Bandoalphaのらく書き帳

 おっさんのブツブツですぅ。 脱力系あるいはガッカリ系ブログとでも申しましょうか、その時その時の思いついた事の、テキト~なメモ書き、らく書きですぅ。       至らない点につきましては、ご指摘を戴ければ嬉しいです。 ただ、ご指摘を戴いても、進歩・学習する能力がねえ~                                                                Toshi Hino/桧野俊弘 Bandoalpha@msn.com                                                    

北朝鮮

金正男暗殺

故金正日の長男で金正恩とは異母兄弟の金正男が暗殺されたとのニュース。(産経その他)

クアラルンプール国際空港でマカオに行こうとしていた金正男氏を、北朝鮮は白昼堂々毒殺したという。

己の独裁権力維持に少しでも危険な者は例え兄弟であっても「殺ってしまう」というのは、なかなか惨忍であるが、非情・残酷さというのが独裁者にとって不可欠のものであれば、金正恩というのは極めて恵まれた適性を有する人物と言えようか。

金正男氏は祖国北朝鮮には戻れぬ立場だったようで、北京やマカオ、シンガポール、マレイシアなど東アジア域を放浪する身で日本にも何度か入っていたようであり、入管で捕まったりもしていたことがあった。

本名というわけにもいかぬようで偽造パスポートを常用していたようだが、精巧な外国紙幣を偽造する北朝鮮であるからパスポートの偽造くらいは朝飯前なのであろう。

「殺る」にあたっては、中国領でやったのでは些か具合が悪かろう。 
マレイシアは北朝鮮と国交があるから工作活動の基盤が出来ており他のところに比べて警察・公安も些か緩かろうから、チャンス到来というところだったろうか。

北朝鮮というのは徹底した監視・管理国家であり、複数の独立した組織による思想監視の網が縦横に張り巡らされており、人民同士も互いに監視し合うように仕向けられている。 少しでも絶対権力に反抗的な”反革命的”兆候が見られれば、そのような人物は再教育施設に送るなり処刑なりで、その体制は金正恩絶対権力者のもと極めて強固なものであるが、人民の心底からの合意で出来たものでなく所詮は人為的に力で抑え作られたものであるから、何かでタガが一か所外れれば一気に瓦解崩壊してしまう脆弱さと表裏一体のものであろう。

石油のような重要なエネルギー資源が産出するわけでも無いし、世界貿易ルート上に位置するわけでもない僻地国家なので、北朝鮮がどうなろうと好きにすれば良いようなものだが、何か生じた場合には2千5百万人民が難民化し、直ちに人道的支援が特に周辺諸国には要請されることと、その保有する核兵器がどうなるか?だろうか。

己の権力維持の為なら何でもやるという姿勢で、安易に核兵器が使われるようなことが生じたりしたら、周辺国は堪るまい。

北朝鮮というのは、東アジアの安全保障上大きな不安定要素である。




光明星4号衛星

YoutubeのKCTV(北朝鮮中央TV)に出ていた今回の「光明星4号地球観測衛星」だが、見た目は前回2012年4月/12月の「光明星3号1号機/2号機」とほぼ同じで、同じサイズのもののようである。
NKsate4
ソーラーパドルの展開の様子など興味深い。前回の光明星3号2号機はパドルは展開しなかったと聞くが、今回はどうだったのか?送信が全く無いところをみるとやはりソーラーパドルは展開しなかった可能性が高いだろうか。(Youtube-KCTV)

発射体も前回の「銀河ー3」と今回の「光明星」ロケットは同じものである。前回から3年以上も経過しているのでマイナーなところは種々改良はされているのだろうが、基本的には同一である。
同じシステム構成で同じことをやり、同じように失敗している。北朝鮮にとって衛星の制御技術というのはハードルが高いもののようである。

初歩的な衛星の制御も出来ないとなると、長射程弾道ミサイルの弾頭を大気圏に再突入させて相手の目標に正確に投射するという弾頭制御技術も難しいであろう。

飛ばすほうは各段の切り離しもほぼ順調で、ペイロードを地球周回軌道に打ち上げているので前回2012年12月に続いて成功であるから、「翔ばす技術は確立された」というところだろうか。

