Bandoalphaのらく書き帳

吞み代の溜ってしまった日本を逃れ、今は向こう岸に潜むおっさんのブツブツですぅ。 思い付いた時に思いついた事などのテキト~なメモ書きでやんす。 Faith Hope & Love ! Toshi Hino/桧野俊弘 メールは:Bandoalpha@msn.com                                             

原子力ー福島原発事故

空間放射線量の最大値でした

福島県が、平成24年9月21日付けで、さりげなく発表しているのだが。

平成23年3月11日~3月31日(東日本大震災発生以降)にモニタリングポストで測定された空間線量率等の測定結果について」ー福島県HP

福島県は県内に原発が建設されるのに伴い、「福島県原子力センター」という組織を設け、原発周辺地域23箇所にモニタリングポスト等を設置して環境放射線の常時測定をしている。(福島県原子力センターHP

モニタリングポストで観測された測定値は専用回線で同センターに送られ、リアルタイムで環境放射線の状態を把握している。

2011年3月11日の災害発生時には、津波で流されたポスト(局)もあり、停電もあったが、「13局は非常用電源により3月13日~3月15日まで稼働。」「5局は停電せず3月末まで稼働。」したとある。
「通信回線の断線」も生じたとあるが、この”通信回線”というのがモニタリング用専用回線のことなのか否か判然とはしないが、例え専用回線が破断し修復に時間がかかる状況に陥ったとしても、局を回ってデータを回収することは可能であろう。

3月11日は、福島第一では全交流電源を喪失して原子炉の冷却が出来なくなったとみて吉田所長は16時40分に、原子力災害対策特別措置法(電力会社に緊急時通報の義務があるという)に基き、経済産業省、福島県、大熊町、双葉町あてにファックス送信(第2報ファックス)を行なっている。
”詳細状況は不明だが原発に異常事態が発生している”という状況になったのであるから、原発周辺地域の環境モニタリング・データの収集は緊急かつ重要なファクターになる。

”係りの職員が全員逃げてしまった”とでも言うなら別だが、モニタリング・データはほぼリアルタイムで、12日の空間放射線量最大値を観測した時も把握されていたことであろう。

少なくとも1年半もデータを把握するのにかかるような話ではないから、何かの都合で1年半公表を控えていたのであろう。

1.59mSv/hという値は、一般人の年間被曝限度である1mSvどころか、放射線作業従事者の年間許容被曝限度である20mSvに12時間半で達する放射線量である。
こうゆうデータを住民に隠して、「直ちに健康に影響は無い」などと言うのは、犯罪行為である!と、中部大学の武田邦彦教授などが怒るのも当然である。(時事寸評 福島 最大の線量率(1時間1.6ミリシーベルト!)

福島県知事は憮然とした表情で東電や政府などの謝罪訪問を受け入れて、”全くの被害者”の立場の顔を見せていたが、なかなかどうして。

心配なのは他にも隠してることがある可能性が考えられてしまうことである。

福島産の農産物や水産物にも、1年半くらい経ってから、あんたの食べたもの実は放射線最大の大当たりでしたwというのではシャレにもならない。

現在も続く、こうゆう非常事態下では特に最も大切である「信用」というものを、福島県自らが失うような真似をしてどうするのか。

備考:
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震について」の政府緊急災害対策本部による12日2050時点での発表だが、これによると原発敷地内のモニタリングポストMP4において、12日1529時に1015μSv/hの高い放射線が記録されたとしている。
双葉町で、1590μSv/hが記録されたのは12日1500であるから、データには整合性がなく、謎が多い。
何を信じてよいのやら(苦笑)

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震について


◇◇◇引用:日経

事故翌日の双葉町で1590マイクロシーベルト 原発外では最大

2012/9/21 23:27 ニュースソース 日本経済新聞 電子版  福島県は21日、東京電力福島第1原子力発電所事故が起きた昨年3月11日から31日までの、放射性物質の飛散状況をモニタリングポストで観測した結果を公表した。空間放射線量の最大値は、原発から北西に約5.6キロの双葉町上羽鳥で、12日午後3時に毎時1590マイクロシーベルトを記録した。

