Bandoalphaのらく書き帳

故郷離れてはるばる千里、ひとつ山越しゃ他國の星がぁ・・・昭和の終末高齢者! 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きらく書き帳ですぅ。 桧野俊弘 ご意見メールは:Bandoalpha@msn.com

武漢新型肺炎/COVID-19

武漢新型肺炎

 昨年末に中国湖北省武漢市で発生が確認されたという新型コロナウイルス(novel coronavirus, 2019-nCoV)による肺炎似の症例だが、米国でも感染者第一号が確認されたという。

 ここSnohomish county在住の30代の中国人男性永住権者というから、大当たり~w

 該感染者は中国の実家に一時帰国していたといい、15日に米国に戻り19日に発症して地元医療機関で診察を受け、状況懸念した医療機関が検体をCDCに急送し20日に2019-nCoVと確認されたという。 該患者は現在EverettのProvidence Hospitalに収容隔離されているというが症状はほぼ回復しているようである。

 該感染者は新型肺炎の発生地帯とされる武漢の華南海鮮市場には行っていないといい、人から人感染だった可能性が高いだろうか。 新型であり詳細は不明なものの、野生動物などのコロナウイルスが人に感染したもののようであり、潜伏期間は1~2週間程度で死亡率、感染力ともにさほど高いものではないようである。 潜伏期間に入国した場合には空港などでの体温検疫はすり抜けてしまうことになるか。

 中国政府当局は情報開示が遅く且つ小出しであり、実態が不明な部分が多いのが懸念される。

 発生事態の状況が詳らかであれば、個々に注意もするし各々必要な対策も取れるわけであるが、中国当局の発表には疑問な所が多い。 中国国家衛生健康委員会の22日の会見では「患者数440人、死者9人」としているのだが、日本、韓国、台湾、タイでも感染者が見つかっている状況からすれば、ウイルスは武漢以外の各都市にも広がっており、罹患者数は少なくとも4桁の数字ではあろうか。

 事態を小さく、且つ事態は人民の健康を第一に考える高度な衛生技術を持つ当局によって完全にコントロールされているとしたいものなのであろう。 中国政府当局には人の健康・命よりも大切と考えるものがあるのであろう。 福島原発事故のさいに、当時の民主党政権の枝野某が「ただちに健康に影響はない」「(原発事故は)コントロールされている」と意味不明な会見をしていたものと同一のメンタリティであり興味深い。

 さて、こうなるとアルコール消毒の日々励行ということになるが、体内から消毒するのが最も効果的であるのは明白であるから、WA州産の13%ALC溶液一本の後に消毒効果の高いスコットランド産40%溶液を1~2杯で完璧だろうか。

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CDC (The Centers for Disease Control and Prevention) 

 Wikipedia



武漢新型肺炎

 今回の武漢新型肺炎の米国第一号感染者発生への対応は、最初の該罹患者診察の医療機関の状況判断、連絡を受けたCDCの対応、その後の州衛生局と連邦CDCとの連携等いずれも迅速見事であり、州民として十二分に信頼するに足るものと言える。 現在は該感染者と接触のあった者からの2次感染者の有無の確認であるが、2次感染者発生の可能性は高くはなく、又発生したとしても対応体制は取られている。 これら適切な対応を可能としたことの基盤にあるものは、Situation Awarenessー現況状況の認識共有ーということであろう。

 武漢新型肺炎米国第一号となった中国人男性は現在当地EverettProvidence Medical Centerの特殊隔離病室(Biocontainment unit)に収容されているという。

 5年ほど前にエボラ出血熱騒動があったが、その時に新設された特殊設備だといい,、未知の新型伝染病に対する対応手順マニュアルも準備されていたといい、今回のように飛沫感染どころか空気感染の可能性も否定出来ない伝染病にも対応可能な設備である。 設備は非公開であり該特殊病室の位置すら非公開であり、病理に疎い俺には知る由も無いが、低圧室で特殊換気フィルターを備え外界とは厳重確実に隔離されたものであろう。 今回のような新型のウイルスの発生や、或いは病原菌を使ったバイオテロ攻撃も想定する必要のある時代を反映したものであろうか。

 「有事」に該施設で看護にあたることになる看護士などの医療関係者は自らが治療法の確立されていない致死性の高い新型伝染病に罹患してしまう危険性を完全に否定できないわけであり、「志願」制により、Biocontainment Evaluation Special Team通称「BEST」と呼ばれる班を編成し、通常勤務の傍ら時折呼集されて実施手順の実働演習を励行していたという。 今年も去る1月2日に実働演習を行っていたばかりというから、「待ってました!」(w)の初の「実戦」使用となっている。

 医師には志願の有無は問われないようだが、医師になった時点で感染の危険性は承知の上であり既に志願済みということなのであろう。 新型のウイルスでありその毒性・特性や治療法についてこれから確認・開発してゆくという生涯一度のチャンスであり、医師とくに感染症の専門家であれば恐怖心よりも興味・関心のほうが高いことであろうか。

