Bandoalphaのらく書き帳

おっさんのブツブツですぅ。 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きです。 Toshi Hino/桧野俊弘 Bandoalpha@msn.com                                                    

武漢新型肺炎-COVID-19

五月(さつき)の雑感

 新緑の季節となった。

 夜来の雨の朝など、軽塵を朝雨に流された若葉の緑が朝陽に映えて輝き、萌えている。
「人呼んで、フーテンの寅」こと車寅次郎師であれば、「これからは、どこ行っても緑が萌えるようだぜ。」という台詞になるだろうか。

 それにしても、今年の春は「コロナ騒ぎ」で前代未聞のことであった。

 不要不急の外出禁止令で多くの企業は在宅勤務を導入はしたが、在宅勤務で生産性が挙げられる業種や会社には限りがある。 売り上げも無いのに人件費だけ払い続けることは不可能であるから、最初のひと月ふた月くらいはなんとか雇用を維持するものの、あとは各自の有給休暇などを使ってもらい、その後はやはり解雇ということになるのが多いであろう。 従来3%~4%だった失業率はここに来て15%ほどに跳ね上がっており、失業保険の申請・給付業務はてんてこ舞いだという。 理髪、美容院や個人経営のレストラン、バーなどは従業員の解雇どころか、いまや店自体が倒産廃業の危機に瀕していようか。 一人当たり$1200、扶養する子供がいれば子供一人につき$500の給付金は4月15日から支給されてはいるが(夫婦二人で$2400となるが、所得制限があり、夫婦合算所得が$15万を超えると超えた$100につき$5減額され$198000以上では支給0となる。独身や個別申告者の場合は其々$75000/$99000。)、これもひと月分、薄く延ばしてふた月凌ぐといったところだろうか。 企業への助成なども色々施策はあるようだが、いずれにしても一時凌ぎのものであるから、もうこの辺で経済活動を再開しないと、感染症は防いでも、職を失い家を失い皆が路頭に迷うことになってしまいそうである。

 幸い当地は新規感染者は減少傾向にあるから機は熟している。 州や地域によっては感染者が増えているところもあると聞くから、各州や市町村の各々の実情に合わせて、感染防止の施策は全て怠りなく実施しながら、状況によっては時には一歩後退する勇気も必要だろうし、臨機応変・柔軟な体制で、経済活動再開を進めていくようであろう。

 前掲JHUの統計を眺めてみると、全米の感染者数は1551668人、死者は93431人とあるから(5月20日現)、致死率は感染者の6.02%となる。

 同じくワシントン州では、感染者18811人、死者1031人を出している(DoH統計5月18日現)。致死率は感染者の5.5%となろう。 年代別の統計が出ているので、60歳以上と未満とにこれを分けてみると、59歳以下の「若い人」の場合は、感染者13168人に対し死者は103人であり致死率は0.8%となるのに対し、60歳以上の「高齢者」では、感染者5643人に対し死者は928人に達っし、高齢者の場合は致死率が16.4%になっている。

 オラの住むSnohomish County(郡)の統計(5月20日現)も見てみると、感染者計3163人に対し死者は132人で、致死率は4.2%である。 59歳以下の「若い人」では感染者2246人に対して死者16人で、致死率0.7%となるが、60歳以上の「年寄り」の場合は感染者917人に対して死者116人で、致死率は12.6%となる。

 今回のCOVID-19に感染した場合、59歳以下であれば、余程に不運でもない限りマズマズ死ぬようなことはないだろうが、60歳以上の「年寄り」の場合には、感染者の8人目までは助かるが、9人目は五分五分で危うい、そして10人目の感染者はこの機会にお迎えが来てまう。ということになろうか。

 ワシントン州は米国での「感染確認者第一号」を出した記念すべき、「武漢新型肺炎米国上陸乃地」であるので、爆発的感染拡大が懸念されたのだが、さほど酷いことにはならずに済んでいる。 ニューヨークが大変だったといい、医師や看護師など医療関係者は16時間勤務の日々が続いたと言い、修羅場に疲れ果てたものだろうか?自殺したERドクターの女医さんがいたと言うから気の毒である。 東岸ニューヨーク州には、早い段階で欧州経由で感染症が入って来ていたものと言う。 中国は、いまや世界第二の経済大国であり、観光にビジネスにと、中国人は世界中の何処にでも出かけている時代である。 危険な新型感染症が発生した中国の源泉地で封じ込めが出来なかった場合、世界中のいずれの国もが、深刻な問題に晒されてしまうことになる。

