Bandoalphaのらく書き帳

 おっさんのブツブツですぅ。 脱力系あるいはガッカリ系ブログとでも申しましょうか、その時その時の思いついた事の、テキト~なメモ書き、らく書きですぅ。 至らない点につきましては、ご指摘を戴ければ嬉しいです。 ただ、ご指摘を戴いても、進歩・学習する能力がねえ~    Toshi Hino/桧野俊弘 Bandoalpha@msn.com                                                    

北朝鮮

核開発凍結

 それにしても金正恩は今回は驚くほど対話に積極的である。

 南北対話に続いてトランプ米大統領との米朝対話も実現するだろうし、おそらく「核放棄」にも合意するだろうが、段階的であれ何であれ実際に核兵器を完全廃棄するか?と言えば、まあ「NO」というところであろう。

 国際経済制裁を解除させ、中国や韓国はじめ諸外国との経済交流を再興して共和国の経済を何とかしたいというのであれば、淡々と核兵器廃棄を進め世界にこれを開示すれば、北朝鮮経済制裁国連決議の根拠も消えて、世界各国との経済交流も可能になるだけの話である。

 米国との対話に拘るのは核兵器の開発中止や段階的廃棄との交換条件として「何かクレクレ」ということの可能性が高いのだろうが、北朝鮮による核危機というのは北朝鮮が勝手に作り出したものであり、それを放棄・核廃棄するからといって「アメをやる」必要があるものなのかどうか・・・

 北朝鮮にしてみれば、インドだってパキスタンだって核開発したのに経済制裁受けてない、なんで共和国だけいじめられなあかんのや!となるだろうが、古くは大韓航空機爆破事件、韓国フリゲート艦天安雷撃事件、もちろん日本人拉致事件と、北朝鮮というのは国家として「アヴノーマル」と言うことに尽きる。

 観光で北朝鮮を訪れた米大学生が、ホテルの政治スローガンポスターを剥がしたばかりに収監され、その挙句、植物人間状態にされて帰国し死亡したが、反革命分子の烙印を押された政治犯は10万人前後が収監されているといい、その環境は地獄であるという。

 北朝鮮の金一族3代にわたる独裁政治体制というものが行ってきたのは、人道に対する犯罪である。



Kim
◆◆◆引用:朝鮮中央通信◆◆◆

【平壌4月21日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会が20日、平壌で行われた。

朝鮮労働党の金正恩委員長が、総会を指導した。

総会には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員と政治局委員、委員候補、党中央委員会委員、委員候補、党中央検査委員会委員が参加した。

党中央委員会のメンバーと省・中央機関、道・市・郡、主要工場、機関、企業、協同農場の党・行政の幹部、そして武力機関のメンバーがオブザーバーとして参加した。

総会には、次のような議案が上程された。

1.革命発展の新たな高い段階の要求に即して社会主義の建設をより力強く促すためのわが党の課題について

2.科学教育事業において革命的転換をもたらすことについて

3.組織問題について

総会では、第1の議案が討議された。

金正恩委員長が、第1の議案に対する報告を行った。

朝鮮労働党委員長同志は、革命発展の要求と現情勢の下で社会主義建設のより高い段階の目標を達成するための重大な問題を討議して決定するために、党中央委員会第7期第3回総会を行うようになると述べた。

朝鮮労働党委員長同志は、昨年、国家核戦力完成を宣布した後、われわれの主動的な行動と努力によって全般的情勢がわが革命に有利に急変していると述べ、朝鮮半島と地域で緊張緩和と平和に向かう新しい気流が形成され、国際政治構図で劇的な変化が起きていることについて通報した。

国家核戦力の建設という歴史的大業を5年もならない短期間に完璧(かんぺき)に達成した奇跡的勝利は、朝鮮労働党の並進路線の偉大な勝利であると同時に、英雄的朝鮮人民だけが収められる輝かしい勝利であると述べた。

朝鮮労働党委員長同志は、並進路線を貫徹するための全党的、全国家的、全人民的な闘いの中で経済建設においても前進が成し遂げられたことに言及した。

金正恩委員長は、党中央委員会2013年3月総会が提示した経済建設と核戦力建設を並進させるべきだというわが党の戦略的路線が提示した歴史的課題が立派に貫徹されたことを誇り高く宣言した。

わが党の並進路線の勝利が収められることによって平和守護の強力な霊剣をもたらすために困苦欠乏に耐えて刻苦奮闘してきたわが人民の闘争が立派に締めくくられ、われわれの子孫が世界で最も尊厳あり幸せな生活を享受することのできる確固たる保証を持つことになったと述べた。

朝鮮労働党委員長同志は、核開発の全工程が科学的に、順次的に行われ、運搬打撃手段の開発やはり、科学的に行われて核の兵器化の完結が検証された条件の下で、今やわれわれにいかなる核実験と中・長距離、大陸間弾道ロケット試射も不用となり、それによって北部核実験場も自己の使命を果たしたと強調した。

われわれの力をわれわれが求める水準にまで到達させ、わが国家と人民の安全を頼もしく保障できるようになった基礎の上で、人類の共通の念願と志向に合致するように核兵器なき世界の建設に積極的に寄与しようとするわが党の平和愛好的立場について明らかにした。

朝鮮労働党委員長同志は、経済建設と核戦力建設を並進させるべきだという戦略的路線が提示した歴史的課題が立派に遂行されたこんにち、わが党の前には勝利の信念を持って革命の前進速度をより加速化して社会主義偉業の最後の勝利を早めなければならない重大な革命課業が提示されていると述べた。

わが共和国が世界的な政治・思想強国、軍事強国の地位に確固と上がった現段階で全党、全国が社会主義経済建設に総力を集中すること、これがわが党の戦略的路線であると闡明(せんめい)した。

朝鮮労働党委員長同志は、「社会主義経済建設に総力を集中し、朝鮮革命の前進をさらに加速化しよう!」という戦闘的スローガンを高く掲げて革命的な総攻勢、経済建設大進軍を力強く繰り広げていかなければならないと述べた。

