つ  出雲八重垣やへがき  妻籠つまごみに  八重垣作る  その八重垣を」
という歌からとったものなのだろう。

ちなみに古事記の原文というのは万葉仮名で、
夜久毛多都 伊豆毛夜幣賀岐 都麻碁微爾 夜幣賀岐都久流 曾能夜幣賀岐袁
というから、もう何が何やら。(参考:古事記を学ぶ・・・三日やったらやめられません)

「須佐之男命」という神様は、「身一有八頭八尾」の巨大な蛇の化け物「ヤマタノオロチ(八俣の大蛇)」を見事退治して、オロチに危うく従軍慰安婦にされるところだった娘を助け、これを妻とするわけだが、オロチ退治に当たってはなんせ相手は巨大でヘビー級であるから正面から当たったのでは「池乃めだか命」になってしまう。 そこで一計を案じ、八重垣大吟醸を宅急便で取り寄せ、これをなみなみと注いだ樽を八個用意し「本日三千円で飲み放題」の幟を立てた。
相手は所詮は酒にだらしのない蟒蛇であるから、しこたま飲んで飲み潰れたところを退治した。
と、古事記の原文からは読めるだろうか。

八重垣酒造のサイトに何故か軽量飛行機の写真が出ているのが目についたが、過去に飛行機を試作しているという。

Yaegaki
Photo:八重垣酒造サイトより
地上滑走試験中に浮揚して事故を生じたりもしていたようだが、飛行には成功した?とか。

それも3機ほど其々型式の異なるものを試作しているようで、コンポジット材の機体?もあるような?
姫路科学館にこの1機は展示されているようだ。

ホンダが飛行機を作ったわけだが、自動車屋であれば「乗り降りがし易く居住性も良く故障もしない」とかクルマ屋らしいセールス・ポイントもあるだろうが、酒造屋なら「飲んでも操縦がし易い飛行機」だろうか?

今は飛行機開発は中断したようだが、そのうち再興して「ヤエガキ・ジェット」でも作ったらよいだろうか。

なかなかユニークな酒蔵のようであるから、八重垣酒を愛でて俺も歌を献上
「八重垣の 八重垣つくる 八重垣に 美酒もて待ちぬ 君ぞ住まわん」

しかし俺が詠むと、な~んだか不倫っぽいイメージになるのは考え過ぎだろうか。

ついでに初雪も一句、
「初雪や 湯気も立つなり 犬うんこ」

厳しい冬の寒さのさ中でも、そこまで来ている春がもう匂うようである。



正月早々核実験

ハッピーニューイヤー!なのでドカン!
と言うわけでもあるまいが、北朝鮮が4度目の核爆発実験を実施したという。

地震の探知測定をしているUSGS(U.S. Geological Surveyー地質調査所)によれば、
時間:2016-01-06 01:30:01 (UTC)ー(日本時間で1月6日1030。朝鮮現地時間で同1000時。近年北朝鮮は独自時間を設定し日本や韓国と時差がある。我が道を行く北朝鮮!)
場所:41.305°N 129.039°E depth=0.0 km (0.0 mi)
規模:M5.1

NKHydroBtest
USCG

と言うから前回2013年2月12日の核実験と同じ朝鮮北東部の核実験場で爆発規模も前回とほぼ同等のものだったことになる。
前回核実験は「地下1km +/- 3.1 km」とされていたが、今回のは「0.0 km」なのでより地表に近いところで爆発させた実験だったとなろうか。

北朝鮮の発表によれば「水素爆弾」とのことなので、その類の熱核融合爆弾なのであろうから同じ爆発規模であればサイズは原爆よりかなり小型化されることになる。
前回のものが1000㎏程度とすれば、今回のは500㎏以下の数百キロ程度の弾頭重量にすることが可能ということになり、弾道ミサイルはじめ核兵器弾頭の実戦化がより推進されることになる。

北朝鮮というのは徹底した監視・警察国家であり奇妙に安定が続いているが、こうゆうのは根底からの真の強さではないから、軍部によるクーデターなどが生じて崩れる時にはあっと言う間に崩壊するものであろう。

「いかなる戦争をも行う準備は出来ている」と豪語する国であり、こんなものが都市部にでも落されたら未曽有の大惨事なわけであるが、偶発的に或いは意図的に周辺国に惨事を齎す可能性を増大させるだけの3代目金太郎の危険な火遊びである。

◆◆◆引用:朝日新聞ネット

北朝鮮が「初の水爆実験に成功」と発表 特別重大報道で

ソウル=東岡徹、牧野愛博

2016年1月6日13時18分
北朝鮮は6日午後、「6日午前10時(日本時間10時30分)、朝鮮で初の水素爆弾実験を成功させた」と発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮による核実験は2013年2月以来、4回目。韓国政府は同日正午に国家安全保障会議(NSC)を招集した。北朝鮮の核実験により、朝鮮半島での緊張が高まるのは必至の情勢だ。日本政府もNSCを開き、情報収集と分析を始めた。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)政権は経済改革と核開発を同時に進める「並進路線」を主張。日米韓は、北朝鮮が弾道ミサイルに搭載できる核爆弾の小型化を目指し、実験を更に続けるだろうとみていた。ただ、北朝鮮が水爆を開発する技術力は保有していないとしている。北朝鮮は最近、国際的な孤立を深めており、「水爆」による核実験という最も強硬な対応に踏み切った。

