Bandoalphaのらく書き帳

おっさんのブツブツですぅ。 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きです。 呑み代の溜まった日本を逃れ、今は向う岸に潜む日々。 Toshi Hino/桧野俊弘 メールは:  Bandoalpha@msn.com                                             

2020年03月

世界的大流行

 支那大陸の武漢で発生していた肺炎似の奇病が人から人へと感染伝播する「感染症」だと中国政府が公表したのが去る1月20日であるから、公式には僅か二月チョットの間にほぼ全世界に伝播し、今や世界の感染者は66万人、死者は3万を超えたという。 そして未だ日々倍々ゲームで増え続けているので終息の先は見えない。

 と書いたところでニュースを見たら、世界の感染者数は72万人、死者は33,925人となっていた。

 米国でもあっという間に感染が広がり、全米の感染者は14万人を超え、死者は2,467人というのが今日の数字である。

 不要不急の外出が禁止され、学校は休校。人の集まるレストランやバーなどは閉鎖されている。 在宅勤務が出来るところも限度があろうし、レイオフなども当然増えてきている。 生活への影響や経済的損失もこの先どれ程までになるのか想像はつかない。

 病気であろうから支那の習近平に請求書を回すわけにもゆかぬのだろうし、困ったものである。

 米国での感染者第一号を出したおらが町でも当然の如く感染者は増えてきており、ここ当地域のSnohomish county(スノホミッシュ郡 人口約82万)での感染者数は1,000人に迫ろうとしている。死者は23名で殆どは高齢者であるが、木曜には感染した路線バスの41歳の運転手が亡くなったと言い、年齢に関係なく十分な致死性を持つウイルスなのだろう。 ドリフのメンバーだった志村けんもこの病魔に斃れたというが、確かに肺がやられれば呼吸が出来ないから誰でも死ぬわけか。

 当地域の病院(Providence Everett,Sweedish Edmond,Evergreen Monroe & Cascade Valley Arlington)のベッド数は計721床といい、うちICU(国際基督教大学 集中治療室)は87ユニットという。

 当地域の感染者のなかで現在入院中の者は69名というからまだ対応可能なところだろうが、今後爆発的に要入院患者が増加したら「医療崩壊」ということも有り得ようし、医療関係者はここ当分のあいだ緊張した毎日が続くことだろうか。 金曜に連邦備蓄の医療器材9パレットがEverettに到着したと言い、内に数百床の簡易ベッドを含むので今後簡易病床を設置するのだという。

 感染第一号の治療経費は20万ドルだったというが、感染者が爆発的に増加してくれば同じような治療は出来難くなろう。

 俺がついに武漢肺炎に倒れ入院する頃は一万人目くらいの入院患者になるだろうから、治療は「20ドル・コース」ということになってしまうだろうか。 もはや俺専用の個室でピチピチの若いナースが青い瞳で覗きこみ体を寄せて「ココ痛イノ?」「いや、もっと下のほうだよ」ということは望めず、何十年も倉庫に積んであった州軍のカビ臭い野戦テントにずらりと並べられた簡易ベッドに寝かせられ、ボランティアに応じて来た「昔は若い兵隊に随分誘われたのよ」と今では信じ難いことを言う凄い体形のベトナム戦争に従軍したのが自慢のシワシワの元看護婦が担当。 呼吸も細く朦朧としている俺は「ユー、OK?!」と患者の糞尿を片付けたばかりの黄色いゴム手袋で頬をピシャピシャ叩かれたりするわけか。 息も苦しくなり俺もとうとうこれまでかと観念した頃にやっと「先生の回診です」の声、九死に一生!助かったと思って先生の顔を見ると何処かで見たような? ああ、ウチのネコの去勢手術をしてくれた犬猫病院の「ジョンソン先生!」、「医者が足りなくてね、僕も召集されたよ。さあ診てあげよう、前脚出して」 もはや即死を望む!