 今回のCOVID-19パンデミックを惹き起こした「SARS-CoV-2」と言うコロナウイルスは、元来中国奥地の洞窟に棲むナントカ蝙蝠を宿主とするものとか。 なにかをきっかけとして、「蝙蝠より人間サイコー、人間たんぱくゲキウマーっ!」とばかりに人間社会に出て来たものであろうか。

 湖北省武漢には、このような危険なSARSウイルス等の研究を可能とする中国初のBSL-4レベル適合の実験研究施設である「中国科学院武漢病毒研究所」が、2018年1月に竣工している。 同研究施設の建設にあたってはフランスの技術協力があり、米国University of Texasと研究提携もしている。 人類にとって危険なウイルスの感染防止や治療法の開発には、そのウイルスを研究し感染伝播や発症のメカニズムを解明することが欠かせないわけで、ウイルス研究は大いにやるべきなのだが、如何せんこの研究施設については、安全性に懸念がもたれていたと言う。

 ケアレスな管理によるSARS-CoV-2ウイルスの漏出の疑惑が現在取り沙汰されている。

WohanBioLabo
武汉国家生物安全四级实验室(BSL-4实验室)

WuhanIofVirology
Google Earthで見る武漢病毒研究所BSL-4研究棟。探すのに苦労したが、仏語Wikiの位置情報がドンピシャであった。

ヤマは越したが

 ワシントン州はCOVID-19感染の山は越したものと考えられている。

 日々の感染確認者数や死者も減少傾向に入ってきているわけだが、在宅勤務や他人との距離を取るのにも疲れ、飽きてきたぁ、とばかりにリラックスしてしまうと感染がぶり返してくることになる。 以前の普通の社会生活に戻るには段階を踏んで一歩一歩進める必要があり、まだ暫くの時間を要するのであろう。

 感染症には波があり、今回の第一波が過ぎても秋口辺りから第二波の感染拡大が生じるとの大先生の嫌な話もあり、有効な治療薬もワクチンも未だ無い新型感染症であるからこれとの戦いはある程度長期戦を覚悟する必要があることだろうか。

 スーパーなどでは店内が密集しない様入店者数を制限しているので、列それも6ftほど間隔をあけて並ぶ必要があり買い物にも時間が掛かる。 COSTCOなどは感染した場合ハイリスクな高齢者のために火水木の早朝8時から1時間の「高齢者専用時間帯」を設けている。また、医療関係者には列を作らず優先入店させる優遇措置の「粋な計らい」をしている。

 俺が買い物に出るのは「酒とツマミ」なので今のところさしたる影響は感じていない。

 このウイルス(ウイルス名:SARS-CoV-2)は、感染しても25%の者は全く症状が出ないといい、25~50%+(81%と中国のレポートは言う)は症状が軽く「風邪程度」なのだという。 感染者の過半数は所謂「医者要らず」の状態であるがウイルスをまき散らす能力はあるので、人の集中する都会などで一旦感染者が入って来てしまうと極めて効率的に感染が拡大してしまうものという。

 症状が出た者のなかでは回復してきて2週目になって急激に症状が悪化し肺呼吸機能を失うことがあるという。高齢者の場合などでは発症時にいきなり肺呼吸機能障害を生じる場合があるといい、そのような場合は救急要請を躊躇するなと言う。高齢者の場合は救急車が先きか?お迎えが先に来るか?ということになってしまうだろうか。 肺ばかりでなく他の臓器類や脳などにも障害発生例があるといい、解剖では血液の凝固が顕著にみられるというから、血液の凝結能力に異常をきたし臓器等からの出血を呈するエボラ出血熱とは丁度逆の血液反応ということになろうが、血栓障害を惹きおこしているか。 体力的に脆弱な高齢者や持病のある者の致死率が高いのは解るが、警察官、消防士、軍人といった人一倍の体力がある筈の若い健康体の者にも少なからぬ死者を出しているので、あまり年齢などに関係なく致死性はあるのであろう。