 県によると、原発敷地外ではこれまでで最も高い。一般の人の被曝(ひばく)線量限度は年間1ミリシーベルト(千マイクロシーベルト)で、これを1時間で超える数値。

 同原発1号機では12日午前に格納容器の圧力を下げる蒸気排出(ベント)作業を開始。午後2時半ごろ、格納容器の圧力が低下し、午後3時36分ごろ水素爆発した。1590マイクロシーベルトを記録したのは爆発の前。県は「爆発の前から放射性物質が漏れ出していたと考えられる」としている。

 県は原発周辺25カ所のモニタリングポストについて、震災や津波で通信回線が途絶えるなどした箇所があったため、データの回収を進めていた。〔共同〕

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG21058_R20C12A9CR8000/
◇◇◇

◇◇◇引用:河北新報

水素爆発前に線量急上昇 福島第1事故直後 福島・双葉町

 福島第1原発事故で、福島県が双葉町に設けたモニタリングポストが事故直後の昨年3月12日、最高毎時1590マイクロシーベルトの空間放射線量を計測していたことが21日、分かった。県によると、原発敷地外でこれほど高い線量が計測された例はない。
 ポストの設置地点は原発の北西約5.6キロの双葉町上羽鳥地区で、最高値は最初の水素爆発となる1号機の爆発が起きる約30分前の12日午後3時に計測された。
 計測値は12日午前に上昇を始めていて、県原子力安全対策課は「何らかの原因で放射性物質の漏えいがあったと思われる」としている。同日午前に原子炉格納容器の圧力を下げるベントが始まったが、その影響は考えにくいという。
 県は原発事故で計測値の送信が途絶えたポストのうち19地点のポストに残っているデータを回収し、分析した。原発北側では12日ごろ、南側は15日ごろに線量の上昇やピークの傾向がみられる。

2012年09月22日土曜日

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120922t63021.htm
◇◇◇

◇◇◇引用:朝日新聞

福島・双葉町、事故直後1590マイクロシーベルト

福島県は21日、東京電力福島第一原発の周辺で昨年3月に測定した空間放射線量の結果を発表した。同原発から北西5.6キロの双葉町上羽鳥で毎時1590マイクロシーベルトと、発電所の敷地外では、県がこれまでに把握している中では最も高い値が出た。

 原発周辺に設置されていた19局のモニタリングポストに残っていた昨年3月11日~31日のデータを取りまとめた。双葉町山田では16日午前0時に同1020マイクロシーベルト、同町新山で12日午後5時に毎時904マイクロシーベルトだった。

 県によると、原発の北側のモニタリングポストでは12日から、楢葉町や広野町など南側は15日から放射線量が上がる傾向があった。

 また、上羽鳥の場合、同原発1号機の水素爆発よりも前の12日午後3時に最大値を観測しており、県は「爆発前から放射性物質が漏れていた」と見ている。今後、風向きや風速など、詳細な分析をするという。

http://www.asahi.com/national/update/0922/TKY201209220154.html
◇◇◇

夏の雲

先日久しぶりで767に乗った。

ボーイング767は、初飛行が1981年と言うから70年代に開発された旅客機であり、いろいろと想い出も多い機体だが、徐々に退役も始まっているというから今ではもう古い旅客機になるだろうか。

何時もの様に、後ろのほうの便所に近い窓際のエコノミーに席を取り、窓外の流れゆく夏の雲を我乍ら飽きもせずに眺めている。

LAからの隣席はブロンドの綺麗な若い娘であった。

「Gentlemen Prefer Blondes」、邦題”紳士は金髪がお好き”とかゆう映画があったが、紳士ならぬ”おっさん”としても、ブロンドとアルコールにはめっぽう弱い。

夏の雲なんかどうでもよい。
”何この変な東洋のおっさん”と思われるのだろうが、そんなことは何時もの事。 嬉しくなっていろいろと話しに弾んだが、聞くと彼女は以前はワシントンDCに住(い)たのだと言う。