NKr01
韓国に回収された1段目と2段目の接合部と1段目エンジン?部品。
接合部に6基設置されているアクセレーション・ロケットモーターのうちの4基が見える。いずれも作動痕跡があるようで正常に作動したのであろう。1段目切り離し時に1段目中央部の4基の逆推力ブレーキ・モーターと併せ作動してスムースな切り離しシークェンスを可能としている。
Separation
2012年12月の「銀河3号」の韓国国防省解析レポートより。(

NADA
北朝鮮の「国家宇宙開発局」の英語名略号は「NADA」のようである。
米帝国主義者の敵性語は使わないのかと思ったがそうでもないようだ。
「NIDA」や「MIDA」ではなく、「NADA」。

それにしても、金正日時代には核兵器開発を取引材料として食糧やエネルギー支援をむしり取る「瀬戸際外交」の姿勢が見えていたものだが、3代目の若旦那は核実験や”宇宙開発”を取引材料に国連制裁解除や食料・エネルギー支援を勝ち取りたいのか?或いは核兵器装備そのものが目的にも見えて、意図がよく解らない。

北朝鮮のような小国が米本土を射程にするICBM戦略ロケット軍やSLBM潜水艦隊などの核戦力を開発、整備維持し、傍ら衛星打ち上げの宇宙開発も行っていくというのは、それが小規模のものであれ弱小な国家資源の大きな浪費であり、国力を超えていよう。
平壤を一歩出てしまえば道路は土であり橋も朽ちかけた木橋だったりのようで、社会インフラの整備は急務だろうし、人民軍の装備も半世紀前のものを使うのは限界だろうから、通常兵器の装備更新も急務であろう。
3代目若旦那の戦略方針はどうもバランスを欠いているような。

疑問を感じたりご注進に及んだりした人民軍高官もいたのだろうが、それらは処刑されたということか。
居並ぶ軍幹部の眼前での公開処刑で組織のタガを締める手腕だけは秀逸なようだ。それも高射機関砲を用いて粉砕するような冷酷残忍なやり方というのは血筋なのだろう。




光明星4号機能せず

いったん不安定な回転が止まり安定したとの報道があった「光明星4号」だが、国防省高官によれば再び不安定な回転状態に陥っているという。(

高度400~500㎞の低高度周回衛星であるから米軍や政府機関の観測が誤ることもないであろう。

勿論衛星からの送信といったものも傍受されていない。

打ち上げ後既に数日を経過しており、朝鮮半島域上空をもう何度も周回しているので交信可能状態であれば”共和国の国家宇宙開発局スペースセンター・コントロールルーム”との交信がされるだろうし、これほど何日も送信開始までの時間差バッファーを設ける意味も考えられまい。

”地球観測衛星”が不安定な回転状態では地球の観測は出来ないし、データなどを送信することも無理である。

光明星4号は地球周回軌道には乗ったものの、衛星として機能しておらず失敗だったということになろう。

2012年12月の「光明星3号2号機」の状況とほぼ同じ状態である。 「銀河3号/光明星ロケット」は100㎏+程度の衛星を地球周回軌道に投射するに十分な推力があることは確認されたので、北朝鮮はロケット推力系は良いとして、制御系はどうも弱いというところか。

Kwangmyongsong31
これは2012年4月の「光明星3号(1号機)」衛星の記者団への説明会のもの。4月の打ち上げは発射直後に爆発、失敗し、同年12月に2号機を発射し、衛星として機能はしないものの地球周回軌道投入には成功している。
今回の「光明星4号」については写真なども公表されていない?ような。韓国情報では光明星4号は3号の倍の200㎏ほどの重量とかいうが?
それにしても、これから国会にデモにでも行くわけでないのだから、肩掛けの「拡声器」というのは何とかならんのかな。



KCTV放送の、今回の「光明星ロケット」による「光明星4号地球観測衛星」打ち上げの映像。
昨年大型化されたという発射台タワーの様子や、1段目と接続カウリング切り離しの様子など興味深い映像。衛星本体の映像は出ていない。そのうち写真でも出すのだろうか?
スペースコントロールセンターの職員達も科学者白衣ではなく青い制服が出来たようだ。軍服みたいであり朝鮮人民軍宇宙軍?なのか国家宇宙開発局?なのか?

これからもロケット打ち上げはドンドンやるというから朝鮮人民の宇宙開発への猛烈驀進はもう誰も止めることはできない。
火星に立つ初めての人類は、朝鮮人!!

