Bandoalphaのらく書き帳

 おっさんのブツブツですぅ。 脱力系あるいはガッカリ系ブログとでも申しましょうか、その時その時の思いついた事の、テキト~なメモ書き、らく書きですぅ。       至らない点につきましては、ご指摘を戴ければ嬉しいです。 ただ、ご指摘を戴いても、進歩・学習する能力がねえ~                                                                Toshi Hino/桧野俊弘 Bandoalpha@msn.com                                                    

BMD(弾道ミサイル防衛)

Jアラートそしてミサイル防衛

 北朝鮮が日本方向にミサイルを発射した直後にはJアラートが鳴っているというが、さしずめ現代版の「空襲警戒警報」であり、なんだか昭和20年の戦争末期みたいな状況を思わせる。

 ボケッと平和が長く続いていた日本で、「ミサイルが発射されました。避難してください!」などという警報が鳴ることなど誰が想像出来たろうか。

 日本の安全保障はいまや、戦後最大の危機に直面している。

 Jアラートは上手く機能しているようで北のミサイルが着弾するとしても数分は余裕があるようであるから、カップヌードルを喰える準備くらいは出来そうである。

 北朝鮮が太平洋に弾道ミサイルを撃ち込む場合には必ず日本列島上空を通過することになるし、何かあった場合には弾道ミサイルで日本を攻撃して来る可能性も大いにあり得る。

 北朝鮮は、「おそらく水爆の実験を太平洋上で行うことになる」などとほのめかしているので、これから発射される弾道ミサイルの弾頭には核弾頭の実弾が積まれることを想定する必要があることになる。

 信頼性の低い北朝鮮の弾道ミサイルであるから、想定外の事態が発生してしまう可能性は常にある。

 北朝鮮の勝手な都合で日本上空に向けて弾道ミサイルを発射してその挙句、「アハハ、故障ニダ」で核弾頭ミサイルが日本に落下したのでは堪るまい。

 日本領域に弾道ミサイルが落下して来る場合や、日本が弾道ミサイル攻撃に曝される場合には、イージスBMD護衛艦とPAC-3高射隊でこれを迎撃撃破することになる。

 実戦でもあさっての方向に翔んでゆく弾道ミサイルに対しては迎撃しないが、弾着が予想される脅威目標には対応し、イージスBMDもPAC-3も1目標に対して少なくとも2発の迎撃ミサイルを指向するので、かなりな確率で迎撃成功が期待出来ようか。

 何事も100%ということはないのでドンドン撃たれるばかりの状況になれば、何時かは被弾してしまうだろうか。

 迎撃に成功しても破砕された弾道ミサイルの破片が落ちて来る可能性はあるのだろう。

 大気圏外で迎撃するイージスBMDの場合は大部分の破片は摩擦熱で燃えてしまうだろうし落下地点も目標の遠方になるだろうが、最終防御手段のいわば弾着直前に迎撃するPAC-3の場合は破片が街中に落下することは考えられるから、やはり安全な所に避難するのは大切である。


 護衛艦きりしまのSQT。
 

 「きりしま」はシアトルに寄港した折に見学させてもらったことがあった。霧島というと何と言っても霧島酒造の芋焼酎だが、思い出のある酒であり、東北大震災のときに即座に1億円の寄附を行っていた会社なので、日本に行ったときに飲むのは黒霧島に決めている。

 「きりしま」に栄光と武運あれ!

ペイトリオットPAC-3システム概要



 追加すると、PAC-3ランチャーを「スタンバイ」から「オペレート」モードとし、システムを「エンゲージ」状態に切り替えた後は、最適ミサイルランチャーの選定、発射のタイミング、発射、誘導、目標撃破までシステムが全て自動で行うことになる。人間が介在して判断してる時間的余裕はない。

 先ずレーダ(AN/MPQ-65)が目標を探知した場合、目標が弾道ミサイルか否かを判別するパラメーターが組み込まれているので、よほどにRCSや速度、機動などが弾道ミサイル似の航空機でもない限り付近を飛行する航空機などを誤射してしまう可能性は防げることになる。手動でエンゲージを解除することも可能である。