米国の首都であり連邦政府の諸機関が集中しているところであるから、住人には自ずと連邦機関の関係者が多い所である。
ホワイトハウスのスタッフ?や、ペンタゴン勤務?といった風情でもないし、はて?このブロンド嬢は一体何者?
さては矢張り、CIAとかNSAとかの腕利きの諜報部員か!?と訝ったが、彼女の父がNRC(Nuclear Regulatoly Commissionー米原子力規制委員会)に勤めているのだと言う。

フクシマ原発事故発生の折、彼女の父も事故対策のアドバイスをするNRCの支援チームの一員だったそうだが、日本からさっぱり情報が入らず、状況が解らなければ的確なアドバイスも出来ないので、それが一番困ったのだと言う。

米国からの支援の申し出を日本政府は当初断ったと聞くが、情報共有の申し入れに対しても、「(米国は)放射能のデータが欲しいだけだろ。」との政治家の発言を思い出す。

放射性物質が大量に大気中に漏出されるような事故の場合には、”放射雲”が地球を回るから何処も他人事ではなくなる。

自分が利益を得られないのであれば情報はなるべく知らせない姿勢、視野の矮小なところなど、”島国根性”などという言葉を思い出させられる。

日本の新しい原子力規制庁とかも船出はなかなか大変なようで、何時になったら期待される本来の機能発揮が出来るようになるのか不明だが、原発事故調査委員会の調査報告でも今までの方式では安全は確保出来ないことが解ったとされているのに、科学者でもない首相が”安全は私が保障します”と言って原発を再稼動させてしまう。

この夏、猛暑のピーク時であっても、原発が無くとも電力は間に合う事が証明された形だが、ピークには間に合わないことが解っていても大飯原発は再稼動させるという、目的のプライオリティーは何なのかよく解らない所作がある。

自衛隊の戦闘機などは、ドロップ・タンクを不時落下させただけで、ドロップ・タンクを装着しなくとも全機飛行停止措置とされたり、米原潜寄港時に極めて微量の放射能が検出されただけで、新聞の一面に大活字が踊ったりしていたものだが、フクシマ原発の大事故が起った途端、法律で年間被曝量は1ミリ・シーベルト以下とされているにも拘らず、文部科学省が「小学校でも20ミリ・シーベルトまでよい」との通達を出したりする。

もう何がなにやらだが、まるで国を挙げて、誰が一番上手に一般大衆を騙せるかの”嘘吐き大会”をやっているようであり、本当に安全の思想というものが日本にはあるのだろうか? どうも疑わしくなってくる。

そんな事を思うと折角のブロンド美人との愉しい会話も些か曇って仕舞ったが、ところでブロンドに纏わるジョークというのがある。
「魔法瓶は、温かいものは何時までも温かく、冷たいものは冷たく保つ機能があることを知ったブロンドは、次の日、熱いコーヒーと冷たいアイスクリームを、魔法瓶に一緒に詰めた。」
などと言うのを思い出すが、”ブロンドはチョッとオカシイ”とされ、ブロンドのジョークと言うのは数多く且面白い。(参考

ブロンドの名誉の為に書いて置くが、ブロンドの弁護士女史、公認会計士の方もおられたが、一緒に仕事をして何れの方もプロフェッショナルとして100%信頼出来る方々であった。

さてトイレに行こうと席を立った。ブロンド嬢も「わたしもお茶をもらう」と言って、彼女はギャレーへ。私はトイレへ。

日銭商売のエアラインとしては座席数は一席でも多いほうがよいから、元々可能な限り小さくと作るのが飛行機というものであり、自然トイレと言うのは狭隘な最小スペースなものとなっている。

このスペースで落着いて大用を足すことは難しそうだ。 座席が100%埋まることはまず少ないのだし、席を一列潰しても、”新聞を読みながら用を足せる”くらいのゆったりとしたヤツを、これからはエコノミー用でも作って欲しいものだ等と思い乍ら用を足して、体を捻ってバイ・ホールド・ドアを開けると、そこには、お茶を手にしたブロンド嬢が立っていた。