 朝鮮中央通信は、金正恩第1書記は昨年12月15日に水爆実験を実施する命令を出し、今月3日に最終命令書に署名したと伝えた。

 韓国気象庁によれば、北朝鮮北部、咸鏡北道吉州(ハムギョンブクトキルジュ)郡の北方約50キロの地点(北緯41・30度、東経129・09度)で6日午前10時半ごろ、マグニチュード(M)4・8の人工地震を感知した。吉州郡豊渓里(プンゲリ)には北朝鮮の核実験場がある。

 北朝鮮は過去、2006年10月、09年5月、13年2月の計3度にわたって核実験を実施。最近も同実験場で4本目の新たな実験用トンネルの掘削が確認されていた。韓国国防省関係者は「北朝鮮はいつでも核実験を実施できる準備を整えている」と指摘した。

 同庁の観測では、06年の実験の際はM3・9、09年はM4・5、13年はM4・9程度。北朝鮮は爆発力の強い水爆を使ったと発表したが、爆発は過去と同規模だった。

 韓国メディアによれば、欧州地中海地震学センターや、米国地質調査所、中国地震センターなども地震発生を確認した。震源は北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)白岩(ペクアム)郡の可能性もあるという。

 北朝鮮は09年の実験の際、「小型化、軽量化した原子爆弾を使った」と説明したが、日米韓は北朝鮮が弾道ミサイルに搭載できる核爆弾の開発には成功していないとみていた。

 北朝鮮には水爆を開発する技術力はないとみられるが、今回、核融合技術を一部使って爆発力を飛躍的に高めた「ブースト型核分裂爆弾」(強化原爆)を使った可能性は残されている。

 北朝鮮は現在、ウラン型とプルトニウム型の核爆弾十数個を保有しているとみられる。ヘッカー米スタンフォード大教授によれば、20年までに計50個の核爆弾を保有する可能性もあるという。

 韓国政府によれば、北朝鮮は今回、中国に対して実験を事前に通報しなかった。過去3回の核実験では、実験直前に中国に通報してきた。中国の習近平(シーチンピン)政権は北朝鮮の核開発を厳しく批判。冷え込んだ中朝関係が背景にあるとみられる。

 今後、国連安全保障理事会が新たな制裁決議の採択を目指すとみられるが、中国の対応次第では、国際社会がより強硬な制裁に踏み切る可能性が高い。(ソウル=東岡徹、牧野愛博)

http://www.asahi.com/articles/ASJ163Q35J16UHBI00X.html?iref=comtop_6_01
◆◆◆

2016年元旦

時差があるので日本より一日遅れの感じになるが当地も、雲一つない晴天のもと寒気凛とした清々しい元旦の朝を迎えている。

今年も皆が健康に、そして一人ひとりが夫々の道でさらなる一歩を進まれる年でありますよう。

とまあ堅い話はそれとして、元旦であるから今日は久しぶりに日本酒で一杯やろう。

最近はアジア系スーパーまで行かずともその辺の一般スーパーでも「大関」「月桂冠」「八重垣」といった日本酒は置いてある。
見るといずれも米国内で醸造した「米国産日本酒」であるから、ブロンド嬢の日本酒ファンというのも案外居るのであろう。

八重垣」は日本酒と何故か「みりん」も同じ棚に並べて置いてあり、先日は間違って「八重垣みりん」を買ったぞ。
Shogatsu2016




中国国産空母

上海でとか、大連で建造中とか、両所で同時建造中とか長らく話は出ていた「遼寧」に続く2隻目の中国空母だが、中国国防部記者会見で大連にて現在建造中と確認したとのニュース。

通常動力、排水量5万トンの中国設計による国産艦とのことだが、「遼寧」改造で空母に関するノウハウを持つ大連での建造というのは妥当だろう。

「遼寧」とほぼ同じサイズの空母のようだが、スキージャンプ発艦方式は離艦機体重量に制限があり、ミサイルや爆弾などの搭載量を制限したり或いは搭載燃料を減らして発艦後に空中給油を受けるなどの運用制限があり、艦の構造上スキージャンプは1基しか設置出来ないので第一発艦に時間を要してしまう。

解決策はやはりカタパルトしかないだろうし、中国のカタパルトの開発・実用化が西太平洋で米海軍に対抗し得る本格的空母運用のキーになるだろうか。

東アジア諸国で戦闘攻撃機を搭載出来るような空母を保有できる国は無いので、中国の空母機動部隊建設というのは、東支那海・南支那海を事実上の中国の領海とすることを保障するものになるのであろう。