 なんとも性質(たち)の悪いウイルスである。

 今現在このウイルスに対する効果的な治療薬もワクチンも無いので、感染の媒体である人などとの接触を避けるという消極的な防御法をとるしかない。 「引き籠りに徹する!」とはしても皆食糧は買い出しに出る必要があるし、酒もやはり欲しくなる。 誰しもスーパーなどへは買い出しに出るわけだが、「スーパー内での1人の感染者の咳一つ」がどのようにこのウイルスを拡散させるのかのシュミレーション動画が興味深い。

 
 このAalt Universityというのは北欧フィンランドの大学という。 循環暖房などで店内に空気流があればウイルスの滞空時間・拡散領域は更に延びることだろうし、棚の商品や床面に付着したウイルスは触れた客の手や靴底に付着して更に運ばれてゆくことになる。 買い物時には手袋着用、ショッピングリストを作って自分の買う物のみ触れるようにし素早く退店する等が推薦されているが、99%の防御に成功しても1%の抜け穴があれば感染してしまうのであろうから、なんとも厄介な話である。 既に自分が感染者である可能性もあるし、CDCも今や人ごみに出る時にはマスクの着用を推薦している。(CDC:マスクはTシャツ等コットン布で自作したもので良いとしている) 何処でも人とは間隔を取り手洗いの励行は言うまでもない。 「人を見たら感染者と思え!」の時代である。

627thHC
 シアトルの屋内競技場に設営された「陸軍野戦病院」 Photo: 627thHC Spartan Medic
陸軍は野戦病院3個隊に動員を下令したと言い、2個隊は激戦地となったニューヨーク州へ派遣されている。 シアトルに来てくれたのはコロラド州に駐屯する627th Hospital Center 通称「Spartan Medic」で、大佐の女性隊長以下300名程が地元の衛生隊等と合同し、手術室、X線室、ICU等を含む248床の野戦病院を数日で開設し満を持していたが、シアトルでは幸いにして爆発的感染拡大は生ぜず、野戦病院は一床も使用されることなく先日部隊は撤収している。 コロラドに原隊復帰した同部隊は次なる激戦地への出動命令に備えて48時間内出動待機体制にあるというから頼もしい。
 この女性部隊長(Col. Hope M. Williamson-Younce)は、高卒一般隊員として入隊し、衛生兵として下士官迄昇進。その後に部内幹候として将校コースに進んだと言う。91年の湾岸戦争を皮切りに、数多の野戦病院実戦展開を経験している。 看護学での博士号を持ち修士2つを持つという。 軍隊生活の酸いも甘いも嚙み分けた部隊長ということになろうか。
Col. Williamson-Younce
627thHC部隊長着任式での同大佐。 US ARMY Photo

 シアトルへは海軍の2隻保有する病院船の1隻を派遣するとの話が最初あったのだが、病床1000を有する巨大病院船はLAとニューヨークの激戦地へ其々派遣されている。

 しかし、「野戦病院」、「軍医」と聞くと、これは戦場での銃撃戦や路肩のIED仕掛け爆弾などで負傷した将兵が対象なのだろうし、「腹部貫通銃創」、「両脚爆裂」、「頭部に入った7.62X39弾摘出オペ」等々の連続だろうし、いわば究極の救急医療とでも言えようか。 戦場に在る野戦病院であれば、時には生存率の最大値を希求するため、非情ともいえる冷徹な判断措置を軍医は求められることも生じようか。 やはり街中にある内科小児科とは少々違って、いわゆる荒業治療という印象がどうしても強いことだろうか。

★特設エヴァレット野戦病院★ 
「このアジア系の男は何言ってるのかワカランし、どうせ助からんだろ。薬も節約せにゃならん。 衛生兵ッ! こいつを楽にしてやれ。」
「はッ、処置します。」
「よおし! 次ッ!」
「軍医殿、この患者39度5分の高熱です!」
「ヨシ、直ちに両足切断!」
ーーもはや即死を望む。