 医師に限らず、消防士、警察官、あるいは軍人(自衛官、予備自衛官)などがそうであろうが、「確固たる使命感」は恐怖心を駆逐するものである。

武漢新型肺炎2例目

 米国での2019 nCoV感染者2例目はイリノイの60代女性だという。

 やはり中国に旅行して帰国し、数日後に発症し医療機関を訪れている。 空港での入国時体温検疫も勿論大切ではあるが、潜伏期間中であれば普通の健康体状態でそのままスルーしてしまう可能性は否定できない。 中国は春節に入り日本などへの観光客も多い季節だというから、経済的には降臨歓迎だがウイルスは怖しということになるか。

 ベトナムで人から人への感染が確認されたとかのニュースがあったようだが、とすれば中国大陸以外では初の人→人感染例だろうか。 仏や豪州でも感染者が出たとか。 中国大陸の主要都市では感染者が出ている状態であり、人の行き来はグローバルな時代であるから世界の各所で感染者はこれからも発生するのであろう。

 米国でも今後さらに感染者は出て来そうであるが、人→人感染が生じるか?どれほどの感染力なのか?そして毒性は?等は公衆衛生・医療の関係者は関心の高いところで注視していることだろうか。

 何年かに一度は新しい感染症の「奇病」がおきているようであるし、今回のが終息しても数年後にはまた新たな感染症が生じて来そうである。

武漢新型肺炎

 なかなかの勢いである。

 本場中国では死者がもう100人を超えたというからかなりな猛威である。 米国でも現在5人の感染者が確認されているが、いずれも中国武漢市などへの旅行や中国からの訪米者である。 該感染者はいずれも”震源地”である武漢の華南海鮮市場は訪れていないと言い、又感染者と思しき者との接触も無かったという。 人→人感染なのだろうが、街中のドアの取っ手や公共交通機関の吊り革やシートなどを介してウイルスに感染したものだろうか? 相当強力な感染力を持っているとも思えるが、米国では現在2次感染者は出ていない。 該感染者と6feet以内?に接した者などで感染が疑われる100名+をCDCは検査してるようであるが、これまでに検査を終えた半数弱はいずれも陰性であり陽性者は出ていない。 インフルエンザほどの感染力は無いとすれば、数の問題つまりウイルスに接する機会が極めて多い状況なのだろうか? 感染しても症状が軽かったり発症しないケースもあるというから、かなりな数の感染未発症者が中国には増えている可能性は考えられようか。 「病毒伝播快又強!」「新肺炎形勢険峻!」。 感染症発生時の封じ込めに失敗しているので、支那大陸左右皆感染者!だったりして。

 2002年に同じく中国で発生したSARS(重症症急性呼吸器症候群Wiki)があったが、この時も中国政府は速やかな情報公開をせず、蔓延した結果発症者8千人以上死亡者8百人前後を出している。 今回も前例は生かされず同じ轍を踏む失敗を犯したことになる。 共産党一党独裁による専制国家であり、報道は徹底的に管理しているわけだが、人の口や耳は封じられても感染症を封じることは出来なかったか。
Jan272020Fox

 感染経路、治療法など詳細不祥なこのような新型感染症が発生したばあい、罹患者の徹底した隔離が蔓延を防ぐABC(いろは)なのであろう。
 今回の感染第一号は、自宅からProvidence(病院)の特別隔離室に運ばれる間も隔離ユニットに入れられて搬送されたという。
Unit
Everett Herald Photo こんなのに入れられたら自分がウイルスみたいな気分になるだろうか。

 しかし、感染したとして病院の特別隔離室に収容されるようだが、入院であれば食事は三度とも「上げ膳据え膳」であろうし、病院食というのは塩分や脂分控え目だからか?味が薄く「まずい」という定評だが栄養バランス・調理衛生は完璧だろうし悪くあるまい。 あとは毎晩とは言わないが、2日にいっぺんワインの一瓶でも付けていただき、ブロンドのスタイル良いミニスカートの看護師がウイルスでむくんだところをさすってくれるのであれば喜んで感染するのだが、現実は夢のようにはいかないようだ。

新型の感染防護服を着用したオレの担当看護師。
nurseX

 Providenseでは看護関係者の感染機会を極力減らすため、今回ロボットを多用しているという。
Robot-Doctor
Everett Herald Photo  医師などともこの医療ロボットを介して会話するという。 外界と完全に遮断され人との接触も無いとなると、これはもうカンペキな中高年引きこもり!になるかw

 それにしても医療ロボットがいかにもマシン然としているのはいくない。
患者は発症し隔離されて精神的に落ち込んでいるのであるから、医療ロボットには患者の元気が立つような魅力があらねばなるまい。 日本にはロボット技術がありアニメアートの世界がある、これらを融合させて超魅力的な医療ロボット・ナースを開発してはどうか。 患者とくにオタク患者の回復は見違えるほど早くなることであろう。

 しかし、まあ他人をあまり笑えないわけだが、日本の男は思考・趣味が変態なのが多いので、あまりに魅力的な医療ロボットだとショートなど電気系統に故障を発生させ、「うちのロボットに何したんですか!」とゆう事例が多発することになるわけだろうか(苦笑)。 