光明星4号安定す

地球周回軌道に入った直後には2012年12月打ち上げの「光明星3号2号機」と同様、「光明星4号」もクルクルと不安定な回転をしながら地球を周回していたものが、現在は安定したのだという。(

衛星の姿勢制御機能が働いたわけだろうから前回より進歩したことになるが、ただ交信は未だ無いという。 もう3日目であるから光明星4号が計画どおり太陽電池パネル等を展開出来、機器が正常であれば送受信は既にあって然るべきだろうが? 米軍は特殊情報収集機等を展開し24時間監視しているのでどんな電波でも見逃すことはあるまいし。

北朝鮮の報道も前例のように「金将軍の歌を送信してきたニダ」等というのは今回未だ聞かないようだが?

長距離弾道ミサイルの技術開発が目的なので衛星の機能には関心は無いとゆうことも考えられようが、”我が共和国の衛星が宇宙から送信した金将軍の歌”とかを巷に流せば人民同志の士気は大いに挙がるだろうし、”不当な制裁の陰謀を逞しくする米帝国主義者や日帝”など共和国に違反する国連の国々にも技術的勝利を宣伝出来るだろうから、一定の衛星の機能は考えているであろう。

”地球観測衛星”と称する「光明星4号」の成否はあと暫らくの様子見。

ロケット本体である「光明星」は、外見は前回使用の「銀河3号」と同じロケットである。
今回1段目ロケットは270あまりに分裂して黄海に落下したというから、切り離し後に爆破処分したものであろう。
前回2012年12月発射の銀河3号の1段目は酸化剤タンク部位が海上に浮いているところを韓国に回収され、海底にあったエンジン部なども韓国が引揚げ回収し解析している。 
タンクは意外にも近代的なアルミ合金(AlMg6)製で薄板軽量構造、但し工作は粗末。腐食性や毒性が強いので現在では使用されない赤煙硝酸等燃料/酸化剤の組成。エンジンはスカッドのエンジンの拡大型であるノドンのエンジンを4基束ねたクラスターエンジン。飛翔制御はノドンやスカッドのように単純なジェットベーンと考えられていたものが、+/-36度のジンバルの小型ロケット4基によるもの。電気部品やセンサー類など中国はじめ数か国の商用部品が使用されていた等興味深い事実が明らかになっている。(
 今度もまた韓国に回収されて、笑われたり感心されたりするのを嫌って今回は爆破処分したものなのだろう。 ただ黄海は平均水深44mと浅いので四散した部位を引揚げ回収し一定の解析をすることは可能だろう。

今回フェアリング部は既に回収されたようだが、フェアリングや1段目はもういいとして2段目ロケットの回収・解析が出来ないものかと思うが、フィリッピン沖ではちと無理だろうか。

光明星4号

大気圏外に投射され地球周回軌道に入った物体は2個で、「NORAD ID 41332」と同じく「41333」で「41332」が「光明星4号」と称する衛星で、ID「41333」は3段目ロケットだという。

現時点では「光明星4号」はこんな感じで地球を周回している。(N2YO.com
NORAD ID: 41332
Int'l Code: 2016-009A
Perigee: 472.6 km
Apogee: 508.7 km
Inclination: 97.5 °
Period: 94.3 minutes
Semi major axis: 6861 km
RCS: Unknown
Launch date: February 7, 2016
Source: North Korea (NKOR)
Launch site: Yunsong, DPRK (YUN)

北朝鮮の国家宇宙開発局の発表文では以下のように光明星4号の軌道や機能が示されているので、これが計画値なのであろう。

「The satellite is going round the polar orbit at 494.6 km perigee altitude and 500 km apogee altitude at the angle of inclination of 97.4 degrees. Its cycle is 94 minutes and 24 seconds.

Installed in Kwangmyongsong-4 are measuring apparatuses and telecommunications apparatuses needed for observing the earth.」

あとは衛星との交信が確認されれば打ち上げ成功となるわけだが、どうだろうか。
前回の「光明星3号2号機」は音信無しであったが。

前例だと「金将軍の歌」を衛星から送信してきたという報道がされるが、今回はそのような報道は未だ聞かないようであるが。




ロケット本体には「光明星」とペイントされており、「銀河3号」などと言う呼称は今回使わないようである。
ロケットの全長や構成などは前回の銀河3号と同じであるようで、燃料やエンジン、制御系など艤装面での改良がされているのであろう。
スペースセンターのコントロールルームも何とかしたようで近代化されているようである。
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