☆☆
 Johns Hopkins大(COVID-19 Dashboard by the Center for Systems Science and Engineering at JHU)の統計表。毎日更新される数字なので意味は無いが記念に貼っておく。
JHRptApr1920

 同じくワシントン州の統計(Daily statistics Washington state Department of Health
WAApr1720

 スノホミッシュ郡の統計(COVID-19 Case Count Snohomish Health District
SnohApr1720


 ニューヨークは相当な激戦地となったようだが、やはり人が密集する大都会というのは感染症には弱いだろうか。ニューヨークも峠は越したと言う。 ニューヨーク州の統計(New York State Department of Health COVID-19 Tracker
NYSApr1820

 それにしても、中国政府やWHOがも少し真摯な対応を取っていたならば一か月早く世界の感染症専門家に警鐘を打てていたろうし、現在の状況は大分異なっていた可能性を否定は出来まいか。 都合の悪い真実は隠蔽糊塗し、自らに都合の良い情報のみを流布することで社会人民を誘導しようとすることの罪深さであるか。

胸突き八丁

 今回騒動になっている感染症というのは、昨2019年12月初め頃に湖北省武漢の一角で発生したものなのであろうが、瞬く間に世界中に感染が伝播し多くの死者を出し、状況は現在さらに悪化し続けている。 世界的に人の交流が止まり、各種の生産活動が止まり、多くの人々が今までとは異なる生活を余儀なくされている。

 未知の感染症の感染力とその破壊力の凄まじさを世界はまざまざと見せつけられていようか。

 世界中の医療研究機関が有効な治療薬の開発に傾注しているところだろうから、近々このコロナウイルスに有効な治療薬もいくつか発見・開発されることと思うが、社会的に「撲滅」するにはやはり「ワクチン」が広範に接種可能になることであろうか。 ワクチンの臨床試験も始まっていると言うが、0歳から100歳+まで様々な体質の人が対象になるのであろうし臨床試験を幾つも重ねて安全性を確認する必要があるのであろう。 もしも拙速に近道をとるようなことがあればワクチン禍などという悲惨を招くから、感染症の大先生の言うようにワクチンの開発と言うのは通常10年から25年を要するものと言い時間は掛けねばならぬものなのであろう。 現在色々と知恵を絞って1年から18か月での完成を目指しているとか聞くが、接種に際しても医療従事者、救急隊員、消防・警察、学校関係云々と社会的優先順位もあることだろうし、俺が近所の薬局でワクチン接種を受けられるようになるのは、10年後の秋頃になるであろうか(苦笑)。

 当地のワシントン大学の研究所( Institute for Health Metrics and Evaluation (IHME) at the University of Washington’s School of Medicine)が感染モデル解析を行っているがそれによれば全米でのCOVID-19患者のピークはこの4月中旬頃となる。 日々の新データ入力で解析結果は多少流動するとしてもやはりこの数週間がヤマとなりそうである。 トランプ大統領もタスクフォースも今週からこの先死者も増加する深刻な状況に入る(そしてトンネルを抜け光明が差す!)と公言しているので同じ認識なのであろう。 いよいよ一番苦しい胸突き八丁の修羅場に来たわけである。

COVID-19projection
原図はIHMEより。

 ここ数週間が「対COVID-19戦闘の決戦期間」と言うことになろうが、入院者用の病床、重症者用のICU、重症肺炎患者に不可欠であろうVentilator(人工呼吸器)をはじめ各種医療器材の必要数もピークに達するから、米国内随所に発生するであろう「激戦地」に如何に効率的に医療リソースを迅速投入できるか?医療ロジステックス戦の手腕の見せ所となろうか。 

 救急要請に躊躇なく応じている消防救急隊員や昼夜の別なく医療の第一線で今この時も全力奮闘している医療関係者の緊張もピークに達するであろうし、第一線に在る医療関係者には只々畏敬と感謝あるのみ。