新たな戦略的路線を実現するための闘争の当面の目標は、国家経済発展5カ年戦略遂行の期間に全ての工場、企業で生産正常化の轟音をより高く響かせるようにし、田野ごとに豊穣の秋をもたらして全国に人民の笑い声が高らかに響き渡るようにすることであると明らかにした。

展望的には人民経済の主体化、現代化、情報化、科学化を高い水準で実現し、全人民に何うらやむことのない裕福で文化的な生活を与えることであると述べた。

朝鮮労働党委員長同志は、党と国家の全般活動において経済を優先視し、経済発展に国の人的、物的、技術的潜在力を総動員することに関する問題をはじめ、新たな戦略的路線を貫徹するための課題と方途を明らかにした。

全ての部門、全ての単位が自力更生、自給自足のスローガンを高く掲げて科学技術に徹底的に頼って自強力を絶え間なく増大させ、生産的高揚と飛躍を起こしていかなければならないと語った。

朝鮮労働党委員長同志は、経済建設に総力を集中することに関する新たな戦略的路線を貫徹するためには、党組織の役割を画期的に高めなければならないと指摘した。

朝鮮労働党委員長同志は、内閣をはじめ経済指導機関が経済事業の主人としての位置を正しく占めて急速な経済発展を遂げるための作戦と指揮を緻密(ちみつ)に行い、全ての部門、全ての単位が党の経済政策を貫徹するための内閣の統一的な指揮に無条件服従すべきであると述べた。

総会では、第1の議案に対する討論が行われた。

朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である崔龍海党副委員長、党中央委員会政治局常務委員会委員である朴奉珠内閣総理、朝鮮人民軍の金正角総政治局長が討論した。

総会では、第1の議案に対する決定書が全会一致で採択された。

決定書「経済建設と核戦力建設の並進路線の偉大な勝利を宣布することについて」には、次のような決定が明示されている。

一、党の並進路線を貫徹するための闘争過程に臨界前核実験と地下核実験、核兵器の小型化、軽量化、超大型核兵器と運搬手段開発のための事業を順次的に行って核の兵器化を頼もしく実現したということを厳かに闡明(せんめい)する。

二、チュチェ107(2018)年4月21日から核実験と大陸間弾道ロケット試射を中止する。

核実験の中止を透明性あるものに裏付けるために、朝鮮の北部核実験場を廃棄する。

三、核実験の中止は世界的な核軍縮のための重要な過程であり、朝鮮は核実験の全面中止のための国際的な志向と努力に合流する。

四、わが国家に対する核の威嚇や核の挑発がない限り核兵器を絶対に使用しないし、いかなる場合にも核兵器と核技術を移転しない。

五、国の人的・物的資源を総動員して強力な社会主義経済をうち建てて人民の生活を画期的に高めるための闘いに全力を集中する。

六、社会主義経済建設のための有利な国際的環境をつくり、朝鮮半島と世界の平和と安定を守り抜くために周辺国と国際社会との緊密な連携と対話を積極化していく。

決定書「革命発展の新たな高い段階の要求に即して社会主義経済建設に総力を集中することについて」には、次のような決定が明らかにされている。

一、党・国家の全般活動を社会主義経済建設に志向させて全力を集中する。

二、社会主義経済建設に総力を集中するための闘いにおいて党および勤労者団体組織と政権機関、法機関、武力機関の役割を高める。

三、各級党組織と政治機関は党中央委員会第7期第3回総会の決定執行状況を定期的に掌握して総括し、貫徹するようにする。

四、最高人民会議常任委員会と内閣は党中央委員会総会の決定書に提示された課題を貫徹するための法的、行政的、実務的措置を講じる。

総会では、第2の議案が討議された。

朝鮮労働党の金正恩委員長が、第2の議案に対する報告を行った。

朝鮮労働党委員長同志は、科学教育事業において革命的な転換をもたらすことに言及し、第1の議案で討議した経済建設に総力を集中することに関する問題は科学教育事業の急速な発展を抜きにして考えられないと述べた。

朝鮮労働党委員長同志は、近年、わが党が革命発展のより高い段階の要求に即して科学教育事業をもりたてるための積極的な措置を取って少なからぬ成果を収めたことについてと、科学教育部門で現れている欠点とその原因について分析し、総括した。

朝鮮労働党委員長同志は、「科学によって飛躍し、教育によって未来を保障しよう!」という戦略的スローガンを打ち出して、科学技術強国、人材強国の建設に拍車をかけるうえで提起される課題と方途を明示した。

第2の議案に対する討論を朝鮮労働党中央委員会政治局委員である朴泰成党副委員長、朝鮮労働党中央委員会政治局委員候補である平壌市党委員会の金秀吉委員長、教育委員会の金承斗委員長が行った。

続けて、第2の議案に対する決定書「科学教育事業において革命的転換をもたらすことについて」が採択された。

総会は、第3の議案である組織問題を討議した。

党中央委員会政治局委員を補欠選挙した。

金正角氏を党中央委員会政治局委員に補欠選挙した。

党中央委員会委員、委員候補を召還、補欠選挙した。

シン・ヨンチョル、孫哲珠、張吉成、金成男の各氏を党中央委員会委員候補から委員に、キム・ジュンソン、キム・チャンソン、チョン・ヨングク、リ・ドゥソンの各氏を党中央委員会委員に補欠選挙した。

リ・ソングォン、ホン・ジョンドゥク、ソク・サンウォン、チャン・ギルリョン、パク・フン、コ・ギチョル、アン・ミョンゴン、コ・ミョンチョル、キム・ソンウク、ホン・マンホ、キム・チョルハ、キム・ヨング、キム・チョルリョン、キム・イルグクの各氏を党中央委員会委員候補に補欠選挙した。