武漢新型肺炎ー Public Health Emergency in US

 米国の6人目の感染者は米国内初の人→人感染の確認事例となっている。

 先日感染が確認された支那旅行帰りのイリノイの60代のババ昔若かった女性の旦那さん(支那旅行には行かなかったという。利口な方である)だそうだが、これは「濃厚接触者」だろうし、検査結果が「感染が全く確認されない」だったら却って親族一同には別の不安が生じたことだろうか。

 さらにマサチューセッツで1人、カリフォルニアで4人感染確認者が出たそうで、現在11名の確認感染者となった。 カリフォルニアの一人も感染者の配偶者で米国内での人→人感染例だという。

 中国国家衛生健康委員会の発表では、死者は前日より57人増えて361人になったとか。 毎日60人近い人間が死んでいく状況というのはなかなか深刻であろう。

 武漢からフィリッピンを訪れていて発症した44歳の中国人男性が亡くなったと言い、中国以外での初の死亡例となっている。 容体は安定し回復に向かっていたそうだが亡くなる24時間前から急変したのだとか。 致死性もなかなかのものを持つと言えようか。 ちなみに同行の中国人妻も感染が確認されたという。

 中国国内の感染者は判明しているだけでも2万人に迫る勢いのようであり、封鎖状態にあるという「主戦場」の武漢市内などはかなりな修羅場であろうか。

 フランスでは医師が感染してしまったそうだが、最も注意しているはずの医療関係者が感染するのであるからこのウイルスの感染力というのも結構なものなのであろう。

 本場中国では医療関係者の感染も少なからず出ていることは想像に難くないが、実態は不明。 最前線で感染症と日夜格闘している医療関係者に感染が生じるようだと関係者の士気への影響が大きいであろう。

 しかし、ひと月程で感染症がここまで拡がってしまうというのは、アフリカなどの発展途上国であるならば兎も角として、中国は世界第二の経済大国であり公衆衛生・医療インフラについてもほぼ一流のものを持っているであろうに些か驚きであるが、やはり情報開示を躊躇い、新しい感染症の発生初期での封じ込めに失敗していることが大きいのであろう。

 中国は共産党一党独裁の政治体制であるから、行政機関も共産党の指導監督下にある。 権力を独占している閉鎖的な党内での権力闘争があり、夫々自らの保身がある。 行政は常に党の意向を注視しながら言動する必要があろうし、党も又そのように仕向けているであろう。 情報を開示した場合の人民の公益あるいは開示しない場合の人民の不利益ということよりも、情報開示した場合或いは開示しなかった場合に党はどう思うか?自分の処遇にどう影響するか?という思考が優先してしまう構造である。 また報道を管理する政治体制であるから、事実は如何様にでも都合よく作ることが出来るというプロパガンダの思考がある。 一般大衆の下級人民のほうを向いて仕事をしても何の得にもならないばかりか、下手をすれば党に睨まれて自分自身が危うくなりかねない。 前回のSARSの失敗体験も生かされず、今回も同じ轍を踏んだのも新型感染症の初期状況を見誤り軽く考えていたといった単純ミスではなく、中国の政治行政の体質的問題に起因するものであろう。

 中国国内はもう仕方ないとしても、感染症の世界拡散は防がなければならない。

 米国も先日大統領直轄の当感染症タスクフォースが記者会見し、「Public Health Emergency」(国民健康非常事態)を宣言している。 米国民で14日内に湖北省に居て帰国した者の強制隔離や同じく中国本土に居た者への観察・自主隔離措置、外国人の場合には14日以内に中国に居た者の入国禁止、などの措置が執られることとなった。 「非常事態」とは穏やかでないが、国内に蔓延してしまってからでは対応は難しくなるので今のうちに一般の注意を喚起し、また感染に対する多重防御の体制を敷く、ということであろう。 隔離観察施設は軍のベース(駐屯地)を使うと言うが、軍施設なら元々隔離されているので好都合かw。
 
 数年前のエボラ出血熱騒ぎの時に、感染してしまった看護師の治療の陣頭指揮に当たっておられた先生の腕組した難しいお顔が見えるが、この先生はNIAID(国立アレルギー・感染症研究所)の所長を長く務められており米国での感染症の第一人者という。 感染症の大家というから水虫の先生なのかと思ったが、もう少し人類に深刻な影響のあるHIV/AIDSの大家のようだ。 先生の研究所の年間予算は$5.5billionという。 先生の資格はMD(医師)となっておりPh.D(医学博士号)は持たない様で、研究畑よりやはり治療や感染予防策といった実践畑の先生なのであろう。 ちなみに米国の各大学などから贈られたhonorary doctoral degree(名誉医学博士号)は45に及ぶという。 CDCの所長もMDであるが、おつむりのハゲ具合を見てたら子供の頃お世話になった仙台宮町の松本先生を思い出した。

「Early missteps and state secrecy in China probably allowed the coronavirus to spread farther and faster」
ワシントン・ポスト紙の記事だが時系列が纏められており大変参考になる。

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