 Bothellというからこの近くなのだが、重症肺炎治療に不可欠なVentilator(人工呼吸器)を製作している会社があるという。

 月産150台ほどのVentilator専門メーカーと言うから、小さな会社である。 米国には5社ほどあるというVentilatorメーカーのなかでおそらく一番小さな会社であるまいか? 「Ventilatorー人工呼吸器」というのもただ酸素を送ればよいというものでなく種々付随する機能機器が必要なもののようだが、このVentec Life Systems社の製品には5種機能を備えたポータブル・タイプのバッテリー駆動のものがあるといい、真に野戦病院にはピッタリだろうか。

 この会社のCEOは元々は弁護士だったようだが、今回の武漢新型肺炎発生を聞くや「感染患者の命は我が社の双肩に懸っている」と、一日24時間連日無休で月産1,000台の生産体制を構築しているという。 大統領の戦時動員令により巨大自動車メーカーGMがVentilatorの生産をすることになったが、Ventec社が技術提携してGMのIndiana州の工場で生産している。 月産1万台生産するというから流石巨人GMである。

 ワシントン州は先日、配給を受けた連邦備蓄の医療器材のうち400台+のVentilatorを返納している。 これらは「激戦地」となっているニューヨーク市等に送られている。

 地元の小さな会社が大きな仕事をしている。

世界的大流行

 支那大陸の武漢で発生していた肺炎似の奇病が人から人へと感染伝播する「感染症」だと中国政府が公表したのが去る1月20日であるから、公式には僅か二月チョットの間にほぼ全世界に伝播し、今や世界の感染者は66万人、死者は3万を超えたという。 そして未だ日々倍々ゲームで増え続けているので終息の先は見えない。

 と書いたところでニュースを見たら、世界の感染者数は72万人、死者は33,925人となっていた。

 米国でもあっという間に感染が広がり、全米の感染者は14万人を超え、死者は2,467人というのが今日の数字である。

 不要不急の外出が禁止され、学校は休校。人の集まるレストランやバーなどは閉鎖されている。 在宅勤務が出来るところも限度があろうし、レイオフなども当然増えてきている。 生活への影響や経済的損失もこの先どれ程までになるのか想像はつかない。

 病気であろうから支那の習近平に請求書を回すわけにもゆかぬのだろうし、困ったものである。

 米国での感染者第一号を出したおらが町でも当然の如く感染者は増えてきており、ここ当地域のSnohomish county(スノホミッシュ郡 人口約82万)での感染者数は1,000人に迫ろうとしている。死者は23名で殆どは高齢者であるが、木曜には感染した路線バスの41歳の運転手が亡くなったと言い、年齢に関係なく十分な致死性を持つウイルスなのだろう。 ドリフのメンバーだった志村けんもこの病魔に斃れたというが、確かに肺がやられれば呼吸が出来ないから誰でも死ぬわけか。

 当地域の病院(Providence Everett,Sweedish Edmond,Evergreen Monroe & Cascade Valley Arlington)のベッド数は計721床といい、うちICU(国際基督教大学 集中治療室)は87ユニットという。

 当地域の感染者のなかで現在入院中の者は69名というからまだ対応可能なところだろうが、今後爆発的に要入院患者が増加したら「医療崩壊」ということも有り得ようし、医療関係者はここ当分のあいだ緊張した毎日が続くことだろうか。 金曜に連邦備蓄の医療器材9パレットがEverettに到着したと言い、内に数百床の簡易ベッドを含むので今後簡易病床を設置するのだという。

 感染第一号の治療経費は20万ドルだったというが、感染者が爆発的に増加してくれば同じような治療は出来難くなろう。

 俺がついに武漢肺炎に倒れ入院する頃は一万人目くらいの入院患者になるだろうから、治療は「20ドル・コース」ということになってしまうだろうか。 もはや俺専用の個室でピチピチの若いナースが青い瞳で覗きこみ体を寄せて「ココ痛イノ?」「いや、もっと下のほうだよ」ということは望めず、何十年も倉庫に積んであった州軍のカビ臭い野戦テントにずらりと並べられた簡易ベッドに寝かせられ、ボランティアに応じて来た「昔は若い兵隊に随分誘われたのよ」と今では信じ難いことを言う凄い体形のベトナム戦争に従軍したのが自慢のシワシワの元看護婦が担当。 呼吸も細く朦朧としている俺は「ユー、OK?!」と患者の糞尿を片付けたばかりの黄色いゴム手袋で頬をピシャピシャ叩かれたりするわけか。 息も苦しくなり俺もとうとうこれまでかと観念した頃にやっと「先生の回診です」の声、九死に一生!助かったと思って先生の顔を見ると何処かで見たような? ああ、ウチのネコの去勢手術をしてくれた犬猫病院の「ジョンソン先生!」、「医者が足りなくてね、僕も召集されたよ。さあ診てあげよう、前脚出して」 もはや即死を望む!