党中央検査委員会委員を召還、補欠選挙した。

コ・チョルマン、チェ・ソングンの両氏を党中央検査委員会委員に補欠選挙した。

金正恩委員長が総会で、歴史的な結語を述べた。

朝鮮労働党委員長同志は、今回の総会で並進路線の勝利を宣言し、経済建設に総力を集中することに関する路線を打ち出したのはチュチェの社会主義偉業の遂行において歴史的意義を持つ政治的出来事になると語った。

党中央委員会第7期第3回総会の基本精神は、並進路線の偉大な勝利に基づいて自力更生の旗を高く掲げ、わが革命の前進速度をいっそう加速化することによって、第7回党大会が提示した社会主義建設のより高い目標を早めて達成することであると闡明(せんめい)した。

党の新たな革命的路線に貫かれている根本の核、基本原則は自力更生であると強調し、過去と同様、ただ自力更生、堅忍不抜によって繁栄の活路を開き、立派な未来を早めていかなければならないと述べた。

達成すべき闘争目標は、国家経済発展5カ年戦略遂行期間に人民経済の全般を活性化して上昇軌道に確固と引き上げ、ひいては自立的で近代的な社会主義経済、知識経済を立てることであると語った。

朝鮮労働党委員長同志は、党が打ち出した新たな革命的路線を貫徹して社会主義建設のより高い目標を達成するためには科学、教育事業を重視して発展させなければならないと強調した。

朝鮮労働党委員長同志は、党の革命的路線と方針を現実に転変させるには活動家が心構えをしっかりして奮発しなければならず、高い実力を身につけて自分の部門、自分の単位を党が願う高さに引き上げるためにひた走りに走らなければならないと強調した。

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◆◆◆

春は爛漫

咲きはじめたなと思ったら
Sakura2018
あっという間にぶああっと
Sakura18A

 さくらも咲いて春は爛漫である。

 故人曰く、「春眠不覚暁」と。

 この季節朝はもう寒くもなく、猫と一緒にぬくぬくと朝寝してるのが気持よく一番の幸せだろうか。
20才くらいのブロンドのネコだともっと気持ちがよいのだが・・・

 北朝鮮の金正恩最高尊厳が、中国を急遽訪問し習近平主席らと会談したという。

 朝鮮中央通信の伝えるところでは、「習近平同志の招請によって3月25日から28日まで、中国を非公式訪問した」とあるのだが、北京での夕食会での金正恩同志の挨拶では、「このたび、われわれの電撃的な訪問提議を快く承諾し、短期間にわれわれの訪問が成功裏におこなわれるよう云々」と言っている。

 招かれたのか?押しかけたのか?

 朝鮮中央通信も「我が共和国の最高尊厳」と違うことを書くのではまずかろうに。

 ソ連邦時代は兎も角、ロシアは今一つであり、中華人民共和国が北朝鮮にとって事実上世界で唯一の友好国である。 「堂々たる核保有戦略強国になった」と言うのはそれとして、些か袋小路にハマってしまった共和国の難局打開を賭した「朝米首脳会談」を前に、血の友諠の同盟国と協議しておくのはいわば当然であろう。


@この将軍様用特別列車は装甲が施されているという。 我が共和国が偉大な指導者のもと人民が自由を謳歌し繁栄を享受しているのを妬んだ反革命分子や、共和国を侵略してやろうと虎視眈々と謀略をめぐらす帝国主義者らによる爆弾テロなどを警戒しているのであろう。 列車は21両編成だったといい、元芸人という奥方や崔龍海副委員長ら家臣団一同も同行しており、さながら大名行列である。 先代金正日や先々代金日成も同様に北京詣でをしているが、これまでの慣例だと北朝鮮の「最高領導人」が訪中した際には特別無償援助が行われているという。 今回は米中貿易戦争の入り口にあるという微妙な状況であり、習近平も会談後早速トランプに連絡したりしている。 対米牽制手段として多額の北朝鮮援助を行ったのであれば報道リークするであろうし、今回は援助供与があったとしてもかなり小さなものであろうか。


@海千山千の習近平にはこの若い北朝鮮の最高領導人はどのように映ったことだろうか? 上手くすれば、韓国やそして日本の駐留米軍を撤退なり大幅削減なり出来そうであり、下手をすれば、自分の足元まで掬われかねない危うさがある。 北朝鮮の長期戦略と言うのは今一つ明瞭でなく、その場凌ぎの姑息さが映る。 これはこれで・・・というところだろうか。 中国としては米朝首脳会談はぜひとも北京で開催したいところだろうか。 日本は現時点では、第3者第3国経由での送金などもよく監視して資金や物品の北への流れをより徹底して遮断する必要はあっても、日朝首脳会談など考慮の要は無いだろうが、「米朝首脳会談の開催場所を提供する」と名乗りを上げてはどうか。 日本は地理的にも米朝の間にあり、治安に問題も無い。 金正恩にとっては日本の治安の良さに加えて、朝鮮総連や朝鮮学校などの在日北朝鮮親衛隊も多数いるのであるから安心であろうし。 露西亜製の古典機よりは安全であろうマンナンタラ号で航海したとして、途中で燃料が切れても5日も漂流すれば日本に達着するのだし。

 共和国最高指導者金正恩の外遊は初めての事といい、今回が共和国国務委員長として華麗なる国際外交デビューということになる。

 2011年12月に先代の父金正日逝去の後を継いで絶対権力の座に就いた金正恩だが、これまで外国を訪問したことは無かったというから、外交経験と言うのは実質皆無ということになる。

 もとより閉鎖的な国家であり、家業としての最高指導者であるから幼少時から閉鎖的な特殊な環境で育っている。 1984年頃の生まれというから30代半ばであり、若いのは良いとして、いきなり国家最高尊厳、比類なき最高指導者になっており、軍務経験は無いのにいきなり朝鮮人民軍大将となり現在は人民軍元帥となったりしている。 全てにおいて知識経験が乏しい。