 日本も導入を決めたという地上配備型イージスBMD「Aegis Ashore Missile Defense System」。イージス艦BMDシステムをそっくり陸上設置にしたものだが、欧州のBMDとしてルーマニアにもう設置されているようである。




BMD(弾道ミサイル防衛)

これまでのBMDシステム開発で最大規模となる実用実験が10月25日に実施されたという。

Ballistic Missile Defense System Engages Five Targets Simultaneously During Largest Missile Defense Flight Test in History

弾道ミサイル3発(MRBM1発、SRBM2発)および巡航ミサイル2発の同時集中攻撃という、異種ミサイルによる複合脅威の実戦的シナリオ状況下で、以下の陸海空軍BMD戦闘統合部隊が応戦している。

DDG-62 USS Fitzgerald (Aegis 3.6.1 BMD Destroyer)
THAAD射撃隊 (32nd AAMDC)
Patriot PAC-3射撃隊 (94th AAMDC)
AN/TPY-2(FBM):Forward-Based Mode(前進配備警戒レーダー)
C2BMC (Command, Control, Battle Management, and Communications):BMD戦闘統合指揮情報システム


「Flight Test Integrated (FTI)-01」と称されるこの実用実験は、西太平洋のクェジェリン環礁(Kwajalein Atoll)にある、ミサイルの試験観測・評価設備の整った「REAGAN TEST SITE(RTS)」を中心として行われている。

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RTS Photo US ARMY

Ronald Reagan Ballistic Missile Defense Test Site

イージス艦はRTS周辺海上。
THAAD射撃隊はRTSのMeck島に展開。
Patriot PAC-3射撃隊は、レーダ(AN/MPQ-65)および指揮管制はMeck島に展開し、ランチャー(LS)は近傍のOmelek島に展開。

状況:
ウェーキ島北方空域でMRBM(E-LRALT標的ミサイル)をC-17輸送機より投下し発射。
AN/TPY-2FBM等が目標を探知し捕捉。C2BMCの統制指揮下、リアルタイム戦域情報をイージス艦、THAAD射撃隊及びPatriot PAC-3射撃隊に伝送。
巡航ミサイル(MQM-107標的)が、RTSのRoi-NamurよりMeck島に向け発射。
巡航対艦ミサイル(BQM-74E標的)が、ガルフストリーム機よりイージス艦に向け発射。
SRBM(ARAV-B標的ミサイル)が、ウェーキ島より発射。イージス艦のAN/SPY-1レーダがこれを探知し捕捉。
Meck島に展開したTHAAD射撃隊がMRBM(E-LRALT標的ミサイル)をAN/TPY-2TM(Terminal Modeー射撃管制レーダ)で捕捉、これをTHAADミサイルで迎撃。
イージス艦が、捕捉したSRBM(ARAV-B標的ミサイル)をSM-3 Block1Aミサイルで迎撃。
巡航ミサイル(MQM-107)をMeck島のPatriot PAC-3射撃隊がAN/MPQ-65レーダで探知し捕捉。これを近傍のOmelek島に展開したLS(ランチャー)のPAC-3ミサイルで迎撃。
対艦ミサイル(BQM-74E)をイージス艦が捕捉し、SM-2 BlockⅢAミサイルでこれを迎撃。
クェジェリン環礁の北東海上よりSRBM標的が発射。Meck島/Omelek島に展開したPatriot PAC-3射撃隊がこれを探知・捕捉し、2発目のPAC-3ミサイルで迎撃。

88ee0b04.jpg

FTI-01概略図 MDA

射撃結果:
THAADは、MRBM標的ミサイルの迎撃に成功。THAADによるMRBM標的ミサイルの実迎撃は今回が初とのこと。
Patriot PAC-3は、巡航ミサイル標的およびSRBM標的の同時迎撃に成功。
AegisBMD艦は、SM-2 BlockⅢAによる対艦ミサイル標的の迎撃には成功したものの、SM-3 Block1AによるSRBM標的迎撃は命中しなかったという。原因は後日の発表待ちだが、SM-3の射撃はしているので、それ以降の段階で何らかの不具合があったことになるだろうか。
日本のイージスBMD護衛艦「ちょうかい」の同ミサイル射撃で標的に命中しなかった事案(JFTM-2)を思い出すが、これは弾頭の「divert and altitude control malfunction」が原因といい、該SM-3弾固有の問題であったというが、状況はよく似ているように思える。