待っていてくれた彼女と席に戻ったのだが。 な~んだかよぉ~。

飛行機でウンコはおちおち出来ないねえ~。

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原子力

放射線というのは、遮蔽が難しく、生体の中を突き抜けてゆくものなので、様々な障害を生じさせる可能性があるものだという。

「福島原発の近くに行って深呼吸したら、なんだか却って元気が出てきた!」と言う人もなかにはいるだろうが、放射線の人体への影響については因果関係が未だよく解らないところも多いようで、個人差もあるだろうから、放射線が好きな人は福島原発に行けばよいとして、とくに幼少者や妊婦などは、不要な放射線被曝は極力避けるようにすることが重要とされている。

原子力発電所に限らず、何ごとでも事故発生の確率というのは「ゼロ」にはならないものであるから、極力事故発生の確立を下げる設計や、運用方法も含めた不断の改善・安全性向上の努力と、事故が起きても重大事態に進展しないような被害局限化がされた構造、そして万一事故が生じた場合の避難救命措置を講じておく、というアプローチになる。

原子力というものが、自動車や飛行機、化学プラントや一般工場施設と異なるのは、万一事故が発生した場合の放射性物質漏出による放射能被害というのが、極めて広範囲・長期間に及ぶものであることだろう。

「核」というのは、いったん暴走を始めたが最期、手の付けられない事態になってしまう可能性があり、放射能汚染された地域は永く人間の住めないところと化してしまう惧れが、今回の福島ではないが現実にある。

米国には100基、日本には50基余りの原子力発電所があるというが、日本の国土面積はアラスカの1/4.5、テキサス州の半分強であり、カリフォルニア一州にも満たない広さの島国である。
人口密度も高いので、万一の場合多数の住民を整然・迅速に、時間単位のうちに退避させることも容易ではあるまい。
複数の原発で事故が発生した場合には、避難先すら確保が難しいかも知れない。

米国や中国、ロシアといった広大な国土を持つ大陸国なら兎も角、人が互いに肩寄せ合って暮らすような島国に、50基以上もの原子力発電所を作ってきたというのは、やはり異常なことであろう。

国民の安全を蔑ろにし、一部の人間が利権を求めて走った結果の姿というべきか。

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☆http://watasumu.blog28.fc2.com/blog-entry-231.html


◆◆◆記事引用;

チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か―琉球大

時事通信 8月10日(金)21時29分配信

 東京電力福島第1原発事故の影響により、福島県などで最も一般的なチョウの一種「ヤマトシジミ」の羽や目に異常が生じているとの報告を、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが10日までにまとめ、英科学誌に発表した。放射性物質の影響で遺伝子に傷ができたことが原因で、次世代にも引き継がれているとみられるという。
 大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。
 研究チームは事故直後の昨年5月、福島県などの7市町でヤマトシジミの成虫121匹を採集。12%は、羽が小さかったり目が陥没していたりした。これらのチョウ同士を交配した2世代目の異常率は18%に上昇し、成虫になる前に死ぬ例も目立った。さらに異常があったチョウのみを選んで健康なチョウと交配し3世代目を誕生させたところ、34%に同様の異常がみられた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120810-00000172-jij-soci
◆◆◆

☆ The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly

国会事故調報告書

福島原発事故の国会事故調(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会)の纏めた報告書が発表になっているという。
国会事故調ホームページ

要は、今までの政府機関と東電の、「ずるずるべったり」な関係や、責任意識を欠いた「いいかげん」な安全への配慮、「まあまあ、ナアナア」な原子力施策が招いた、「起こるべくして起こった人災」であることを、再確認するものであろう。

事故発生後の対応についても、時の総理であった菅直人と、東電社長に清水正孝という、”類稀な傑物”がいたことで、いっそう混乱に拍車を掛けたものであろう。
住民の安全を最優先に考えるよりも、保安院をはじめ、夫々が自らとその属する組織の保身に奔走したということであろう。

原子力重大事故発生と同時に、日本は国を挙げて「うそつき大会」が始まっていた感が否めない。

国会事故調は7項目の提言を行っている。

提言1. 規制当局に対する国会の監視
提言2. 政府の危機管理体制の見直し
提言3. 被災住民に対する政府の対応
提言4. 電気事業者の監視
提言5. 新しい規制組織の要件
提言6. 原子力法規制の見直し
提言7. 独立調査委員会の活用