 経験ある優秀な者を用いられればよいわけだが、先代からの重臣というのはやはり気性に障るのであろう、大半を粛正しており、いま周囲にいるのは自身にカンファタブルな者であり、揉み手をしている様な者ばかりのようである。

 外交交渉において適正な判断をする能力には欠けており、いわゆる独り善がりの身勝手な判断に陥る傾向が従来以上に強いことであろうか。

 韓国文大統領との南北首脳会談は4月27日とかにセットされたようだが、文大統領としては「今度の金正恩委員長の半島非核化への決意はホンモノニダ」ということで、是が非でも5月に開催予定という米朝首脳会談の実現へ繋げたいところであろうか。

 トランプは自分の任期中に朝鮮半島の核問題を解決する意向であるという。

 北朝鮮が米本土への核弾頭投射能力を得るまでには半年から一年と情報機関筋で言われていたので、来年には北朝鮮は米本土への核攻撃能力を持つことになるのであろう。

 堂々巡りの不毛な外交交渉を何回も続けている時間的余裕はない。

 予定されている米朝首脳会談が、外交的手段による北朝鮮核問題解決の機会としては最後になるであろうか。

 北朝鮮とはこれまでも外交的合意がなされ、クリントン政権時には核開発放棄の見返りとして重油年間50万トンの供与などもされたことがあったが、都度反故にされて終った歴史がある。

 北朝鮮にすれば、米帝国主義の侵略攻撃を封止し、重油も取り、核兵器の開発にも到達した我が共和国の輝かしい主体思想外交の勝利の数々となるだろうか。

 北朝鮮は目先の利益を追いそれを得たかもしれないが、最も大切な信用と言うものを失ってしまっている。

 この先予定されるトランプと金正恩の首脳会談で北朝鮮がどのような核放棄見返り要求を出し、どのような会談結果になるのか興味深いが、「外交的合意に基づいて北朝鮮の核放棄が実現できる」と考えることは難しい。


 

朝鮮半島に平和の花咲く春の訪れ

 日曜の朝外に出てみると、鳥の水飲み場には薄氷が残っていたので昨夜は氷点下だったようだが、日中の陽射しはさすがにもう春の暖かさがある。 桜花(はな)の蕾もはじけ始めており、今年の冬の氷もこれでお終いだろうか。

◆朝鮮半島にも雪解けの春の訪れ?

 平昌冬季オリンピックでの南北朝鮮の交流から始まり、近々には南北首脳会談が行われるといい、更には5月には米トランプ大統領と「朝鮮労働党委員長で朝鮮国務委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官である我が共和国の最高指導者金正恩同志」との米朝首脳会談が合意されたのだと言う。

 先日訪朝して「生まれながらにしての朝鮮人民の正統な指導者で国家最高尊厳である金正恩委員長」に謁見の栄に浴した韓国特使によれば、金正恩最高指導者は「非核化の明確な意思を示した」と言い、対話中は「核やミサイル実験を凍結する」のだと言う。

 北朝鮮がこれまで示してきた核兵器の開発・保有に固執し、「わが共和国は今や堂々たる核保有戦略強国となったのであり、核兵器放棄は交渉にも値しない(高笑い)」、とゆう姿勢とは180度の方向転換である。

 北朝鮮へ要求していた「核実験とミサイル開発実験の中止、核兵器の廃棄」に合意するとの意思表示であり、韓国特使が預かって来た金正恩委員長よりの親書を・・・という報道があったが親書というものは存在しないといい、口頭による伝言で、事情説明を受けたトランプ大統領に首脳会談を断る理由は何も無いであろう。

 ホワイトハウスを訪問した韓国特使が記者会見発表をしているが、北朝鮮・金正恩は今回韓国特使の口を介して「半島非核化宣言」を行ったということになる。

 非核化との交換条件というものは、何も具体的なものは示されていない。

 北朝鮮・金正恩は米トランプ大統領と会談するまでも無く、粛々と核兵器とその投射手段である弾道ミサイルの廃棄を進め、国際社会にこれを開示してゆけば、国連による北朝鮮経済制裁決議もその根拠が失せ、貿易はじめ諸外国との経済活動も自由活発に出来るだろうし、日本との国交正常化も進み日本が得意とする金銭バラマキ外交の恩恵にもあずかるのだろうに、そうゆう姿勢でもないような。

 「兎も角先ず朝米首脳会談をしおうニダ」、ということのようである。

 訪米した韓国特使によるホワイトハウスでの発表記者会見なのだが、普通なら同席するであろう国務省やホワイトハウスの関係者は見当たらず、発表記者会見は韓国特使3名のみで、米側は誰も同席していないのは興味深い。

 韓国主導による突然のトップ会談進展であり、米国としては何も確認できる段階ではないので、飽く迄韓国政府による北との首脳会談調整ということであろう。

 会談の結果がどうであれ、南北首脳会談そして米朝首脳会談をセット出来たとなれば韓国文大統領の評価は、ノーベル平和賞は兎も角として少なくとも韓国内では上がるであろう。

 色々と考え方の違いがあり、合意とゆうことや問題解決のアプローチにも特異な思考を巡らす北東アジアの国のことであるから、「言った言わない、聞いた聞かない、そうゆう意味とは違うニダ」等々今後仰天の紆余曲折の生じる可能性を否定はできないのであろう。

 米国との軍事的対決の姿勢を強めて来た北朝鮮だが、本当に軍事衝突・戦争に突入した場合には、朝鮮人民軍の戦力では通常戦あるいは核打撃戦を含め、対米戦に勝ち目の無いことは北朝鮮自身が一番よく知っている事であろう。

 対米戦に勝利し、ホワイトハウスで米国に降伏文書のサインをさせるような国力は、わが共和国には無いことは金正恩であっても理解できることだろうし、先の朝鮮戦争のように中国が135万の人民解放軍を増援して来て戦線が膠着し「停戦」となるような可能性も今は殆どない。

 わが朝鮮人民軍戦略ロケット軍火星部隊が僥倖にも米本土や米領などへの核攻撃に成功した場合には、米国の徹底した報復攻撃を受けることになるだろうし、停戦や講和で金一族の存続を図るという選択肢も失せよう。

 戦争になった場合には、独裁を謳歌する金一族にとって最悪の結果になって終う可能性が高い。

 対米対決姿勢を強調し緊張を煽って来たのも、飽く迄交渉で有利な地位を勝ち取るための手段としての軍事的緊張拡大であったろう。

 交渉で有利な立ち位置を占めるためには、先ずは相手が折れて会談を申し入れて来、それを受け入れてやる形だろうが、今回は韓国を介してではあるが北朝鮮のほうから膝を屈して来ているのは興味深い。

◆何故に北朝鮮は急遽対話姿勢に転じたのか?