 最悪の場合には、先の大戦でのわが皇軍のレイテ島オルモック陸軍野戦病院の様相を呈するになろうか。
「野戦病院とはまったく名のみにして何らの設備も無く、負傷者は竹藪の中に収容しあり。陸上部隊最前線戦闘の一端をうかがい知る。 この朝ついに有田兵長うなりつつ不帰の客となる。」

武漢コロナウイルス COVID-19

シアトル総領事館からのe-mailなのだが、在留邦人に対し注意喚起の情報を適時提供する姿勢には好感がもてる。

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新型コロナウイルス(COVID-19)に関する注意喚起

2020 Fri 2/28/5:05 PM 
在シアトル日本国総領事館 <seattle@mailmz.emb-japan.go.jp>

  • bandoalpha@msn.com
●新型コロナウイルスによる感染症は世界的に広がっています。米連邦政府は,今後は感染者数増加が予想されるとして,ウイルス流行の可能性を踏まえた事前の備えを確認するよう呼びかけています。

●在留邦人の皆様におかれては,引き続き感染予防に努めるとともに,新型コロナウイルス流行に備え,感染状況やウイルス流行に伴う今後の連邦・州・地域レベルの措置を把握するための情報を予めご確認ください。

1.新型コロナウイルスの米国内における感染状況
当館管轄地域(ワシントン州,モンタナ州,アイダホ州北部)では,現在までに感染者は1名(ワシントン州エベレット在住)が確認されましたが,その後回復しております。なお,2月26日に確認された米国内感染15例目(カリフォルニア州)について,米疫病予防管理センター(CDC)は,感染経路が判明していないことから,国内で初めての「市中感染(Community spread)」であった可能性があるとしています。

◎米国の感染者数(CDC)

https://www.CDC.gov/coronavirus/2019-ncov/cases-in-us.html

2.感染予防
CDCは,個人のとるべき感染予防措置として以下を示しています。
●体調不良者との濃厚接触を避ける
●手で目・鼻・口を触らない
●体調が悪いときは外出せず自宅に留まる
●咳やくしゃみの際はティッシュで口鼻を覆い,ティッシュはすぐにごみ箱に捨てる
●頻繁に触る物は,通常のクリーニング剤(スプレーやシート)を使ってこまめに拭き消毒する
●手洗いをこまめに行う
 →石鹸を使い20秒以上
 →特に洗面所を利用した時,食事前,咳やくしゃみをした時などはすぐに手洗い
 →水を利用できない時は最低でも60%のアルコールを含む除菌液(ハンド・サニタイザー)を使用する

◎詳しくはこちら

https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/about/prevention-treatment.html 

3.新型コロナウイルスの感染が疑われる場合
CDCは,新型コロナウイルスの典型的症状として「発熱・咳・息切れ」を挙げ,感染が疑われる場合の対応として概要以下のとおり示しています。

(1)自宅療養
●医療機関の受診を除き,外出を控える。職場・学校・公共の場等へ行かない。公共交通機関やタクシー等の利用も控える
●同居家族等がいる場合は,可能な限り一室に留まり接触を避ける。可能ならば,シャワー室・洗面所も分けて使用する
(2)医療機関に電話で相談
●症状の改善がみられない場合は,医療機関(かかりつけの医師等)に事前に電話で相談する
●その際は,新型コロナウイルス感染が疑われる具体的理由(渡航歴や感染者との濃厚接触など)がある場合にはその旨を必ず伝える

(参考)日本の厚生労働省は,以下に該当する場合は決して我慢することなく,医療機関(日本の場合は「帰国者・接触者相談センター」)に相談するよう,目安を示しています
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

(高齢者や基礎疾患等のある方は,この状態が2日程度続く場合)