今までのやり方では、原子力発電所運転の安全は確保出来ないということであり、抜本的な改革が必要なことは解っている筈であるのだが、新しい原子力安全確保の体制も出来ていない内から、大飯原発などは再稼動しているようであり、この辺の”体質”は以前と全く変わっていないといえようか。

フクシマ原発事故総漏出量

火元である東京電力による福島原発事故での放射性物質の総漏出量推定値が、事故発生から1年以上を経て、やっと公表された。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1204619_1834.html

大気への漏出総量については3月12日から31日迄の、2011年3月分のみで(4月以降の漏出量は3月の1%未満であるとして除外)、放射性ヨウ素換算としてI-131(500PBq)とCs-137(10PBqX換算係数40)のみとし、計900PBq。
90万テラベクレルとなる。

海洋への漏出分については、3月26日から9月30日までの漏出量で、放射性ヨウ素換算として同上換算すれば、I-131が11PBqとCs-137の3.6PBqX40(換算係数)で、計155PBqとなるだろうか。
15.5万テラベクレルとなる。

大気への漏出90万テラベクレル+海洋への漏出15.5万テラベクレルで、総漏出量は105.5万テラベクレルとなるだろうか。

換算から除外している核種もあり対象期間も限定しているので、今後時間が経てばも少し増えた値が公表される可能性はありそうだが、今回の東京電力福島第一原発事故での放射性物質漏出総量というのは、放射性ヨウ素換算で100万テラベクレル以上~120万テラベクレル程度というところになるだろうか。

国民平均にすれば、一人当たり100億ベクレル程度、国土面積平均にすれば300万ベクレル/㎡程度の核汚染を生じた事故ということになる。

大気中に放出された90万テラベクレルの放射性物質は風向きにより、海洋上に降下したものも当然あるだろうが、どうも陸地に大部は降っていたようなのが気になる。

放射線障害は、高い放射線を浴びるような急性でなければ、晩発性のものであり、発生も確率の問題であり、細胞分裂が活発で影響を受け易いとされる幼少者が、何年か先に何人かに1人といった確率で障害を受ける可能性の問題である。
10年20年経たなければ、その影響ははっきりとは解らないところがある。

フクシマ近郊以外の人はこんなことは少し時間が経てば忘れてしまうのだろうが、原発周辺地域、福島市や郡山市といったところに住んでいる親子は、放射線による障害発生の確率に当ることを惧れながら、これからの人生を送ることになる。気の毒である。

以下、新聞報道など引用
本公表以前にある程度の数字を事前リーク報道して、衝撃的発表になることを避ける。 公表する値は90万とし100万は超えない値とする。 報道にあたっては必ずチェルノブイリ事故の520万という数字を入れる。こんなところがどうも目に付くのは気のせいだろうか。

◇◇◇読売5月23日
原発事故の放射性物質、保安院試算の1・6倍
東京電力は、福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の放出量(ヨウ素換算)について、経済産業省原子力安全・保安院が2月に公表した最新試算値の1・6倍にあたる76万テラ・ベクレル(テラは1兆)に上るとの推計を初めてまとめた。

 来月取りまとめる社内事故調査委員会の最終報告書に盛り込む見通しで、福島県など地元自治体への説明を始めた。

 放出量の推計は、炉心の損傷具合から計算する方法と、大気や海水の放射性物質の濃度から逆算する方法で数値に差があり、保安院は昨年6月に77万テラ・ベクレル、今年2月に48万テラ・ベクレル、原子力安全委員会は昨年8月に57万テラ・ベクレルとする試算値を公表した。

 東電は二つの方法を組み合わせ、条件を変えながら計算を繰り返し、ヨウ素131が40万テラ・ベクレル、セシウム137が36万テラ・ベクレル(ヨウ素換算)とする試算をまとめた。

 チェルノブイリ原発事故での放出量は520万テラ・ベクレルだった。

(2012年5月23日03時05分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120522-OYT1T01713.htm