評価:
AegisBMD艦のSM-3Block1Aこそ命中しなかったものの、他の弾道ミサイル標的や巡航ミサイル標的の同時迎撃には全て成功しており、陸海空軍が現有する弾道ミサイル防衛機能の統合運用能力が実証されている。
弾道ミサイルと巡航ミサイルの複合脅威下での統合戦域BMD能力が実証されたわけだが、北朝鮮のようなところは高度な巡航ミサイルは保有出来ないので、寧ろ中国が今回の実用実験結果を深刻に受け止めることだろうか。

BMD弾道ミサイル防衛はレーガン大統領のSDI(宇宙ミサイル防衛)構想より始まるが、SDIは衛星からレーザー射撃で弾道ミサイルを宇宙空間で破壊するのだとかいうSFモドキの奇想天外なもので、実用化には誰が考えてもかなり疑問のあるものであったが、コンピュータはじめ科学技術の進歩により、弾道ミサイルをミサイルにより迎撃するBMDシステムが今では現実に可能なものとなっているのは感慨深いものがある。

Fox Newsによれば今回のFTI-01の費用は$188Mだという。 実動の正味時間は30分程であるから、”1分で5億円”ということになろうか。
ちなみに、1985年以降投じられたBMDシステム開発費は$186Bに及ぶと言う。


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2009年北朝鮮の弾道ミサイル試験に備え、防衛省市ヶ谷グランドに展開した航空自衛隊のPatriot PAC-3。
PAC-3はイラク戦争でイラク軍のSRBM迎撃にも成功しており、BMDとしては最も完成されたシステムだろうか。
野戦機動運用のポイント・デフェンスの小型のミサイルであり、射程が短いのが難点だが、今回のFTI-01でも運用されたLSのリモート配置は、その難点をある程度カバーする手段として注目されようか。


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THAAD部隊 大気圏内での迎撃であるPAC-3の上層、大気圏外も迎撃範囲とする新規開発のBMDミサイル・システム。 部隊への初期配備が始まったばかりだが、最近の試験では連続して迎撃成功を収めており、性能は安定しているように見える。
このシステムのレーダAN/TPY-2はTM(Terminal Mode)としてTHAADミサイルの射撃管制に使われるとともに、レーダ単体でFBM(Forward-Based Mode)として前進配備警戒レーダとしても使用される、非常に解像度の高い強力なXバンド・レーダだという。
TMとFBMとの切換えは単に運用方法だけなのか、あるいは何かハード・ソフトなどを交換するのかは不明。今度機会があったら聞いてみよう。
AN/TPY-2FBMは現在青森県車力に配備されているが、もう1基を日本の南域に配備する計画だという。
Photo: Lockheed Martin


DDG62Pizza (468x311)
AegisBMD駆逐艦 DDG62 USS FIZGERALDの科員食堂。 日本の海上自衛隊では週末は各艦秘伝の”海軍カレー”だが、米海軍では週末の食事はピザという艦が多いようである。
どちらも子供の頃から馴染んだ味であり、嫌いと言う声は聞かず、思わず”やったア”と若い隊員の顔がほころぶものである。

海上自衛隊のカレーレシピ
福神漬けの汁、焼肉のたれ、蜂蜜、ワイン、ブランデー、ケチャップ、味噌・・・隠し味として各艦、各部隊いろんなものを入れるようである。
コーヒーを入れてコクを出すのや、タバスコという手は最近おぼえた。
そういえば、Sよ子さんとこでは隠し味に「コーラを入れます」とか言っていたが、試してみるのは、さすがに躊躇するのだが。
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