 時は20XX年、沖縄での「琉球国独立運動」が盛んとなり沖縄の治安は騒然。
日米安保条約で謳う武力攻撃事態ではないので米国も傍観するほかなく、人権と人間の自由を世界で最も尊ぶ国である中華人民共和国としては、本来中国との関係が深い独立国である琉球への日本政府による自由、平等、人権、自己決定権をないがしろにした過酷凄惨な、さながら嘗ての南京大屠殺を彷彿とさせる琉球人民への弾圧を看過することは出来ず、ここに空母機動部隊を派遣して日本政府による琉球人民への人権弾圧に繋がる日本本土からの一切の海上・航空輸送路を遮断、小日本自衛隊の戦力も蹴散らして排除、日本政府による琉球人民弾圧奴隷化の企てを見事に完全粉砕し、ここに中国の冊封国である琉球人民共和国が’成立。 
これで釣魚諸島領土問題も東支那海の第一列島線防衛ラインも見事解決・・・
 中国共産党政府の権力者や人民解放軍高級幹部の初夢だろうか(苦笑)。

◆◆◆引用:読売新聞ネット
中国が初の国産空母、大連で建造…5万トン級

【北京=蒔田一彦】中国国防省の楊宇軍報道官は31日の定例記者会見で、中国初の国産空母を遼寧省大連で建造していると発表した。       

国産空母の建造を中国政府が公式に認めたのは初めて。完成すれば、2012年就役の「遼寧」に次ぐ中国軍2隻目の空母となる。

 発表によると、建造中の空母は排水量5万トン級の通常動力型。楊氏は「我が国の自主開発・設計で完成させる」と「国産」である点を強調し、「国家の海上安全の防衛、領海の主権と海洋権益の保護は中国軍の神聖な職責だ」と述べ、空母の建造を正当化した。「遼寧」は、建造中だった船体を中国がウクライナから引き取って改修していた。

 中国軍は20年までに、空母と護衛艦艇、潜水艦などで構成する「空母戦闘群」の3個編成を目指している。中国が海軍力の強化を背景に、東シナ海や南シナ海を巡って対立する周辺国に対し、一層の強硬姿勢に出ることが懸念される。

2015年12月31日 19時43分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151231-OYT1T50097.html?from=ytop_main5
◆◆◆

◆◆◆引用:中国国防部12月31日例行記者会

Q: According to media reports, the second aircraft carrier of China is being built. Could you please confirm and share with us more information? The second question is on the Liaoning Aircraft Carrier. What progress has been made during its scientific test and training? You yourself said before that the aircraft carrier was not a homeboy and, one day, it will sail into the far seas. My question is that, in 2016, is there any plan for the Liaoning aircraft carrier to conduct training in far seas?

A:On the 1st question, China always adheres to the path of peaceful development, and firmly upholds an independent foreign policy of peace and a defensive national defense policy. We have a long coast line and a vast maritime area under jurisdiction. To safeguard maritime security, sovereignty, and interests and rights is the sacred mission of the Chinese armed forces. We all know that Liaoning is the 1st aircraft carrier of China. Taking various factors into consideration, relevant authority started the research and development of China’s second aircraft carrier, which is currently under independent design and construction.

Since the Liaoning Aircraft Carrier was commissioned, it has been conducting scientific test and military training in accordance with plan. As to what kind of training it will conduct in the next step, it depends on the needs of the tasks.

Q: Could you please share with us more information of the basic technological and tactical capabilities of the second aircraft carrier as well as the weapons and equipment that will be installed?

A:As far as I know, the second aircraft carrier is designed independently by China and is being built in Dalian. It has a conventional power plant with a displacement of 50,000 tons. It will carry J-15 fighter jets and other ship-based aircraft, and the fixed-wing aircraft on-board will adopt ski-jump take-off mode. Various types of equipment will be installed to meet the needs of fulfilling its missions.

The design and construction of the second aircraft carrier, having drawn on a lot of useful experience from the scientific tests and training of the first aircraft carrier, Liaoning, will have new improvements in many aspects. In the future, we’ll continue to offer relevant information.

Q: According to the U.S. media, China for the first time has started using its nuclear submarines for maritime patrol, which will enable China to have the second nuclear strike capability. What is your comment?

A: I think the report by foreign media is purely media hype.

Q: How’s the building of China’s second aircraft carrier going? What is the timetable for building this aircraft carrier and when will it be commissioned? It was reported that China would build the third aircraft carrier. Do you have any information to share?

A:The second aircraft carrier is currently at the stage of design and construction. As to future work, it depends on the progress in its design and construction. As to the long-term development of China’s aircraft carriers, relevant authorities will take various factors into consideration in making decisions.

Defense Ministry's regular press conference on Dec.31
http://eng.mod.gov.cn/Press/2015-12/31/content_4634720.htm
◆◆◆

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