 米国による軍事力介入が間近に迫ったと判断しこれを回避するためとも考えられるが、ただ米軍側の戦争準備はまだ完整していない。

 韓国や日本は世界でも有数の人口密集地域であり、GDP世界第3位と11位の先進工業国でもあり、これら周辺国に大きな被害を生じてしまった場合には、世界経済への影響も計り知れない。

 北朝鮮は気の毒なことになるとしても、北東アジア周辺国への被害発生は極限出来るよう周到な事前準備が必要となる。

 これまでの戦史例にもなかったことであり、戦備が概成するのは今年後半以降というところになるであろうか。

 国際社会の経済制裁強化により、北朝鮮の保有する外貨がこの10月には枯渇してくるとの見方がある。

 2006年10月の初の核実験での国連安保理決議1718号に始まり、度重なる北朝鮮非難・制裁の安保理決議が採択され、北朝鮮への国際社会による経済制裁が行われてはきたのだが、この間、中国は寧ろ中朝貿易を拡大して国際経済制裁による損失分を補填し、北朝鮮は核開発を続行推進できて国連による経済制裁措置を嘲笑するという状況を招いていた。

 中国が弁明するように「あまり追い詰めて暴発させてはいけない」と言うことであれば、国連経済制裁発動後はいったん中朝貿易額は減少し、その後はほぼ平行線を辿る形になるであろう。

 北朝鮮の貿易額は国連制裁決議後も年々増加し、2014年には過去最高額を記録している。 韓国と北朝鮮間の南北交易を除くと、今では’中朝貿易は北朝鮮の貿易額の9割を超える迄になっている。

NKTrade20112015
@原典は外務省北朝鮮基礎データ。2015年分を加え、貿易収支や注記などを表示した。

NKTradeNations2015
JETRO通商弘報・北朝鮮

 北朝鮮の国際貿易とは即ち中国との貿易取引であると言え、核兵器とその投射手段の弾道ミサイル開発に必要な特殊な器材や部品・材料等も中国ルートで入手していたと見て自然であろう。

 様々な中国擁護の評論・解説はそれとして、貿易動向から覗えることは「核兵器も弾道ミサイルもどんどんおやんなさい。」という中国の姿勢である。

 戦略エネルギー源である「オイル」であるが、北朝鮮で石油は産出しないので全量輸入である。

 ヂーゼル油(軽油)、ガソリン、ケロシンといった燃料油類がなければ、国産無敵戦車チョンマホ号など戦車5,500両、歩兵戦闘車2,200両、ロケット砲、自走砲等わが朝鮮人民軍の精鋭機甲・機械化軍団も動かないし、戦略ロケット軍火星部隊の弾道ミサイルも飛翔させることができない。

 2011年 52万6千トン 5億1,800万ドル
 2012年 52万3千トン 5億7,800万ドル
 2013年 57万8千トン 5億9,800万ドル
 2914年以降 0

 以上が中国税関統計(JETRO)に見える北朝鮮への原油輸出額である。

 このほかに中朝友好援助として原油の無償供与がされていると言われるが、その供給原油量は年間50万トンという(東亜日報June 25, 2012)。

 原油100万トン以上が中国より供給されているが、CIAは北朝鮮の原油年間所要量は350万トンと推定しており(2013Estimate 原油70,000bbl/day、精製油製品5,678bbl/day)、臥薪嘗胆で切り詰めたとしても年間150万トン程度の原油は最低必要であろうか。

 ロシアなど他の諸国、或いは密輸などでも原油を入れているようだが、数量はさすがに少ないので、中国原油の供給量はおそらく150万トン程度であろうか。

NKoilfact
@北朝鮮最大の製油施設「峰火化学工場」。中朝国境の新義州市郊外にあり、敷設された30㎞のパイプラインで中国から大慶油田等の原油の供給を受けている。中国の援助により建設され1980年に稼働したといい、その精製能力は年150万トンといわれる。ちなみに丹東からのパイプラインの最大送油能力は年300万トンといわれる。LPガス、ガソリン、ナフサ、灯油やジェット燃料、軽油、液体パラフィン、潤滑油、重油やアスファルトなどが精製生産されていることになる。なかなか立派な施設であり、近くにはSAM陣地などもあるから北にとっては重要施設なのであろう。

Sungri
@北朝鮮北東岸日本海側の羅先市にあるもう一つの製油施設「勝利化学連合企業所」。60年代末期に旧ソ連の援助により作られたという。隣接する先鋒港にはタンカーの動きが窺えるので、上海沖で北朝鮮タンカーに積み替えられた原油などはここに入っているのであろう。 タンカーと言っても北朝鮮のは数千トン程度の内航タンカーであり、細々とした稼働状態のようである。

NKChinasea

NKTanker
@上海沖で密輸原油を受け取った北朝鮮タンカー(外務省サイトより)。海上自衛隊のP-3Cや護衛艦の監視活動によるものだが、中国沿岸から150浬もない東支那海で度々行われていることであり、中国海軍・海警、公安当局などが全く知らなかったというのは少々疑問であろう。中国政府は黙認の「お目こぼし」と考えるのが自然だろうか。写真上の「Chon Ma San号」は北朝鮮最大の油送船である(GT2,808t)。ちなみに下写真の「Rye Son Gang 1号」はGT1,757tという。