 最悪の場合には、先の大戦でのわが皇軍のレイテ島オルモック陸軍野戦病院の様相を呈するになろうか。
「野戦病院とはまったく名のみにして何らの設備も無く、負傷者は竹藪の中に収容しあり。陸上部隊最前線戦闘の一端をうかがい知る。 この朝ついに有田兵長うなりつつ不帰の客となる。」

 やれパンデミックだ何だかんだと人間社会は忙しなく日々が過ぎてゆくが、気が付けば自然界はもうすっかり春である。
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 夜中に足早にヒョイヒョイと行くのを1~2度見かけたあとは暫く姿を見なかったので何処かへ去っていったものと思っていたコヨーテだが、裏庭で日向ぼっこ?の毛づくろいしているのを見た時は流石に一瞬わが目を疑った。

 オレの家であるから所謂その他大勢のアメリカの一般庶民住宅であり、敷地も広いものでなく裏庭は金網のフェンスで囲ってあるのだが、扉の下が丁度入れるくらいに抉られていた。コヨーテ自ら檻の中に入って来てるようで何やら可笑しいが、隣近所は犬を飼っているので吠えられる。ウチはもう犬はいないので、ここなら安心して休めるという算段なのであろう。

 家の周りにリスは何時もいるし、ウサギも見た。ネズミも見た。蛇も見た。蛇はガーデン・スネークと言われる小さい可愛らしいものである。ラクーンとパッサムは夜中によく見かける。 ラクーンは鉢合わせすると「ぬ、オレの敷地に怪しいヤツ」と、後ろ足で立ち上がり両手を挙げ体を左右に揺すり「この構え見て隙があったら、どっからなりとも掛かってこんかい!」とばかりに威嚇してくる。俺も同じ構えをして「怪しいのはお前ぢゃ」と知らせてやるのである。時おり芝生の上で大の字になってじっと月をめでたり?している。ラクーンというのは何かしら憎めない。

 よく肥えたラクーンなどは体重もかなりありそうだが、やはりコヨーテが家の敷地辺でこれまで見かけた中では最大級の野生になるであろう。

 このコヨーテは周辺の開発に追われて住宅地へ迷い込んできたものなのだろう。

 「智に働けば角が立つ。情に竿させば流される。意地を通せば窮屈だ。」とかくこの世は住み難いものと明治の文豪は書いているが、「あゝここも住み辛くなった。」「ここも居られない。」とばかりにとうとうこんな所まで流れて来たのかと思えば、全くの知らぬ他人のような気もしなくなる。

 考えてみれば小動物を捕食する肉食獣だからといって、「危険」「害獣」だという理屈もあるまい。

 木の実を食うリスや草食のウサギなどは「良く」て肉食のコヨーテは「悪い」、というのは人間の身勝手な価値観で決めつけているだけの話であろう。草食系・肉食系いずれもが大自然の食物連鎖の中で生きている。肉食獣が小動物を捕食するのは自分たちの食べる分だけであり、無暗やたらと殺戮するということはしない。動物たちは足ることを知っている。 その肉食獣もやがては大地に朽ちて様々な生き物の糧となり白樺の肥やしとなって悠久の命の輪廻を刻んでゆく。

 人間だけは、もっともっととその貪欲に際限(きり)が無い。

 「開発」の名のもとに自然環境を破壊し、「駆除」という怪しげな正義のもとに生き物を殺戮する。 度が過ぎた!と知ると「地球環境保護!」だの「絶滅危惧種!」だのと騒ぎ出すのであるからワケが解らない。 「もっと、もっと!」の我欲の為には嘘をつき誤魔化し人を騙し、時に殺傷することすら厭わないのまで居る。 凡そ自然界よりすれば最も危険で害獣なのは人間ということになろうか。

 コヨーテもこんな住宅地に居ても仕方なかろうからじきに仲間を求めて立ち去るであろうし、指を差して騒ぎ棒を持て追うようなことはせず、好きなだけ休めと其の儘かまわぬこととした。

 しかし、若しも此のまま庭に居つかれたら、そのうち夕方にはコヨーテ連れて散歩してたりして。

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