(3)その他
●他者やペットとの接触を避けられない場合(部屋や車を共有する場合)や医療機関を訪れる場合は,マスクを着用する。呼吸困難等によりマスク着用が困難な場合は,同居者とは別の部屋を利用するか,同居者が体調不良者の部屋に入る際はマスクを着用するようにする
●皿・グラス・カップ・ナイフ・フォーク・タオル・ベッドシーツ・枕などを共有しない
●症状を観察する
●医療機関や州・地方保健当局に相談しながら,他者への感染リスクがなくなるまで自宅療養(自宅での隔離)を続ける

◎詳しくはこちら

https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/about/steps-when-sick.html

4.感染拡大に伴う各国の水際対策
(1)感染拡大に伴い,感染者確認国からの入国制限措置等を実施している国もあり,また,航空会社によっては感染者確認国との間の路線について運航停止または減便等を行っている場合がありますので,海外渡航を予定している方は,経由国の選定を含め注意が必要です。

◎外務省では,日本を含む感染者確認国からの入国制限措置や入国後の行動制限に関する各国措置をとりまとめ情報発信しています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

(2)米政府の措置
●米国到着前14日以内に中国(除:香港・マカオ)における滞在歴がある外国人(適用除外規定あり)の入国停止措置をとるとともに,かかる滞在歴がある米国市民(含:入国停止措置の適用除外となる外国人)に対する入国時検疫を強化しています。なお,現時点において,日本から米国への渡航者に対する入国制限措置は実施されていません。

●米政府は,日本について,以下の渡航情報を発出しています。

・CDC Travel Health Notice
  ⇒レベル2:強化注意レベル(2/22付)
(高齢者及び慢性疾患のある者に日本への不要な渡航の延期を呼びかけ)

https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/alert/coronavirus-japan

・国務省Travel Advisory
 ⇒レベル2:通常以上の注意(2/22付)

https://travel.state.gov/content/travel/en/traveladvisories/traveladvisories/japan-travel-advisory.html

(3)日本政府の措置
●特段の事情がない限り以下に該当する外国人の日本入国を拒否する措置をとるとともに,入国時検疫を強化しています。
・日本到着前14日以内に中国湖北省または浙江省における滞在歴がある外国人
・中国湖北省または浙江省発行の中国旅券を所持する外国人
・日本到着前14日以内に大韓民国大邱広域市または慶尚北道清道郡における滞在歴がある外国人

●日本の外務省は,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,「感染症危険情報」を発出しています。海外渡航を予定されている方は,必ず外務省海外安全ホームページにて最新情報をご確認ください(上記4.ご参照)。

5.情報収集
新型コロナウイルスに関する主な情報収集源を以下に例示します。皆様の医療・生活に密接に関わる注意喚起や各種措置は,お住いの地域を管轄する地方政府(郡,市,町等)から発出されることも想定されますので,各自においてホームページやツイッター,フェイスブック等,各地方政府の情報発信媒体をご確認ください(既に新型コロナウイルスに関する特設ページを開設している地方政府も見受けられます)。

<米国>
(連邦政府)
◎CDC  
HP: https://www.CDC.gov/coronavirus/2019-ncov/index.html
Twitter: https://twitter.com/CDCgov

(州政府)
◎ワシントン州保健局
HP: https://www.doh.wa.gov/Emergencies/Coronavirus
Twitter: https://twitter.com/WADeptHealth

◎モンタナ州公衆衛生・福祉局
HP: https://dphhs.mt.gov/publichealth/cdepi/diseases/coronavirusmt 
Twitter: https://twitter.com/DPHHSMT

◎アイダホ州保健・福祉局
HP: https://healthandwelfare.idaho.gov/COVID19/tabid/4664/Default.aspx
Twitter: https://twitter.com/idhw 


<日本>

◎首相官邸

http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

◎外務省(海外安全ホームページ)
https://www.anzen.mofa.go.jp/

◎厚生労働省  
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

-
■在シアトル日本国総領事館 
住所:701 Pike Street, Suite 1000, Seattle, WA 98101 
電話:206-682-9107(代表) 
HP:https://www.seattle.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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