 中国通関統計では2014年以降北朝鮮への原油輸出額は「ゼロ」としており、中国公式記録上は北への原油輸出は停止したとなる。

 国による管理が行き届いており、統制のしっかりとした人類の理想的な国家である「中華人民共和国」であるから、目的に沿って政府が統計数字を変えることには何の抵抗も無い。

 中国の経済指標統計自体アバウトなところがあるわけだが、北朝鮮への原油輸出額を近年敢て「ゼロ」としたのは、北への原油供給についてはアメリカ等国際社会に指はささせない、との意思表示と見ることもできようか。

 北朝鮮の貿易決済であるが、さすがに北朝鮮ウオンを受け取ってくれるところは無いだろうから、中国元やドル、或いはルーブル建てというところになるだろうか。

 北朝鮮は中国との貿易については、長期借款や中朝友好援助などの支援優遇措置を受けていると考えられるが、それでも外貨は必要である。

 核・ミサイル開発はじめ先軍政治に必要なものは中国公司経由で欧州などからでもほぼ何でも入手が可能としても、それには外貨が要る。 露や他の諸国との貿易や或いは密輸入といった取引には手持ち外貨が必須となろう。

 北朝鮮の貿易と言うのはいわば、「掘った石炭、シャツやパンツ、烏賊やタコ、筵や草履を売って、電気機器、機械類、トラックなど車両そしてガソロンも買う」というものであるから、貿易構造からして赤字体質である。

 不足外貨は、労働者の国外派遣労働による労賃収入、価格競争力のある弾道ミサイルや小火器等の武器輸出や、麻薬、偽札、外国銀行口座のハッキング送金などの非合法活動まで行い外貨獲得に努めているわけだが、近年はこれらの活動にも国際社会の監視が厳しくなってきており芳しくない。

 昨年は日本海沿岸部に漂着した北朝鮮の遭難漁船が記録的な隻数だったそうだが、夏場なら兎も角、冬の日本海に凌波性の悪い平底の小型木造船で出漁するのは無茶・馬鹿なのは、漁師や少しでも海の経験のある者なら解っているだろうが、わが共和国の漁労革命同志が社会主義強国建設の大門を開くべく決死的突撃出漁を敢行しているのであろう。

 多少タルイカの漁獲ノルマをふやしたところで解決する問題ではないから、イカで遭難白骨化するのでは気の毒である。

 トランプ政権は北朝鮮と交易する中国公司や金融機関に対して制裁を発動しており、中国自体への締め付けをも厳しくして来ている。

 中国も米経済制裁に対抗して報復措置を取るわけだが、米中貿易は中国の大幅な輸出超過であり所謂「貿易戦争」になった場合、米中どちらも経済停滞で痛みは生じるだろうが、中国の被る痛みのほうが遥かに大きいであろう。

 究極的には、「米国のマーケットでの繁栄をとるのか?or北朝鮮と心中するのか?」の選択が中国には突きつけられる話であるが、順調な経済発展を基盤として習近平による盤石の終生政治体制を築きつつある時に経済発展が崩れることがあれば、政権自体危うくなりかねまい。
 出る算盤の目は決まっていよう。

 中国に言葉だけでなく実行動で北朝鮮への国際経済制裁を遵守実行させるのには、極めて効果的であろう。

 中国はあと20年もすれば世界一の経済力と世界一強力な軍事力を持つ予定である。 アジアから新しい秩序と新しい国際ルールを世界に敷こうという国である。 中国が国際社会に協調するのでなく、国際社会が中国に協調するとの考えであるから、「北への国連決議制裁実行してください」とただお願いして、「あいよ」とやってくれる国ではない。

 トランプ政権の出方など覗いながらも、中国は北朝鮮との経済交流を自粛・縮小せざるを得なくなって来ている。

 北朝鮮は国際経済制裁強化により相当な危機状態にはあるが、共和国朝鮮人民の経済困窮に対する「耐性」というのは、並外れたものがある。

 1990年代後半に生じた食糧難でのわが共和国「苦難の行軍」時代には、飢餓による餓死者を50万~60万人生じたと言われる。 餓死者数は24万~350万との説もある。 栄養不良による幼少者の罹患病死なども頻発するだろうし、出生率は低下し平均寿命も縮む。 飽食の社会で生活する者には考えられない世界だが、表す数字以上に大きな社会的影響が生じたであろう。

 その苦難の飢餓地獄の時代でも、朝鮮民主主義人民共和国の金王朝は崩壊することなく存続した。
 
 共和国朝鮮人民は、社会主義強国建設に驀進する革命戦士として、わが共和国を抹殺しようとする米帝や日帝安倍一味の陰謀に屈することはなく、元帥様を守るためならば喜んで餓死するのであり、人民は皆覚悟が出来ている!マンセー。

 国内の道路の舗装率は3%(CIA 2.8% 2006年)という社会であり、道と言うのは雨が降れば泥濘と化す土であり、橋は木が当たり前。 木の芽や小動物を食料とする原始生活にも慣れている。 経済の困窮に易々とは屈しない耐性が、世代から世代へと育まれて来ているだろうか。

 一般人民の革命戦士はそれとして、朝鮮労働党や朝鮮人民軍の高官が自家用車として使っているベンツ公用車が動かなくなったり、元帥様が幹部に授ける外国製高級品の入手が困難になったり、高官婦人らが必要とする外国製の装飾品や化粧品の入手が難しくなるのは、大変な大問題だろうか。

◆首脳対話のゆくえ

 北朝鮮が何とかして経済制裁の緩和を得ることを今回狙っているとすれば、予定されている首脳会談では相当思い切った「核放棄提案」や「段階的核放棄手順への合意」をすることも予想されようか。