◇◇◇読売5月24日
2号機の容器損傷、最大汚染放出源に…東電推定
東京電力は24日、福島第一原子力発電所事故で、福島県飯舘村などに最大の土壌汚染をもたらした昨年3月15日の放射性物質の放出は、2号機の格納容器の損傷が原因とみられると発表した。


 1~3号機から環境中に放出された放射性物質の総量(ヨウ素換算)は90万テラ・ベクレル(1テラ・ベクレルは1兆ベクレル)と推定され、政府試算の1・2~1・9倍になった。

 推計の対象は昨年3月12~31日。4月以降の放出量は3月の1%未満とみられるため含めていない。放出量は、敷地内で計測された放射線量などから逆算して求めた。線量が上がった際の各号機の圧力変化などを調べ、放出源も推定した。

 福島第一原発から約30キロ離れた飯舘村などへの汚染は、3月15日に2号機から放出された16万テラ・ベクレルが原因とされた。格納容器の圧力が同日未明に設計値の約1・5倍にあたる7気圧を超え、容器上部のつなぎ目などが損傷して漏出した可能性が高い。同日午後には北西向きの風となり、夜に降った雨で土壌汚染につながった。

(2012年5月24日21時57分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120524-OYT1T01150.htm

◇◇◇時事ドットコム
放出総量90万テラベクレル=昨年3月、2・3号機が8割-福島第1事故・東電推計
 東京電力福島第1原発事故で、東電は24日、事故翌日の昨年3月12日から同31日までの放射性物質の放出総量(ヨウ素換算)を90万テラ(テラは1兆)ベクレルとする推計結果を公表した。経済産業省原子力安全・保安院が2月に試算で示した48万テラベクレルの1.87倍。チェルノブイリ原発事故(1986年)の520万テラベクレルの17%の数値だ。
 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「他の評価ともオーダー(桁)は合うが、ヨウ素131はやや過大評価の可能性が残る」と話した。
 東電はモニタリングカーで計測した放射線量の変化などから、原子炉から放出された放射性物質量を推計。1~3号機の格納容器圧力の変化、水素爆発、炉内の気体を放出するベントなどの時間と突き合わせ、いつ、どの号機から放出されたかを推定した。さらに、当時の風向などから拡散状況を分析し、文部科学省による土壌の沈着量調査結果とも比較的一致することを確認した。
 その結果、キセノンなどの希ガス類とヨウ素131がそれぞれ約50万テラベクレル、セシウム134、137がそれぞれ約1万テラベクレルと放出総量を推定。ヨウ素は保安院推計の約15万テラベクレルより多いが、放出されやすさを高めに仮定した影響とした。
 各号機の推計では、2号機が最も多く、3号機もほぼ同じで、それぞれ全体の4割を占めた。残り2割が1号機で、プール内の使用済み燃料に損傷がない4号機からの放出はほとんどなかった。(2012/05/24-20:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012052400632

◇◇◇産経
福島第1原発、放射性物質90万テラベクレル放出 東電が初の試算公表
2012.5.24 23:34
 東京電力は24日、福島第1原発事故翌日の昨年3月12日から同31日までの放射性物質の総放出量が約90万テラベクレル(テラは1兆)とする試算結果を公表した。経済産業省原子力安全・保安院の試算の1・87倍、520万テラベクレルが放出されたチェルノブイリ原発事故の約17%にあたる。東電が試算を示すのは初めてで、これまでの推計で最も高くなった。

 東電はモニタリングポストで計測された放射線量の変化などから、放出された放射性物質の量を試算。各号機の放出は2、3号機で4割ずつ、1号機から2割とし、4号機からの放出はないとした。

 福島県飯舘村など北西方向への汚染は、3月15日朝と夜に、2号機から放出された計約10万テラベクレルのヨウ素131などが、風向や降雨で沈着したと推定。1、3号機の水素爆発の影響は小さいとの見方を示した。

 一方、海への放出は調査を始めた昨年3月26日から9月末までで、高濃度汚染水の流出を含む約1万8千テラベクレルと試算した。

 総放出量は保安院と内閣府原子力安全委員会も試算し、保安院は今年2月に48万テラベクレル、安全委も昨年8月に57万テラベクレルとの結果を公表している。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120524/scn12052423350000-n1.htm
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