 わが共和国の最高尊厳に対する米帝の非礼があったりすれば、何時でも会談が流れる可能性はあるわけだが、共和国の現状を考えると今回の機会を逃して1年も2年も待つことは厳し過ぎる。 金正恩は会談に出てくるであろう。

 韓国は首脳会談をしたと言うだけでも「人道的援助」などを始めそうだが、やはり同じ民族であり、極寒の地で飢え迫る夜を迎えているのは同じ血をひく親族なのであるから、他とは少々違う感覚があるだろうか。

 北朝鮮は、最近狭まってきてしまった中朝貿易の扉をも少し緩く開く環境を作ることは必須であろうし、そのための必要な譲歩はするのであろう。

 人道支援なり、国際経済制裁の緩和をも当然狙うのだろうし、さらには、甘くして「共和国の安全保障に脅威を与えている在韓米軍や在日米軍の退去」や、「米韓や米日間の軍事同盟の廃棄」の合意でも出来るならば、朝鮮人民の唯一の正統な指導者である金正恩委員長の下に南北朝鮮統一への道が開けることになり喜びは北朝鮮のみならず、中国としても原油くらいなら幾らでもタダで北朝鮮に差し上げますとなるだろうか。

◆核兵器などの廃棄確認の難しさ

 仮に核兵器とその投射手段である弾道ミサイルの開発中止・廃棄の合意がなされた場合、廃棄実施の確認のために国連機関なりが北に入国し査察確認することになるだろうが、「隠匿行為の無い廃棄完全実施」を確認することはきわめて難しい。

 シリアは2013年その保有する生物化学兵器の完全廃棄に合意し、国連機関などがアサド政権の保有していた化学兵器1300tあまりを危険性の少ない地中海の船舶上などで廃棄処理し、「完全廃棄」した筈であったが、その後もシリア国内で反アサド政権側への化学弾攻撃が行われており、完全放棄などはせず一部隠匿していたものと言わざるを得ない。

 イラクは2003年のイラク戦争直後は言われていた生物化学兵器は発見されず、サダム・イラクは新たな生物化学兵器の開発は行っておらず、保有していたストックは既に全量処分したものと思われたが、旧イラク軍の弾薬処分の時になって罹患する米兵が発生して、化学弾が普通弾に偽装されて秘匿されていたことが解った。数千発の化学弾が通常弾薬庫に分散隠匿されていた。

 国連決議受諾など国際的合意の所謂「話し合い」によって独裁国家がその保有する生物化学兵器などを誠実に完全廃棄した、などという事例は寡聞にして知らない。

 北朝鮮は核兵器ばかりでなく、韓国国防省によれば2,500t~5,000tの生物化学兵器も保有していると言われる。 仮に北朝鮮がこれら核兵器や生物化学兵器の廃棄に合意し、国連機関の廃棄確認査察を受けたとしても隠匿保有しておくことは左程難しくもないことであろう。 国連機関の査察団などは人数が知れている。

 これまでの交渉事例を考えれば、「柳の下にドジョウ」はおり「核放棄」など上手い餌を付ければドジョウはまだ釣れる。 合意を誠実に履行するなどは愚か者のやることであり、相手から頂くものはしっかり取り、出すものは誤魔化しておく。 揉めれば相手の不誠実をなじって合意は破棄し、元の線に戻るだけ。 独裁者の思考とはそんなものさ、と言っては言い過ぎだろうか。


参考; UN Security Council- 1718 sunctions committee (DPRK) Reports

日本チンボツニダ

 今年は9月に入っても数日は夏日が続いていたが、もう肌寒さを感じる今日この頃である。

 早や10月の声を聞き本格的な秋の訪れだろうか。 今年は4日が中秋の名月だそうだが、秋深し。 これからはスコッチのお湯割りといくかな。

DSCN3641


 北朝鮮は日本に対しても激しい恫喝声明を出している。

 衆議院解散で近く選挙があるとのことなので、それを見据えたものであろうか。 「首相の安倍と内閣官房長官、外相のポストに就いたばかりの河野」このあたりが「朝鮮半島情勢の緊張をあおり立てる日本の反共和国制裁・圧力騒動」に狂奔する日本反動の首魁3悪人というところのようである。

 「一触即発の情勢がいつ、どの時刻に爆発して核戦争と化するかは誰も知らないことであるが、いったん、火がつけば瞬く間に全日本列島を呑み込むようになるということは、あまりにも自明の事実である。」「日本列島に核の雲をもたらす」となかなか過激な「書く攻撃」ぶりである。

 言うまでもなく日本は世界で唯一の核被爆国なわけだが、その国に対して「また核攻撃したろか」とは北朝鮮のアヴノーマルぶりは際立つ。



◆◆◆引用:朝鮮中央通信

日本の領土を政略実現のいけにえにするつもりか 朝鮮中央通信社論評

【平壌10月2日発朝鮮中央通信】最近、首相の安倍と内閣官房長官、外相をはじめとする日本の政府当局者らが反共和国圧殺騒動に熱を上げている。

先日、国連総会で安倍はわが問題について、「対話ではなく、圧力が必要だ」などと一場の演説をしたかとすれば、各国の首脳に会って「国際社会の連携」を鼓吹しながら国連の舞台を奔走した。

特に外相のポストに就いたばかりの河野が、国連安保理理事国の外相らと電話対話を行う、中東諸国を訪問するとして、対朝鮮圧迫共助を哀願する醜態を演じて世人の嘲笑(ちょうしょう)を買っている。

内外を訪ね回っていわゆる演説、テレビ放送出演、首脳会談、電話対話など対象と場所、手段と方法を選ばずわれわれに対する「最大の圧力」を言い散らす日本政客らの行為は実に狂的な騒動だと言わざるを得ない。

「朝鮮半島危機論」「北の脅威説」を政略的に利用する日本反動層の下心はすでに、国際社会の前にことごとくさらけ出された。

米国の対朝鮮圧殺策動に便乗して日本がしつこく起こしている制裁・圧力騒動は、われわれの対応を「誘導」して朝鮮半島情勢を引き続き緊張させようとするところに目的がある。

「安保危機」だけ高調させれば自分らの政略的目的を容易く達成することができるという打算である。

朝鮮半島情勢による「安保危機」説こそ、憲法改正に反対する内外の強い抗議を静め、国の軍国化を促すと同時に、内部の結束を図って不正腐敗、経済難などによって窮地に追い込まれた現執権勢力を救出するうえで、なければ作ってでも出すべき「有用な問題の種」なのである。

日本の反動層はすでに組織犯罪処罰法を改正し、防衛費を大幅に増強したし、内閣改造に続いて衆議院を解散して早期選挙戦に入るなど、不純な政治目的を電撃的に実現している。

しかし、会心の笑みを浮かべるにはあまり早い。

朝鮮のことわざに楽しんだ谷に虎が出るというものがある。

朝鮮半島情勢の緊張をあおり立てる日本の反共和国制裁・圧力騒動はすなわち、日本列島に核の雲をもたらす自滅行為である。

一触即発の情勢がいつ、どの時刻に爆発して核戦争と化するかは誰も知らないことであるが、いったん、火がつけば瞬く間に全日本列島を呑み込むようになるということは、あまりにも自明の事実である。

地球で唯一に核惨禍を被った日本人民が、またもや幾人かの軍国主義反動分子らの政略実現のいけにえになるなら、それは世紀の悲劇になるであろう。

日本の政客らは、朝鮮半島の情勢悪化から利得をむさぼりながら無分別に振る舞う前に、その結果から深く考えるべきである。---
◆◆◆



火星12再び日本上空へ向け発射

まいどお騒がせの北朝鮮であるが、8月29日の発射に続いて9月15日再び「火星12」弾道ミサイルを日本列島を超えて太平洋に撃ち込んでいる。

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 8月29日の発射は若干脱力系に終わっていたので、敗者復活戦というところだが、今回はうまく翔んだようである。

 防衛省によれば、15日0657頃順安付近から北東方向に発射、0704から0706にかけて北海道渡島半島付近から襟裳岬付近の上空を通過し、0716頃襟裳岬の東約2,200㎞の太平洋に落下。飛翔距離は約3,700㎞、最高到達高度は約800㎞としている。

 韓国軍筋では飛翔距離は3,700㎞と同じだが、最高到達高度は770㎞あまりとしている。大した違いはないのだが、地理的関係からして自衛隊の観測値のほうが精度が高いであろう。

 北朝鮮は今回の発射映像も公開している。



 何時ものおばちゃんアナによる放送だが、なんとなく笑える。

 発射場所は前回同様平壌国際空港であるが、今回はより実戦的にTELより直接火星12を発射している。

 TELのタイヤ保護スカートは最後部のものが外されているのが目を惹くが、火星12の発射ブラストはTEL車体下面全体を覆うかなりなものなので、最後部のスカートはブラスト圧に耐え難いのであろう。


 火星12ほどの大型ロケットになると発射噴炎も相当なものだが、TELのタイヤは耐熱性のあるコンバットタイヤであろうが、輸入品であろうから大切に使うようだろうか。

 最近の中露の同種ミサイルや北極星-2のように、ガス圧でミサイルをいったん空中に射出してからミサイルロケットに点火する方式にすれば楽なわけだが、それは現在開発研究中で4月のパレードに登場させたICBMモックアップのような次世代弾道ミサイルに乞うご期待ということであろう。

 火星12はこれまで3回発射して2回飛翔成功であるから、北朝鮮のミサイルとしてはかなり信頼性が高い。

 米本土に届きそうだという火星14の一段目も火星12と同系列のものであり、いずれも飛翔には成功しており、この系統のロケットエンジン推進系は成功作と言えるのであろう。

 今回は実戦的訓練と称しているので、おそらくは800㎏程度と思われる「主体朝鮮式核弾頭」のダミーウエイトを搭載しているのであろう。

 弾頭がエンプティであれば4500㎞程度翔ぶのだろうが、実核戦力としては今回の3700㎞というのが火星12の最大射程であろう。グアムの米軍基地を攻撃するには十分なものである。

 ただし、命中精度はかなり怪しい。北朝鮮は制御系は苦手なようであるから、グアム島内の米軍基地に着弾命中させるのは困難で、島内に着弾する確率も50/50くらいだろうか。

 命中精度の低さを補うものは弾頭威力の大型化であるが、先日実験していたような小型水素爆弾のような大威力小型核弾頭開発の必要性があるのであろう。

 グアムを射程に収めるミサイルとしては火星10(ムスダン)が既に部隊配備されているわけだが、火星10は8回ほど発射して翔んだと言えるのは一発。発射直後の爆発で地上要員に死傷者も出しているといわれる。

 ソ連では成功作であったSSN6をベースにした火星10であるが、ロケットエンジンがタンク内に組み入っていたり制御エンジンが2基だったりと些か複雑なシステムで、また燃料も長期の戦略潜水艦待機に耐える保存性の高い液体燃料と、北朝鮮にとっては些か扱い難い技術のものだったろうか。

 火星10は射程を延ばすために大型化もしているが、十分に咀嚼できない模倣技術の上に更に大きく重くすれば、結果は明らかであったろうか。火星10ムスダンは見事な失敗作であった。

 先日の国連安保理において満場一致で議決をみた北朝鮮経済制裁強化案も、とくに中国そしてロシアの抵抗で原油の輸出禁止等の骨は抜かれたものの、石油製品はじめ北朝鮮への輸出は今後減ってゆくものと予測されるから、北朝鮮にとっては時間との闘いがある。

 今後、核兵器開発とその投射手段である弾道ミサイル開発を北朝鮮は加速してゆくのであろう。



 

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